例えば、イライラが少しずつ蓄積していくような感覚なら、'get on someone's nerves'がぴったり。'That constant tapping is really getting on my nerves'と言えば、持続的な不快感を表現できます。
一方、瞬間的な怒りや憤りを表すなら、'piss someone off'が強い表現として使われますが、くだけた会話向き。もっと上品に言いたい時は、'irritate'や'vex'といった単語が良いでしょう。'The way he interrupts people really vexes me'と言えば、教養のある印象を与えられます。
「癪に障る」を英語で言うなら、日常会話でよく使われる'bug'が便利です。'It really bugs me when people chew loudly'と言えば、ちょっとした日常のイライラを軽いニュアンスで伝えられます。
フォーマルな場面では'displease'が適切で、'His attitude displeased the entire committee'のように使います。一方、友達同士の会話なら'drive someone crazy'が感情的な表現として使えます。'Her constant humming is driving me crazy'と言えば、我慢の限界というニュアンスが出ます。
興味深いのは'grate on'という表現で、'His pretentious manner grates on me'と言うと、精神的にじわじわと不快にさせる様子を表現できます。
「癪に障る」の英語表現を考える時、文化による感情表現の違いが興味深いです。英国英語では'rub someone up the wrong way'という表現があり、人を故意ではなく不快にさせる行動を指します。'He keeps rubbing me up the wrong way with his sarcastic comments'のように使うと、持続的な不愉快さを伝えられます。
米国では'annoy'が一般的で、'It annoys me when people are late'といった使い方をします。より強い表現では'aggravate'があり、'The noise is aggravating my headache'と言えば、症状を悪化させるほど煩わしいという意味合いになります。
英語学習者向けの教材では'bother'がよく紹介されますが、実際の会話では'irk'という少し古風な単語もたまに耳にします。'It irks me when people don't recycle'と言うと、倫理的な不快感を含んだ表現になります。
「鬱陶しい」のニュアンスを英語で表現するのは意外と難しいですね。日本語の微妙なニュアンスを捉えるには、状況によって使い分ける必要があります。
例えば、誰かがしつこく話しかけてくる場合なら 'annoying' がピッタリです。でも、天気が蒸し暑くて気分が優れない時は 'oppressive' や 'stifling' といった形容詞の方がしっくりきます。
特に面白いのは 'pesky' という表現で、ちょっと軽めの鬱陶しさを表す時に使えます。子どもの頃、妹がいつも私のおもちゃをいじって鬱陶しかったな、と思い出しました。そんな時は 'My little sister was being so pesky!' って言うのが自然です。