詠唱シーンに関して言えば、『Fate』シリーズの英語版は各媒体によって微妙に表現が異なります。ゲーム版は原文に忠実な直訳調、アニメ版は聞きやすさを重視したアレンジが施されている印象。特に『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のBlu-ray英語版では、5.1chサラウンドで詠唱の重低音が体感できるのが魅力です。
興味深いのは、英語版の詠唱が単なる直訳ではなく、詩的なリズムを保ちつつ西洋の魔術らしい荘厳さを加えている点。『I am the bone of my sword』から始まるあのフレーズの連なりは、オリジナル脚本のニュアンスを損なわないよう細心の注意が払われています。アーチャーのキャラクター性が英語音声でも崩れないのは、声優の英語力と演出の賜物でしょう。