漫画や4コマを追いかけると、作品世界の別角度からエキドナを見る機会はある。『Re:Zero -Starting Break Time From Zero-』のようなスピンオフ的な4コマ作品やアンソロジーでは、メイン本編では描かれにくいキャラの細かい仕草や掛け合いが描かれ、そこにエキドナが顔を出すこともある。とはいえ、それらはキャラクターコメディや短編群の一部であって、彼女単独の連載を期待するものではない。
『Re:Zero -Starting Life in Another World-』の本編、特に第4章あたりでエキドナは非常に大きく描かれているから、主役級に感じるエピソードは公式に複数あるものの、エキドナだけを主人公に据えた長期の独立シリーズは公式発表としては出ていない。代わりに本編の外伝的短編や特典小説、ドラマCDなどで彼女に焦点を当てた公式コンテンツが散見される。
『エレノア』のキャラクター背景を掘り下げたスピンオフ作品は、現時点では公式に発表されていないようだ。ただし、ファンアートや同人誌の世界では、彼女の過去を想像で描いた作品がいくつか存在する。例えば、ある同人サークルが『エレノア:Before the Storm』という短編を発表し、彼女がメインストーリーで示唆されていた戦争孤児時代の苦悩を繊細に表現していた。
公式コンテンツとしては、メインシリーズの小説版で断片的に触れられる程度で、独立した物語は未だ見当たらない。ただ、開発陣のインタビューで『彼女のルーツは今後の拡張案の一つ』と発言しており、期待できるかもしれない。個人的には、彼女が魔法能力を覚醒させる瞬間や、師匠との出会いを描くエピソードがあれば熱狂的に支持されると思う。
疑問に思って調べてみると、ウエンディーという名前だけでも扱われ方がけっこう違うんだなと感じた。僕は子どものころから原典の翻訳や映画を見比べるのが好きで、その経験をもとに答えるよ。
まずは『ピーター・パン』系のウエンディーについて。『ピーター・パン』の原作やディズニー作品を出発点にすると、公式の続編や派生作品はいくつか存在する。たとえばジェラルディン・マッコーガンによる続編として知られる『Peter Pan in Scarlet』は、原作を継ぐ形で公認された長編で、大人になった登場人物たちの物語が描かれる。ディズニー側では『Return to Never Land』のようにウエンディーの娘ジェーンを中心に据えた公式映画があるし、近年の実写化『Peter Pan & Wendy』でもウエンディーは重要な役割を担っている。
結論めいた言い方をすると、ウエンディーを主役に完全に特化した単独スピンオフというよりは、彼女やその血筋を中心に据えた公認の続編や派生作が公式に存在すると言える。作品によっては主役の扱いが変わるので、“ウエンディー主人公のスピンオフ”をどう定義するかで答えは少し変わるだろう。個人的には、原作世界の公式続編を追えばウエンディーにフォーカスした物語には触れられると感じている。