あの終わり方については今でも考え込んでしまうことがある。構想が壮大すぎたせいか、途中から話の規模が制御不能になった印象は拭えない。特に後半の展開は、戦略的な駆け引きより派手なアクションに偏り、キャラクター同士の確執が急展開で処理されてしまった。
もし回避する方法があったとすれば、まずは物語の核となるテーマを明確に保つことだろう。例えば『進撃の巨人』のように、最初から終盤に向けた伏線を散りばめ、キャラクターの成長と世界観の変化を同期させていく手法が参考になる。ジパングの場合、中盤で政治劇とバトルシーンのバランスが崩れ、視聴者が求める「海上自衛隊の現代技術 vs. 戦国時代」というコンセプトが薄れてしまった。
もう一点はサブプロットの整理だ。主要キャラ以外のエピソードに時間を割きすぎた結果、ラストへ向けた推進力が分散した。戦国大名たちの思惑をもっと簡潔にまとめ、主人公たちの選択に直結する形で描ければ、緊迫感が持続したかもしれない。最終的に「歴史改変」というテーマを掘り下げるなら、もっと時間をかけて結末を構築する必要があったと思う。