『Welcome to the NHK』のアニメ版が思い浮かぶ。引きこもり青年と謎の少女の奇妙な共同生活を描いた作品で、社会からの逃避と再参入の葛藤をユーモアとシニカルな視線で切り取っている。特に主人公がネットゲームに没頭する描写は、現代の引きこもり問題と重なる部分が多い。
海外作品では『Joker』も興味深い解釈ができる。社会から疎外された男が次第に狂気へと向かう過程は、極端な形ではあるが「人生キャンセル」の果てを描いている。ただしフィクションとしての誇張はあるものの、孤独と疎外感の描写は現実の引きこもり当事者にも共感を呼ぶ要素を含んでいる。
最近では韓国ドラマ『My Mister』が注目を集めた。人生に疲れた女性と中年男性の交流を通じ、社会の歯車から外れた人々の再生を描く。直接的な引きこもり描写ではないが、現代社会における生きづらさを多面的に表現している点で関連性がある。