倫理面で混乱する話題だが、僕はまず「当事者への配慮」が最優先だと感じている。
創作の自由と表現の幅は尊重したいが、
辱めを描くときは被描写者の尊厳や読者の安全に対する責任が生じる。年齢や同意の有無は絶対に確認すべきで、未成年や意思能力に問題がある人物を性的に辱める設定は避けるべきだ。さらに、暴力や屈辱を単にショック効果やエロティック要素として消費するのは危険で、被害者を道具化しないように細心の注意を払う。
実践的には、作品の冒頭で明確なトリガー警告を置き、どの程度描写するかの境界線を設定する。描写を最小限に抑え、心理的影響や回復過程に焦点を当てることで、読者が被害の重みを理解できるようにすることも可能だ。もし過去に虐待やトラウマを扱うなら、信頼できる資料や当事者の声に目を通し、センシティビティ・リーダーの助言を受けるのも良い。
最後に、コミュニティや掲載先のルールを確認すること。例えば『ハリー・ポッター』二次創作であっても、プラットフォームや読者層によって許容範囲は大きく違う。責任ある表現を心掛ければ、難しい題材でも敬意を失わずに扱えると思う。