王室ドキュメンタリーの魅力は、公的な顔と私的な人間像の間にあるディテールを捉えるところにあるよね。『The Crown』のようなドラマも素晴らしいけど、BBCが制作した『Prince Philip: The Plot to Make a King』は、彼の若き日から女王との出会いまでを克明に追っていて興味深い。特に戦時中の海軍時代のエピソードや、王室の伝統に新風を吹き込もうとした改革者としての側面に光を当てているのが新鮮だった。
歴史好きなら、彼が関わった環境保護活動に焦点を当てた『The Duke at 90』も見応えがある。晩年まで精力的に活動し続けた姿からは、単なる「女王の配偶者」以上の存在感が伝わってくる。撮影許可が下りた貴重な家族映像の数々が、硬派な内容に温かみを添えている。
王室の歴史に興味があるなら、『Philip and Elizabeth: Portrait of a Royal Marriage』は必読です。
著者のGyles Brandrethが丹念に調査したこの本は、フィリップ殿下とエリザベス女王の関係を深く掘り下げています。私が特に気に入ったのは、戦時中のエピソードや、王室の伝統と現代化の間で揺れるフィリップ殿下の葛藤が描かれている部分です。
他の伝記と違って、この本は単なる事実の羅列ではなく、二人の人間味あふれるエピソードがたくさん盛り込まれています。読後、歴史上の人物というより、等身大の夫婦として親近感が湧きました。