ドキュメンタリー作品も含めた完全な年代順リストを作るなら、『イタリアン・アメリカン』や『ザ・ラスト・ワルツ』といった音楽映画が重要な転換点になる。70年代のニューヨーク・パンクシーンを扱った『No Direction Home』と近年の『ローリング・サンダー・レヴュー』を比べると、音楽への情熱が一貫していることがわかる。短編映画『The Big Shave』の過激さから『キッズ・リターン』の温かみまで、短編作品にも注目したい。
2026-08-04 16:41:58
2
Mia
書友
俳優
スコセッシの作品を年代順に追うなら、まずは1967年の『Who's That Knocking at My Door』から始めるのが理想的だ。彼の初期のリアリズムと宗教的テーマの萌芽が見える。
スコセッシの映画でまず思い浮かぶのは『タクシードライバー』だ。この作品のトラヴィスの狂気と孤独の描写は、都市の闇をえぐり出すような強烈な印象を残す。
70年代のニューヨークを背景に、社会から疎外された男の心理がじわじわと崩壊していく過程は、今見ても新鮮に感じる。デニロの演技も素晴らしく、特に"You talkin' to me?"のシーンは映画史に残る名シーンだ。スコセッシの社会に対する鋭い観察眼が光る作品で、何度見ても発見がある。