『ラハン』のような文明再生と剣と魔法の世界観を探しているなら、『狼と香辛料』が思い浮かびます。
舞台は中世ヨーロッパ風の経済が発達した世界で、廃れた神々の伝説と商売の駆け引きが絡み合うところが『ラハン』の雰囲気と通じます。特に、旅を通じて文明の成り立ちを解き明かしていくプロセスは、どちらも「失われた時代」への郷愁を感じさせます。
一方で、『狼と香辛料』は経済戦略に重点を置き、『ラハン』より日常的な人間模様を描く点が特徴。ホロの知恵と
ロレンスの商才の掛け合いから、剣ではなく言葉で切り開く生存戦略が見ものです。金属器と蒸気機関の文明再生劇というより、貨幣経済という別角度から文明の再構築を描いていると言えるでしょう。