「奇しくも同じ構え」という日本語表現を英語に訳す場合、ニュアンスを正確に伝えるのはなかなか難しい。直訳すると 'coincidentally in the same stance' あたりが近いが、実際の英語圏の作品では 'mirror each other's movements' や 'unconsciously synchronize' といった言い回しの方がよく使われる。特に戦闘シーンや対決場面で、敵同士が偶然同じポーズを取るというドラマチックな瞬間を表現する際に用いられることが多い。
例えば『マトリックス』のネオとエージェント・スミスの決闘シーンや、『アベンジャーズ』のキャプテン・アメリカとバッキーの対峙シーンでは、カメラワークとともにこのような偶然のシンクロが効果的に使われている。アニメでは『ナルト』のサスケとナルトの最終決戦が典型例で、海外ファンの間では 'the mirrored stance' と呼ばれて熱狂的に語られることがある。
文化的な違いも興味深く、日本の作品では運命的な因縁を感じさせる演出として用いられるのに対し、西洋作品ではどちらかというと心理的な繋がりや対等な力関係を示す手法として使われる傾向がある。『ダークナイト』のジョーカーとバットマンの対話シーンなど、敵同士の意外な共通点を浮き彫りにするような文脈で登場することも少なくない。