叙情詩を書くなら、まず『逆説』を探してみるといい。悲しいときほど空が青く見えたり、賑やかな場所でふと孤独を感じたりするような矛盾した体験こそ、詩の種になる。『フルメタル・パニック!』の宗介が戦場で花に気付くシーンのように、対極にあるものの組み合わせが深みを生む。
言葉選びでは、漢字とひらがなのバランスに注意する。『薫風』より『かおるかぜ』と書いた方が柔らかい印象になり、『黄昏』より『たそがれ』にすればより叙情的になる。擬音語も効果的で、『
雨音』と書く代わりに『しとしと』と表現すればリズムが生まれる。
完成した詩は、全く関係のない人に読んでもらうのが意外に役立つ。作者の内輪受けするニュアンスがなくなり、普遍性が磨かれるからだ。最終的には、読む人が自分の記憶を重ねられる隙間を残しておくのが理想だと思う。