表現の落としどころを探るとき、いつもまず自分の創作方針を言葉にする習慣がある。
ガチムチ要素を取り入れる場合でも、描写がどこまで法的に問題になり得るかを段階分けして考えると対応しやすい。具体的には、①既存キャラの使用は極力避けるか、明確なパロディ性を持たせる、②実在人物をモデルにしない、③年齢や合意の有無が曖昧にならないようラベリングする、という順序でチェックしている。
プロモーション時にはサムネイルやプレビューを控えめにして、配信先の利用規約や決済サービスのポリシーを事前確認する。とくに有料頒布する場合は支払い業者が成人向けに厳しいことがあるから、別ルートでの頒布や同人イベント中心にするなどの工夫をしている。過去に規約違反で公開停止を喰らった知り合いの話を聞いてからは、事前確認の習慣を崩さなくなった。