中国の古典『封神演義』を現代風にアレンジした『仙界伝 封神演義』は、仙人たちの派手な術法合戦が見どころだ。
太公望を主人公に、天界の仙と地上の人間が入り乱れる戦いが描かれる。
この作品の面白さは、深刻な戦いの合間にコミカルな要素が散りばめられているところ。例えば、普賢真人が乗るのは普通の白象ではなく、ピンクの象だったりする。伝統的な物語の枠組みを保ちつつ、現代的なテンポ感とユーモアでリメイクされている。
特に、各キャラクターの「法宝」と呼ばれる特殊武器のバリエーションが豊富で、戦闘シーンごとに新しいアイテムが登場するわくわく感がある。重厚なテーマを扱いながらも、軽やかに読み進められるバランスが絶妙だ。