例えば、ガンジーやキング牧師の非暴力抵抗運動を見ると、単に戦わないのではなく、不正に対して積極的に声を上げつつも武力を用いない方法で変革を求める姿勢だ。最近観たドキュメンタリー『The Act of Killing』では、暴力の連鎖を断ち切る難しさを痛感したが、まさに平和主義はその連鎖を断ち切るための積極的な選択と言える。
歴史を振り返ると、日本国憲法9条のように制度として平和を追求した例もあるが、現実には解釈改憲などの課題もあり、単なる理想論では済まない複雑さがある。ゲーム『This War of Mine』で民間人の視点から戦争を体験すると、平和を維持することの大変さも実感できる。単に「争いを避ける」消極的態度ではなく、どうすれば対立を超えられるかを考える能動的な思想だ。