パリのアニメーション学校Gobelinsの卒業制作『The Owl and the Pussycat』は、エドワード・リアの詩をモチーフにした現代的な解釈作品だ。3DCGと手描きアニメを融合させたスタイルで、航海する梟と猫のシュールな旅を描く。伝統的な物語の枠組みを保ちつつ、SNS時代らしい視覚的ギャグが散りばめられているのが特徴。音楽の使い方が特に印象的で、クラシックな旋律にヒップホップのリズムを絡ませるセンスが光る。
チェコのストップモーションアニメ『Kocour a Sova』(1970年)は古典的な選択肢だ。毛糸で作られた猫と梟が、夜のアトリエで繰り広げる静かなバレエのような動きが美しい。対話は一切ないが、ふわふわした素材感と影の使い方で、捕食関係にあるはずの二者が共存する不思議な時間を可視化している。特に明かりを消すシーンの照明効果は、短編ならではの瞬時の感情転換を見事に表現している。