戦史の本棚を眺めていると、ある伝記がどうしても手元に残る理由が見えてくる。僕は兵站や戦略の細部に惹かれる性質なので、軍事的人物の伝記を選ぶときは戦場の描写だけでなく、政治的背景や資料批判がしっかりしている本を優先する。そこで勧めたいのが、英語圏の評判が高い一冊、'Napoleon: A Life'だ。
古い軍記や英雄譚に惹かれることがあるため、伝記を読む際は原典との突き合わせを重視している。僕はまず古代史の現場証言を読む習慣があり、軍神と評される人物については古典史料に立ち返るのが良いと考えている。そこで推薦したいのが、古代マケドニアの英雄に関する秀逸な現代研究、'Alexander the Great'である。