「無い袖は振れない」という日本語の諺を英語で表現するなら、'You can't squeeze blood from a turnip' というフレーズがぴったりだと思う。文字通り訳すと「カブから血は絞れない」という意味で、存在しないものからは何も生み出せないというニュアンスが共通している。
実はこの表現、昔のアメリカ西部劇でよく使われていたらしく、土地や金に困った人々の絶望感を表すのに使われたとか。現代でもビジネスシーンで「リソースがないんだから無理だよ」と諭す時に使われることがある。面白いのは、英語圏では野菜のカブが比喩に使われる点で、文化によってイメージするものが違うんだなと感心してしまう。
似たような表現に 'You can't get water from a stone' という言い回しもあるけど、こっちはどちらかと言うと冷酷な人に対して使われることが多い気がする。諺ってその国の歴史や価値観が滲み出ていて本当に興味深い。