医者の夫に傷ついた心、時が癒やすまで女性の後輩とバレンタインを過ごそうと急いでいた医者の夫は、不注意にも下剤をビタミン剤と勘違いして私に飲ませてしまった。
そのせいで流産した私は、夫に助けを求めて電話をしたが、彼は苛立たしげに私の言葉を遮った。
「何度も言わせるな。俺は医者だ。人を救うことは何よりも優先される。お前とバレンタインを過ごす時間なんてないんだ。
用があるなら帰ってからにしろ。もう二度と邪魔をするな!」
直後、夫の後輩がSNSに投稿した写真を目にした。
そこには、ムード満点の照明の下で、男の腹筋に触れる彼女の手が写っていた。
【今夜はたっぷり試させてもらったけど、やっぱり彼、すごかった……うふふ〜】
私は静かに「いいね」を押し、こうコメントした。
【こんなにいい男を捕まえられるなんて、羨ましい~】