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橘まさと
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Novels by 橘まさと

俺の可愛い妹系ヒーラーが職場の鬼上司だってマジ!?

俺の可愛い妹系ヒーラーが職場の鬼上司だってマジ!?

 新人の派遣社員として動画制作会社で働いている主人公の近藤ユウ。  彼の趣味はゲームであり、特にはまっているのがMMORPGの『Familia of Eden(通称FoE)』である。剣と魔法と使い魔を使う王道ファンタジーRPGで、派遣先の入社日の前日も勇者〈ユージン〉として活躍し、ロリ妹ヒーラーの〈アイン〉と楽しく過ごしていたのだ。  そのせいで入社日に遅刻ギリギリで出社となり鬼部長と名高い斎藤カズエに眼を付けられてしまう。  FoEのプロモーションイベントに斎藤と共に向かったときにFoEで使えるパートナー契約アイテム「エンゲージリング」をゲットして、〈アイン〉に渡したらそのアイテムを斎藤もつけていて……。
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Chapter: 責任ある仕事
■MUGENLABO 翌日、早く寝たことで遅刻することなく出勤もした俺のそばに斎藤部長がやってくる。  昨日叱られたこともあったので、俺は緊張していた。(なんかやっちゃいました? ってラノベではよくある言葉だけど、実際につかうのは悪い意味でしかないんだよなぁ……)「近藤、これをやってみなさい」 「確認させていただき……ます」 俺が部長から受け取ったのは企画書コンペの案内だ。  それは俺が遊んでいるゲームFoEのプロモーション企画に関するものである。「ええ!? これ、俺がやっていいんですか!?」 「コンペといっても広く業界で募集されているものだ、A4用紙1枚で魅力を伝えるペライチなので近藤でもとっつきやすいだろう」 「部長ありがとうございます! 俺、がんばります!」 思わず、俺は部長の手を握ってブンブン振ってしまい、さすがに部長にひかれてしまっている。「ま、まぁ……やる気があるのはいいことだ。GWに行われるFoEのイベントへの企業招待券ももらっている。企画書を作る際の参考のため一緒に行くぞ」 「部長もゲームやられるんです、か?」 「誰かと違って仕事に影響でない程度にはな?」 「……うぐっ」 痛いところを突かれて俺は思わず声を漏らした。  ほんと、この部長には頭が上がらない。「とにかくだ。GW開けの金曜日には提出だ。会社での作業期間は1週間程度しかないからな。複数案を出すもよし、1つを突き詰めて考えるもよし。近藤のスタイルに合わせてやってみろ」 「わかりました! 斎藤部長、ありがとうございます!」 雑用ではなく、ちゃんとした仕事を渡されたので俺は気合いを入れて資料に目を通していった。〈沖田〉『近藤クン、やったね! 企画系の相談なら山南さんが詳しいよ。資料のまとめ方も上手だから、知識がすごいんだよ』 〈山南〉『沖田さんに言われるなんて……恐縮……です』 〈近藤〉『ありがとうございます! 早速なんですが……』 チャットでも沖田さんをはじめ、みんながフォローしてくれる。  俺は今の流れがとっても、オンラインゲームで作戦会議をしているような雰囲気で心地よかった。■自宅 その日はすぐに帰り、俺はパソコンを立ち上げた。  過去のFoEのプロモーション動画の確認とFoEを触ってみることをするためである。「そう、これも仕事! 
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-08-27
Chapter: 近藤は仲間を手に入れた!
■MUGENLABO 企画部「この1週間の日報を見させて貰った。君は資料整理だけしていればいい」 月曜から憂鬱になる一言が鬼上司の斎藤さんから言われた。 俺は反論しようにもできない自分が悔しい。「わかりました。やり方を教えてくださいませんか?」「資料室にいって、ここにある企画書をまとめてくれ。やり方は……沖田の手が空かないから……山南、お前が手伝ってくれ」「……了解です」 俺はあまり話したことのない巨漢の山南さんと共に資料室へと向かった。 無口というか無愛想というか、つかみどころのない人である。 野暮ったい髪に四角いフレームの眼鏡をかけていて、表情があまり読めない人だ。 チャットでも、あまり発言を見かけないのでなおさら会話に困った。 書類の束をもった男二人が、資料室へ向かう廊下を無言で歩く。 仕事で忙しくしている部屋の声を背に、オフィスの奥にある薄暗い資料室へとやってきた。 正直言って気まずい……。 「山南さん、よろしくお願いします!」「うん……よろしく。それで資料の整理の仕方だけど……」「は、はい!」 でかい図体に低い声、見下ろされていることもあってか俺は緊張してしまった。 生存本能がヤバイというのを訴えているようである。「あの……そんなに、僕……怖い、かな?」 目の前の巨漢がシュンとしょげたように見えた。 いや、見えるだけでなく本当になっている。「あ、いやそのっ、山南さん、タッパありますし声も低いから……熊みたいで」「熊って……僕は人間なんだけどなぁ」 ため息を漏らした山南さんは資料室の椅子に腰かけて、しょぼしょぼと話し始めた。「二人きりだから聞くんだけどね……近藤くんは結構慕われるタイプに見えるけど、どうしたら人と仲良くできるのなか? 特に、その沖田さんとか……とさ……」「へ? れ、恋愛相談です、か?」「ウン……そう。資料整理はこのくらいなら実際はかからないし、斎藤部長が近藤君にやらせたいことは過去の企画を見て勉強してほしいことだと思うから」 山南さんの言葉に俺は安堵の息を漏らす。 嫌われていたわけではなく、学ばせてくれるためにこの仕事を寄こしてくれたのだ。 先週はデザインソフトを触ってみたけど、上手くいかなかったり、電話の連絡を伝え忘れたりと失敗続きだったのである。 「でも、俺は失敗多かった
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-08-27
Chapter: プロローグ
■自宅   〈サガ〉『敵は食い止めた!』 〈アイン〉『お兄ちゃん! 回復は任せて一気に行ってぇぇ!』 〈ユージン〉『おう! オレに任せろぉっ!』    岩でできた巨人——ゴーレム——を相手に3人のキャラクターと同じく3匹の動物や妖精が俺——近藤ユウ——の目の前のモニターで戦っていた。  巨大なゴーレムの腕をこれまた巨大な盾で防いでいる金髪ロングの騎士の横を通り抜けた赤髪の戦士が派手な片手剣を振るう。  魔法を武器にエンチャントして戦う勇者のユージンが俺の操作しているキャラだ。  物理攻撃があまりきかないゴーレムだが、勇者であれば魔法を武器に付与することでダメージが通るようになる。  派手な斬撃エフェクトと共にダメージがポップアップしていった。  連撃と共に派手な音共に激しいエフェクトが出る光景は何度見ても気持ちいい。    ——Vitctory—— システムの表示がでたところで、俺はパソコンから離れて伸びをした。  壁の上の方にかかっている時計が目に入る。  23時を過ぎたところだ。  俺は慌ててパソコンに戻り、チャットメッセージを入れていく。〈ユージン〉『やっべ! 明日から新しい職場だから落ちなきゃ! じゃあ、また夜に!』 〈アイン〉『お兄ちゃん! お仕事頑張ってね♪』 〈サガ〉『じゃあ、今日はここで解散だな』 俺は我先にとログアウトをして、パソコンテーブルの傍にあるベッドへとダイブする。  一番ハマっているゲームである【Familia of Eden(通称:FoE)】はファミリアと呼ばれる【使い魔】と一緒に冒険するファンタジーRPGだ。  パーティもファミリーと呼び、一緒に過ごす仲間たちとまさに家族のようになれるゲームで俺は楽しんでいる。  もちろん、ゲーム内での結婚システムもあり、俺もいずれは相手を見つけたいと思っていた。  だって、結婚したらステータス補正が上がるんだぜ? 最強を目指す俺にとってそれは避けては通れない道である。「派遣先が見つかってよかったぜ」 ベッドに寝転びながら、俺は天井を見てぼやく。  前の派遣先が雇止めになって1か月、何とか次の派遣先が見つかったのでモヤシ生活ともおさらばだ。  何より次の派遣先は【FoE】のCMとかも作っている広告会社である。  面接を受けて、ゲームへの熱意を
ปรับปรุงล่าสุด: 2026-08-25
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