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第1287話

Author: 夜月 アヤメ
「修を助けた?よくそんなことが言えるわね。彼の胸を矢で貫いたところ、私はちゃんと見てた。もし彼が運よく助からなかったら、もう殺されたのよ」

「お姉さん、本当に純粋ですね。それに、あの時はお姉さんが藤沢さんを傷つけてくれって選んだじゃないですか。あなたが守ろうとしたのは遠藤さんでしょ。今さら僕だけを責めるのはおかしいですよ。藤沢さんの命を心配するなら、あの時別の選択をするべきだったのに」

「もうやめて!」若子は怒りを抑えきれなかった。「全部あなたが卑怯なやり方で脅したせいで、みんなが苦しんでるのに、よく自分は悪くないみたいに言えるわね!」

「お姉さん、ほんとうはね、あの時は遠藤さんを傷つけてほしかったんですよ」

「どちらが傷ついてもおかしいでしょ!ノラ、あなたは本当にひどい人だよ!」

「僕がひどい?」ノラは突然、声を上げて笑い始めた。「ハハハハハ......」

次の瞬間、ノラは若子に飛びかかり、窓際に押し倒した。肩を強く掴んできて、骨がきしむほど力がこもっている。

「お姉さん、全部の真実はまだ分かってないですよ。知ってました?遠藤さんだって裏で僕を助けてくれてたんです。桜井雅子さんのお父さんの会社を買収したのも彼が協力してくれたおかげで、今やその会社は僕のものです。おかげで僕はすごくお金持ちになりました」

「な、何言ってるの......そんなの、ありえない......」若子は信じられないという表情でノラを見つめる。

「なにがありえないんです?遠藤さんは僕に買収されたんですよ」

「でも、あなたは彼を傷つけたじゃない!死にかけたのに、どうやってあなたに協力するの?」

「彼がそれを知る前に買収したんです。その時、僕は誘拐犯として彼に近づきました。なぜ彼が協力したかというと、僕は彼の弱みを握ってたんです。言うことを聞かないなら、彼のしたことを全部ばらすって脅しました」

「彼が何をしたっていうの?」

「知りたいんですか?お姉さん、でもその事実を知ったら、ますます苦しむだけですよ。身近な人たちはみんなあなたを騙してる。遠藤さんもお姉さんが思ってるような人じゃないんです」

若子の目の前に、濃い霧が立ちこめるような気がした。何が真実なのか、まるで分からなくなっていく。

「私の周りで私を騙しているのは、あなた以外に誰がいるの?知ってるなら全部話してよ、もう
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Mga Comments (2)
goodnovel comment avatar
barairose88
この展開、とてもとても緊張しています! すべての真相が明らかになりましたね。  一気に布石の回収が進んでいます! そんな中で修、あの事故中でも、命を取り留めることが出来た! 辛かったね、修! あの言葉は若子の本心ではないよ、安心して…。 ノラがあまりにも計算高く、完全無欠で、極悪ですが…  今回若子は、雅子と侑子が修と自分との仲を引き裂くために送り込まれたコマ、 そして、その元凶のノラと信じていた西也が、実は繋がっていた事実を知り得ました。 若子!もう守られるだけの存在ではいけない! 毅然と立ち向かって欲しい。 ただ西也の手にある暁ちゃん、心配です。
goodnovel comment avatar
シマエナガlove
結局誰でも信用した結果がこれ 修からノラも西也も近くに置くのは危険 警告されてたのに 明日には西也の悪事がバレて さらに子供が西也に渡って 後悔しまくるのかな いまさら感じだけど それにしても修がどうなったのか気にしないんだ 何回も命の危機に陥れてるのに 若子解放されるには 修の力が必要だって ヴィンセントもわかってるけど いま命の危機だから無理だし 西也は後ろ盾ないと弱っちい奴だから 若子解放されても 監視カメラの音声で 脅迫されて言った言葉でも 愛されてる勘違いして暴走しそうだし 気持ち悪い展開が続いてくのかな とりあえず修が助かって欲しい
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