L'hiver est plus froid sans toi

L'hiver est plus froid sans toi

last updateTerakhir Diperbarui : 2021-10-11
Oleh:  Marie Roosevelt CossyOngoing
Bahasa: Other
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2 Peringkat. 2 Ulasan-ulasan
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Sinopsis

L'hiver de décemebre , apportait tout en moins l'intimité de la mais close , et au dehors avec la monotomie et silence de la neige amoncelée ,la paix, une grande paix pour Candice ,jeune écrivain en voyage vers les Etats-unis ,dans l'espoir de dénicher un contrat ,auprès d'une grande maison d'édition ,mais sur place ,elle se heurte à des refus ,et se retourne vers un acteur d'Holywood Brad , et lui proposa d'écrire l'un de ses scénarios susceptible de nouvelle essor à sa carrière . jusqu'au jour oú ils découvrent ensemble la chaleur d'une amitié profonde .

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Bab 1

Nos yeux se croisent

分厚い帳簿が、私の目の前に叩きつけられた。

中には、真壁時礼(まかべ ときのり)がこの十年間に私へ送金した記録が、ページごとにぎっしりと書かれていた。

送金の金額だけでなく、日時まで正確に記されている。

「去年のお前の誕生日には、162000円を送った。

十周年の記念日には、2160000円。

それに、毎月初めには生活費として400000円も送っていた。

今日中に、全部返してもらう。

送金の日時は全部記録してある。自分の目で確認すればいい」

……

「どうした?金がないのか?

朝倉音羽(あさくら おとは)、詩乃に勝手に嫌がらせするなんて、ひどかったな。

これはお前への罰だ。今日返さなかったら、これから三年間、お互い一切会わない。お前も俺に会いに来るな」

その冷たく突き放すような言葉は、今でも耳に残っている。

彼がこんなことを言ったのは、心の中で一番大事にしている義妹を守るためだった。

昨日、私はその義妹から貸していた六百万円を返してもらった。それが、彼の怒りの理由だった。

私にお金がないことは、時礼もよく知っていた。

母は早くに亡くなり、父は長年寝たきり。

この数年は、少しでも余裕があればすべて父の治療費に回していた。

私は仕事もしていなかった。

若い頃に流産し、さらに貧血体質で、体調はずっと思わしくなかった。

何をするにもすぐに倒れそうになり、冷や汗をかくような毎日が続いていた。

私は小さくため息をついて、キャッシュカードを手に外に出た。

照りつける陽射しが容赦なく体力を奪い、数歩歩くだけでしゃがみ込んで休まなければならなかった。

そうやって時間をかけ、ようやく銀行で現金を引き出した。

まさか時礼が、ここまで細かく帳簿をつけていたとは思わなかった。

なにしろこの十年間、彼は給料のカードすら私に預けていたのだから。

でもありがたいことに、そのカードには一度も手をつけたことがなかった。彼から送られてきたお金も、無駄遣いしたことはない。

さもないと、今返せなかったのだ。

金額を数えてみると、おおよそ合っていたが、少し足りない分は義妹から返してもらった六百万円のうち、一百万円を充てた。

昨日、父が危篤になり、急ぎで治療費が必要だった。

その時私も時礼に、あの六百万円は命を救うために必要だったと伝えた。

お金を引き出し終えたあと、私は呆然と立ち尽くしていた。

時礼をどこで探せばいいのか、まったく見当がつかなかった。

何度か電話をかけたが、すべて無視された。

最後には、うんざりしたのか、私の連絡先をブロックされた。

込み上げる悔しさと寂しさに、私は鼻をすすりながら、ただその場に立ち尽くしていた。

かつての私たちは、こんな関係じゃなかった。

昔は、一日に百回もの電話をかけても、彼は嫌な顔一つせずに応じてくれていたのに。

そんな日々を思い出しながら、私は久しぶりに、あるアプリを開いた。

時礼と付き合っていた頃、お互いのスマホに入れていた位置情報アプリだった。

その位置情報を頼りに、私は彼がいる個室の前までたどり着いた。

扉の向こうからは、真壁詩乃(まかべ しの)の楽しげな笑い声がはっきりと聞こえてきた。

「お義姉さんって、ケチすぎじゃない?六百万円くらいでしょ?

お兄さんが私に買ってくれたバッグ、あれだけでも六百万円以上するのに。

ねえ、もしお義姉さんが返さなかったら、どうするの?」

時礼はまるで気にも留めず、こう答えた。

「じゃあ、三年会わないさ。ちょうどこの三年はお前のとこに引っ越して、一緒に暮らすよ。寂しさを埋めてやるぞ、小悪魔ちゃん」

詩乃は甘えるような声で笑い、さらに言った。

「でもさ、そしたらお義姉さん、お兄さんと別れちゃうかもよ?」

一瞬、空気がぴたりと止まった。

そのあとに聞こえた時礼の言葉が、私の胸に重く響いた。

「彼女は俺と別れないよ。

あいつは結婚したがってるしな。十年付き合って、俺の子どもも流産して、今さら俺と別れて、他の誰と一緒になるってありえないんだ。

それに彼女は働けない。父親もがんで寝たきり。俺が支えてやらなきゃ、昔の少しの貯金だけじゃ、生きてこれたはずがない」

私はバッグを握る手が小さく震え、膝から力が抜けた。

泣き声が聞かれてしまうのが怖くて、慌ててエレベーターのボタンを押した。

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Cossy M. Carmelle
Hello , Very nice
2021-10-09 05:50:05
2
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Cossy M. Carmelle
Very nice !
2021-10-01 06:50:31
2
5 Bab
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