Wrong table, right Alpha

Wrong table, right Alpha

last updateLast Updated : 2026-02-12
By:  LihuomaOngoing
Language: English
goodnovel18goodnovel
Not enough ratings
17Chapters
822views
Read
Add to library

Share:  

Report
Overview
Catalog
SCAN CODE TO READ ON APP

It all started with the wrong table. Bella Shane, 28, a tough, no-nonsense urologist, showed up to her 18th blind date-thanks to her mother's relentless pressure. But a seating mix-up landed her face-to-face with Todd, Alpha of the Thunder Pack and ruler of the hidden Northlane werewolf clans. He was cold and commanding and claimed the entire mountain range as his territory. And now? He said she was his destined mate. What began as a dating disaster spiraled into a clash of worlds. Bella, human to the bone, was thrown into a brutal supernatural power struggle. Thor fought fate; Bella fought back-with smarts, guts, and zero patience for growling Alpha egos. As love and loyalty were tested, could a human doctor and a werewolf king defy destiny, or would their bond be torn apart by war, betrayal, and the beast within? A chance blind date. A supernatural love. Step into a thrilling world where humans and werewolves collide-and feel the symphony of courage and desire.

View More

Chapter 1

The Blind date

私は瀬戸紗雪(せと さゆき)。

三年前から、恋人の鈴田響(すずた ひびき)とは離れて暮らしている。

一か月、残業を詰め込んでようやく時間を作り、響に会うため、彼の住む街へ向かった。

けれど、その日、響とは連絡がつかなくなった。

見知らぬ街で一人、十時間待った。

ようやくかかってきた電話の向こうから聞こえたのは、響ではなく、親友の森谷穂波(もりや ほなみ)の弾んだ声だった。

「紗雪、びっくりした?先にいろいろ回ってきちゃった。すごく楽しかったよ。響、案内うますぎ」

穂波ははしゃいだ声で、今日行った場所や面白かったことを次々に話した。

まるで響のスマホに残った三十件の不在着信など、最初から目に入っていないみたいに。

私は黙って聞いていた。

穂波が「寒い」とこぼすまで。

その一言で、ようやく響が電話を代わった。

「先に穂波をホテルまで送る。お前はもう少し待ってろ」

その声を聞いて、私は思わず尋ねた。

「私が何時間待ってたか、知ってる?」

響は少し黙ったあと、冷たい声で言った。

「穂波はお前の親友だろ。そこまで張り合うことか?」

あからさまに責められて、私はもう何も言えなくなった。

電話を切ると、家に帰るために呼んでいた車が来ていた。

運転手は私を見るなり、心配そうに声をかけてきた。

「お客様、もう夜中の十二時を過ぎてますよ。この辺り、あまり治安がよくないんです。家の人は心配しないのでしょうか」

私は雪で濡れた靴を見下ろした。

「そうですね」

そう答えて、少しだけ笑った。

「でも、もう二度とこんなことをしません」

響が、私の不在に気づいたのは、二時間後だった。

彼のスマホの着信音は、海外で流行っているロックナンバーだった。

私の好みではない。

以前、少し拗ねたふりをして、私の好きな静かな曲に替えてほしいと頼んだことがある。

響は、あからさまに嫌な顔をした。

そのときの突き放すような声を、私は今でも忘れられない。

「なんで俺が、いちいちお前に合わせなきゃいけないんだよ」

私はひどく気まずくなり、すぐに謝った。

けれど、ついさっき、親友の穂波がインスタを更新していた。

【まったく。三か月前に例のおバカさんにすすめた曲、私はもう聴き飽きてるのに、あの人まだ着信音にしてるんだけど】

三分前、響がそこにコメントしていた。

【誰がおバカさんだよ】

【ほかに誰がいるの】

穂波の返信は早かった。

スマホには、まだひっきりなしに着信が入っている。

私はふいに笑いそうになった。

私が頼んだときは、あんなに嫌そうだったくせに。

別の女にすすめられた曲は、三か月経っても着信音にしたままなんだ。

電話に出ないでいると、今度はメッセージが次々に届き始めた。

【どこにいるんだよ。頼むから、もう意地張るのやめてくれ。こんな時間に、本当に疲れるんだけど】

響は、文句ばかり並べていた。

思い返してもぞっとするのか、そのとき、前の席から運転手の男性がまた口を開いた。

「知らないかもしれませんね。おととい、あの駅で性的暴行事件があったんですよ。被害に遭った人は助からなくて、そのせいで市内はずっと物騒な空気なんです。

だから今日、あそこでお客様を見かけたときは、正直ひやっとしましたよ。親御さんが知ったら、心配で一晩眠れなかったでしょうね」

指先が小さく震え、私はまた画面に目を落とした。

【なんでそんなに意地になるんだよ。迎えが少し遅れただけだろ】

【穂波だってわざわざ来てくれたんだし、お前の親友でもあるんだから、少しはこっちの事情もわかってくれよ】

スマホを握る手が、また震えた。

胸が締めつけられるように痛かった。

運転手のおじさんは、私が泣きそうになっていることに気づいたらしい。

「ごめん……泣かせるつもりじゃなかったんです……もうこの話はしませんよ」

私は赤くなった目で、ゆっくり首を横に振った。

その言葉に、張りつめていたものが少しだけゆるんだ気がした。

「いいえ。助けていただいたのは、私のほうです」

響はそれからもしばらくメッセージを送り続け、最後には投げ出すように一文だけ寄こした。

【もういい。これ以上は付き合いきれない。少し一人で落ち着けよ】

二十八件のメッセージ。

読み返してみれば、そのほとんどが私を責める言葉だった。

最後の一通だけは、まるで彼がずっと私をなだめていたかのように書かれていた。

急に全身の力が抜けて、強い眠気が押し寄せてきた。

私はスマホの電源を切り、そのまま目を閉じて眠った。

目を覚ましたときには、もう家に着いていた。

運転手のおじさんは、疲れきって眠っている私を起こさず、三時間もそのまま待っていてくれたらしい。

私は料金を支払い、感謝の気持ちとしてお釣りは受け取らなかった。

運転手のおじさんは少し照れたように笑い、帰り際にも声をかけてくれた。

「お客様、家に入ったらすぐ靴を替えてくださいね。ずいぶん濡れてるから、風邪をひきますよ」

その気遣いが、素直にうれしかった。

私は小さくうなずいて、「はい」と答えた。

Expand
Next Chapter
Download

Latest chapter

More Chapters

To Readers

Welcome to GoodNovel world of fiction. If you like this novel, or you are an idealist hoping to explore a perfect world, and also want to become an original novel author online to increase income, you can join our family to read or create various types of books, such as romance novel, epic reading, werewolf novel, fantasy novel, history novel and so on. If you are a reader, high quality novels can be selected here. If you are an author, you can obtain more inspiration from others to create more brilliant works, what's more, your works on our platform will catch more attention and win more admiration from readers.

No Comments
17 Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status