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第320話

Author: 魚ちゃん
明里は強烈な尿意に襲われていた。

夢の中で、彼女は水を飲みすぎてお腹はパンパンなのに、肝心のトイレが見つからない。

「トイレはどこ……?どこなの……?」

疲労困憊し、目をこすりながら倒れ込みそうになる。

空は暗く、道すら見えない。

周囲には人っ子一人おらず、荒れ果てた山野が広がっているだけだ。いっそ「青空トイレ」で済ませてしまおうか。

明里はブツブツと自問自答したが、やはり最後の理性がそれを許さなかった。彼女はあくまでトイレを探し続けることにこだわった。

歩き疲れ、しゃがみ込んでみるが、圧迫される膀胱がかえって悲鳴を上げるだけだ。

立ち上がり、泣きそうになりながら一歩を踏み出す。

「……ここだ」

不意に、低い声がした。

明里にとって、それはまさに神の啓示だった。

目を開けると、そこには輝く便器が鎮座していた!

この瞬間、明里はこれこそが神の奇跡だと確信した。

明里を支えてトイレに入れ、便座に座らせた後、潤は紳士的にドアの外へ出て、静かに扉を閉めた。

決して覗くつもりなどない。主に明里があまりにも泥酔していたため、万が一の粗相を心配してのことだ。

ベッドで
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