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第1132話

Penulis: 雪吹(ふぶき)ルリ
机に突っ伏したまま眠ってしまってどうする?

和也がそっと近づくと、彼女の手にはまだペンが握られ、机の上にはデザイン画が散らばっている。

彼は一枚を手に取り、洋子の才能とセンスが誰の目にも明らかであることを、改めて思い知った。名声に恥じない実力だ。

だが、世間が見るのは彼女の光だけで、彼にだけはその裏にある努力が見えている。

彼女は人より何倍も、多くの汗と時間を注いでいる。

和也は図面を置き、寝息を立てる彼女の小さな顔を見つめた。名家の令嬢は何人も知っているが、そのほとんどは何不自由なく育ち、最後は釣り合う家に嫁いでいく。だが、彼女のように必死に努力する令嬢は初めてだ。その姿は、少し胸を打つほどだ。

彼はそっと手を伸ばし、洋子を横抱きにしてベッドへ運んだ。

彼は彼女を柔らかな布団に寝かせ、自分もその隣に横たわった。

すると洋子は寝返りを打ち、自然に彼の胸元へ潜り込み、両腕で彼の腰をぎゅっと抱きしめた。

和也は思わず唇をゆるめ、「少しはおとなしくできないのか」と小声で呟いた。

二人でこのベッドでは何度も激しく求め合ったが、ただ静かに寄り添っているのはこれが初めてだ。

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