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第 523 話

Penulis: 柏璇
彩乃は外の大きなバスタブを使わず、力の入らない足をなんとか踏ん張って、シャワーの下に立っていた。

亮介は真剣な顔で、彼女にボディソープを塗っていく。

彩乃はうつむき、彼を見つめた。

逞しい体には、彼女がつけた痕がくっきり残っている。線のように、花のように。

ただ見ているだけで顔が熱くなる。

彩乃は思わず手を伸ばし、彼の背中をそっと撫でた。

男の美しさというのは、やはり不思議で、女とはまた違うものだ。

つい目を奪われてしまう。

亮介が顔を上げる。「勝手に触るなよ」

「勝手に?」彩乃は声を上げた。「これが勝手に触るって言うの?勝手に触るってのは、こういうことでしょ?」

彩乃は素早く、彼の体のほとん
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