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第15話

Auteur: 魚骨
地下室は完全に密閉され、一筋の光も音もなかった。

詩織の目の前は真っ暗で、聞こえるのは自分の荒い息遣いだけだった。

バンバン――

「出して!恭平さん!」

「誰かいないの!早くここから出して!」

詩織は絶えずドアを叩き、大声で叫び、ドアの向こうにいる誰かが彼女を出してくれることを願った。

彼女は一昼夜叫び続け、喉は充血して声も出なくなり、隅にうずくまって小さく嗚咽した。

一日おきに、詩織が意識を失いかけると、恭平は少量の栄養液を点滴させ、彼女の命を繋ぎ止めた。

地下室は密閉され、強烈な悪臭が漂っていた。

詩織の化粧は崩れ、極度の抑圧された状況下で、彼女の精神は次第に崩壊寸前となっていた。

恭平は外から詩織の惨状を見つめていたが、その目には何の動揺もなかった。

「まだ愛華の知らせはないのか?」

アシスタントは慎重に答えた。「涼宮会長が奥様を連れてヨーロッパへ向かったことまでは突き止めましたが、その後の情報はありません」

恭平は監視カメラの映像を見つめ、指先で机をトントンと叩いた。

涼宮家の事業は数年前に海外に移転している。人を見つけられなくても、企業の情報を調べ
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