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100話直前振り返り回②

last update Dernière mise à jour: 2025-11-23 23:56:31

「私の人生を語るならまずは前世でのことからだよね。当時幼稚園児だった私は電光掲示板広告の中で輝く人達に憧れてさ。当時の私の目にはこの上なくかっこいい仕事に見えた。それこそ仮面〇イダーやプリ〇ュアより輝いていた。」

「でも、当時の親はそういう文化に理解がない人で本格的にVTuberに触れれるようになったのは高校に進学するために一人暮らしを始めてからだった。それでもずっとその夢は持ち続けてたし、口にも出し続けてた。正直言霊だとかそういうのは信じてなかったんだけど、0.1%でも確率を上げられるならやらなきゃ損だと思って口に出し続けてた。努力も精一杯やったつもり。元々個人勢としてやっていくつもりだったからね。やれることは多いに越したことはないし。」

――なんか前世とかスケールデカくてよぅわからんけど大変やったんやね

――ほへ〜

――テレビの中のキャラクターたちに比べたらVTuberは人間味があって身近だし憧れるか

――で、そんだけ色々やってたのに前世じゃVTuberやってなかったのはなんでなん?

「うーんそれはね、自分の才能に限界を感じたからかな。どう抗っても私は彼ら彼女らにはなれないってわかっちゃったんだよね。でも……ファンだから、大好きだから。推しの真似をしたくて自己鍛錬は続けてた感じ?で、私はそのまま老衰した。」

――それは辛いね。理由はともかく誰よりも熱量を持って努力を続けてきたからこそ自分の限界も明確にわかってしまったと……

――推しの真似か。近付いても近付いても推しは遠い……ってか真似するからコスプレとか普通そっち方面にいかない?

――複数の推しの真似して多方面極めるとか変態か!

――変態だなんてさすがに酷いやろ、愛すべき馬鹿くらいにしてあげなよ

「おいコラそこ後で覚えとけよ!」

――やったー!推しに認知されたぜ!

――人生勝ち組だー!ひゃっほーい!

――それでいいんかお前ら……

――ま、なんか楽しそうだしえぇか

――いいなぁ……わいもなんかしようかな

「まぁいいよ。言っても無駄な気がするし。で、私は死んだわけ。でもそこで終わりじゃなくってさ。言霊が通じたのかはわかんないけど私は死後、神様に出会った。そしてそれが全ての始まりだった。」
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    「ここ最近めっちゃ頑張ってる気がするからちょっとひと休みするかぁ。またやりすぎって言われて配信止められたら困るしね。ふわぁ〜ひと休みするぞってなると急に身体が重たくなるのなんでだろ。気を張ってたから気付いてなかっただけでこのくらい疲労が溜まってたのかなぁ。自覚症状があると休めるけど普段だとなかなか休めと言われても難しいんだよねぇ。そのことはまたおいおい考えるとして……ひとまず寝よう!おやふみなしゃ〜い……。」「おやすみ、由良、」「おやすみなさい、由良ちゃん。」◇◇「あの子はあんなに小さな身体で頑張っているのね。」「そう、だな。あの子のやりたいことはできるだけやらせてやりたいとは思ってはいるんだが……。」 あの子は親のことで苦労させてしまったからな、できることなら応援してやりたい。うちにはそれなりに金があるしな。ただ……「そうね、あの子には一旦集中すると過労で倒れるまで全力疾走する悪癖がありますものね。それさえなければ素直に応援もできるのだけど。直前まで普通に動いていたのにある瞬間まるで充電が切れたかのように動かなくなる。」 そう、そこなんだよなぁ……。それさえなければ、ペース配分を考えて無理なく休み休みやってくれていたら……。何事にも一生懸命、それ自体はいいことなんだがなぁ。何事にも限度ってもんがあると思うのだよ。「やはりあの子の場合は仕事場と家をはっきり分けるべきだろうな。今のままだと家にこもりっきりで作業をし続けてしまう。それにはっきりと分ければ仕事量の監視もしやすくなるだろしな。」「そうと決まれば葡萄社長に相談ですね。」「うむ、頼んだぞ。その間にあの子の誕生日プレゼントに相応しいものでも探しておこう。」「ちょっとそれはずるくないです?私もやりたいんですけどその作業。」 ずるいってなんだずるいって!知ってるぞ?一人で勝手にあの子用の口座を作ったの。全く一人でやりおってからに。何度わしに一枚噛ませろと言っても聞かんのはなんなんだあやつは。「そんなことを言われても困るんだが……。お前が会社側との調整をしている間暇なんだよ。だからその時間を有効活用しようとしてるだけだ。誕生日プレゼントを探したければ、さっさとやることを終わらせて自分で探せばいいだろ?」「ぐぬぬぬぬぬぬっ!」 なんだそんな歯ぎしりして、もう歳なんだから無くなるぞ?なーんて

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  • 憧れに手を伸ばせ   #108 初コラボ(笑)

    「ゆかりママ……じゃなかったあかねママ、準備はいい?」「だ、だ、大丈夫!緊張なんてしてないから!」「その言葉……信じるよ!」 配信、始めていきますか!「せーの、こんてん〜!初めてボクの枠に来てくださった方は初めまして!前の配信も見に来てくれてた方はお久しぶりです!新人イロモノ系VTuberの甘味てんだよ!今日は楽しんでいってね!」――コラボって聞いたけど相手誰なんだろう。なんかこっちまで緊張しちゃう!――ね、俺たちのてんちゃんがコラボするって思うと心配で心臓バックバクよ!――なんて言うか俺らの中の父性が目覚めたせいで初配信からずっとパパ目線なんよなwww――ママもすっごい心配!てんちゃんコラボ配信の方と上手くやれるかなぁ――自認ママもよう見とる「そしてそしてぇ!今日はコラボ配信なのでね、さっそくコラボ相手の方に登場していただきましょう!当時は個人勢だったYURAちゃんとのコラボをきっかけにチャンネル登録者数を順調に伸ばし、有名VTuberの仲間入りを果たした狐耳と尻尾がトレードマークのこの方!狐火あかねさんでーす!」「ご、ご、ご、ご紹介に預かりました狐火あかねと申します。今日は何卒よろしくお願い致しします。」――なんかコラボ相手の人めっちゃガチガチなんやが――せやね、一応コラボ相手の方の方が配信歴も長いしチャンネル登録者の数も多いんだけどね……あかねちゃんはぼっち属性やから――天性のぼっち属性を持ちながらも強強VTuberにまで登りつめた人見知り界の期待の星なんだけど……ほら、いくら人気VTuberでも人見知りは人見知りだからさ――なんかうちのあかねちゃんがすんません――いえいえこちらこそ、うちのてんちゃんをよろしくお願いします「いや〜コラボ楽しみだね!みんなもそう思うでしょ?」――いや呑気か!あかねちゃん見てみ?緊張しすぎて焦点が合ってないぞ!――いや、アバター越しやん!なんで分かんだよ!――うーん……愛、かな?――なんだこいつきっしょ……――すいませんすいませんうちのリスナーが!「あわわわわわわわわっ!」――お、あかねちゃんがなにか喋った!――あぁ、あれはあかねちゃんがテンパってる時に発する鳴き声ですね。特に意味はないのでスルーで大丈夫です。――なんか有識者いて草生える――なんかオモロいなこの子、チャンネル

  • 憧れに手を伸ばせ   #107 ショッピングデート②

     えーっと……とりあえず事の顛末を説明をしようと思う。ゆかりママが鼻血を大量に垂れ流してぶっ倒れました。とりあえずゆかりママを回収してタクシーでママの家に送ってから家に帰った。「由良ちゃんほんっとにごめんなさい!せっかくデートに誘ってくれたのに私興奮して鼻血出して倒れちゃったばっかりに……。この埋め合わせは後日必ずするから!ほんっとにごめんなさい!」「大丈夫だって!私は全然気にしてないからさ?ね?あ、そうだ!私ゆかりママにお願いしたいことがあってさ、それで今回のことは全部チャラってことにしよ!それならゆかりママも気持ちが楽になるでしょ?」「わかった!その由良ちゃんのお願いを私命懸けで叶えてみせる!なんっでも私に言ってちょうだい!」 いや……そんな覚悟ガンギマりになる必要は全然ないんだけど。ま、まぁいいや。とりあえず話せば肩の力を抜いてくれるでしょ!「実はかくかくしかじかで……」 私はライブをしたいこと。だけどなかなか他のVTuberさんとの繋がりが持てていないこと。だからゲスト役として別名義でも活動をしてセルフコラボとも言うべき変なことをしようと思っていること。そのアカウントの登録者に下駄を履かせるためにコラボを計画していてその一人目をゆかりママに頼みたいことを話した。「なるほどコラボかぁ……でもYURAちゃんとは別のVTuberさんとしてだから初対面のフリをしなきゃいけないわけね!おっけー任せて!全身全霊でその役目をやらせてもらうよ!」「あの……もう少し肩の力を抜いて欲しいな?だってそんな初のコラボで肩肘張ってたら怪しいじゃん?もっと普通のコラボの感じで頼むよ!」「わ、わかった!全力で肩の力抜く!任せて!」 だ、ダメだこりゃ……。どうすっかなぁ。まぁ基本的にはゆかりママ人見知りというかぼっち気質だから初めてのコラボ相手で緊張してるってことでごまかせないこともない……のかな?まぁどうしようもなさそうだしなんとなーく上手いこと私の方でフォローすればいいか。「じゃ、当日はよろしくねゆかりママ!また鼻血出してぶっ倒れるのだけはやめてよね〜?」「う、うん!あの時の挽回の機会だからね!今度はそんなことしない!」 心配だなぁ……

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