Chapter: #159 ソロライブ後編(最終話)現在の時刻は10時55分 どうも皆さんこんにちはYURAです。今は楽屋から移動してスタンバイバッチリって状況ですね。そんなことよりバカほど緊張してます。助けてください。もうね、やばいの。心臓がバックンバックンいってるの。ほんとに助けて。あと5分しかないのにもう緊張して緊張してまともに喋れるかどうかも怪しいです。まじで助けて。そろそろという指示がきてからはステージと繋がる瞬間に全身全霊で怯えながら待機しておりm 「YURAさん、もう始まります!」 「みゃー!」 あ、ヤッバイびっくりして変な声出た…… 一方その頃ステージでは…… 「なんか今みゃー!って聞こえなかった?」 「まさかだろ。気のせい気のせい。」 再び戻ってYURAサイド 「開演まで、3!2!1!」 「本会場へお越しの皆様!そして配信で本ライブをご覧の皆様!大変長らくお待たせいたしました!これより、VTuber『YURA』の生誕ライブを開演いたします!はい!開演アナウンスも済みましたし、そろそろ本ライブの主役であるYURAにご登場いただきましょう!会場にいる皆様と画面の向こうの皆様にお願いがあります。YURAちゃーん!!と大きな声で呼んでいただけると幸いです。現在YURAの身体の方がですね、あまりの人の圧に緊張しきっております!皆様の声がけがあればチキりにチキったYURAも出てこれることでしょう!皆様、いきますよー!せーーーのっ!!」 「「「YURAちゃーーーーん!!!」」」 ——YURAちゃーん! ——YURAちゃん! ——YURAちゃーーーん!!! 「お待たせいたしました。こちら皆様お待ちかねのYURAちゃんボディでございます。声の方は少々お待ちください。ん゛ん゛ん゛!はーい、開演アナウンス担当のみんなのアイドルYURAでーす!今日は緊張のあまり声を戻すのに少々手間取りましたが何とか戻ってこれました!改めまして、今日は私の生誕ライブにようこそお越しくださいました!是非楽しんでいってくださいね!」 ——いや、お前なんかい! ——んなこったろうと思ったよ! ——YURAちゃんがここで開演アナウンスを人に任せるわけがないもんな! ——好きだよねYURAちゃん、実は私でしたー!ってパターン 「えぇえぇえぇ、分かりますとも。皆さんはこう思ったことでしょう!『お前
Huling Na-update: 2026-09-30
Chapter: #158 ソロライブ中編「いや〜ここまで長かったな。」「ですねぇ、私も死ぬ気で作業しましたもん。めちゃくちゃ疲れましたし、もう二度とこんなのやりたくないって思いましたね。まぁ、数ヶ月くらいでこの気持ちが美化されてまたやりたいな〜って言ってると思いますけどね。でも、人間なんてそんなもんですよね。というわけでその時はよろしくね社長。」 何度作業机で寝落ちしてて怒られたことか。自分の発言にはちゃんと発言持たないとな。あんだけ言っといて寝落ちしてんじゃないとか休めって言ってんだろとか本当に正論すぎてぐうの音も出ない。「それはどっちの方向性で頑張ればいいんだ?」「というと?」「そりゃもちろん。あの地獄のデスマーチを思い出せ!またアレを繰り返すのか!正気に戻れ!って止める方向なのか。めちゃくちゃ準備するの大変だったけどなんかんだ楽しかったし、お客さんにも楽しんでもらえて良かったよな。また頑張って準備しような!って方向なのか。」「もちろん後者ですよ。当たり前ですよね?私たちはエンターテインメントがお仕事なんですから。」 楽しませるため、わくわくさせるためにやってるんだ。せっかくなら出演者にも関係者にもわくわくしていってもらいたいな。「はぁ……お前ってもしかしてドMだったりするのか?まぁクリエイターなんて苦行を続ける修行僧みたいな連中だしな、そりゃドMか。」「え?急にどうしたんですか?そんな急に多方面に喧嘩売るようなこと言って……。クリエイターをドM扱いするのは100歩譲ってスルーするとして修行僧をドM扱いはまずいですって!」「んあ!今のオフレコで……。」「いやまぁそれ自体は別にいいんですけどね?いいんですけどぉ、後になってこのライブにケチとか付けられたくないんでほんとお願いしますね?ほんっとうにお願いしますよ?」「わかってるってば!それよりさ、ソロライブもいよいよ明日にまで迫ってきてるけどコンディションは万全?」 正直疲れが溜まってきているけど、まぁ当日の動きに問題にならない程度だからな。多少疲労が残ってても明日になればアドレナリンでなんとかなるだろうよ!たぶんだけどな!「当然!そっちこそ機材トラブルとか大丈夫なの?」「それは……わからん。機材トラブルなんて起こる時は起こる。仕方ないとは言わないけど、そういうもんだから。もしトラブったらいい感じにアドリブで繋いどいて。その
Huling Na-update: 2026-09-30
Chapter: #157 ソロライブ前編「びっくりして度肝を抜かれて心停止しないようにだ?安心しろ、これでも俺はVTuber YURAの古参だぞ?そんなちょっとやそっとのことで度肝なんて抜かれてたまるかってんだ。これまで散々抜かれて俺もうお前さんの突拍子もない行動、言動にはならきってる。だから安心して話せ。全部受け止めた上でお前を信じて味方でい続けてやるから。ちょっとタンマ今のめっちゃフラグっぽい!なしなし!」 いや、たしかに私もちょっとフラグっぽい発言だなとは思ったけど今そういう雰囲気じゃなかったでしょうよ。締まらないなぁ。でもまぁ、そんなところも社長らしいや。「フフッ……社長、いつもありがとね。今から話すのは全部本当のこと。思いも、過去も全部ね。」 ちょっとこれを話すのは照れくさいけど、言うと決めてきた。このことを話してしまえば今の関係が何かしら変わってしまうかもしれないのはわかってた。それでもソロライブのために全てを出し切ると決めたのだ。その全てには当然今の原点である前世でのことも含む。当然だよね、今私が扱う技術の大半は前世で培ったものなんだから。やっぱりなんか恥ずかしいな。でも、言うんだ。ここで。「よーし、ドンと来い!」「私はね、転生者なんだ。厳密にはみんなそうらしいんだけど、私は前世の意思を引き継ぐことができた。なんか前世の未練と執着が関係してるらしいよ?今はもうそんなに思い出せないんだけど、たぶん前世の私はVTuberって存在に憧れながらもなることは出来なかった。それが環境のせいなのかなんなのかはわかんないんだけど、夢を捨てきれなかった私は努力を続けたの。」「VTuberにはなれないのにか?」 我ながら頭おかしいことに努力やめなかったんだよね。ほんとにあれは取り憑かれていたって表現がピッタリなくらいだったな。その努力に先はないのにさ。まぁ、あったんだけどね、先。神様には感謝しかないよね。神様が言うには私の意思がもたらした奇跡みたいな話だったけどそれでも感謝の気持ちは変わらない。「うん、VTuberにはなれっこないのに。でもその諦めの悪さが今に繋がってる。不思議な話だよね。必死こいて少しでも憧れた最前線のVTuberさんに近付くために、いつかチャンスがきた時にどんな低確率でも掴み取れるように頑張り抜いた結果VTuberになりたいって想いを抱いて第二の人生を始められるんだもん。簡
Huling Na-update: 2026-09-30
Chapter: #156.5 死 父が死んだ。母さんが死んですぐ違う女とイチャついているあのクソ野郎のことは大嫌いだった。それでも親は親だ。涙のひとつやふたつ出ると思っていた。 何も思わない。何も感じない。何もしない。 私は何も変わらない。 私にとって父はどうしようもなく他人だった。 父の死体を見た時、そんな私の心が動かされた。でもそれは……人の形をした得体の知れないナニカに対する言いようのない恐怖と嫌悪感だった。 得体の知れないソレの衝撃に思わず普段の仮面が剥がれかける。 それでも取り繕うのは得意だ。顔に父を亡くして悲しみつつも気丈に振る舞う少女の仮面を貼り付けひたすらにそれらしいことを言い続ける。タイミングを見計らって意図的に涙を流す。 人を味方に付けるにはどうすれば良いかの最適解を選び続ける作業。私はそれを機械的にこなし続けるだけ。 それはそうと一応活動休止期間挟むべきかな。どこから何が漏れるか分からないしね。変に情報漏れるよりしっかり経緯の説明して印象を誘導した方が何かと都合がいい。活動休止するとなると久しぶりにまとまった時間取れるし準備に時間かかる企画ものの計画立ててちゃっちゃと準備進めちゃうか。 面倒ごと増やしやがってって思ってたけど、これはかえって良かったのかもしれない。大した理由もないのに休止なんてしたらリスナーのみんな離れちゃうかもだしね。心配させちゃうけど同情でグッズの売れ行きも良くなればライブもできるかな。ふむ、これはこれで悪くないね。「死んでくれてありがとね、父さん。」◇◇「はぁ……あの時の夢か。最低だな、私って。」
Huling Na-update: 2026-09-30
Chapter: #156「では、リスナーの皆様お邪魔いたしました。演者ではなく、ただのマネージャーに過ぎない私はここで失礼します。」 あぁ……久しぶりにガッツリ怒られた。配信内でのお説教は流石にメンタルにくる。しんどい。このまま配信を終えてしまいたいけど、こんな姿を配信に載せてしまった以上は謝罪は必要だし無責任に終われない……。なけなしのエネルギーを縛り出して謝罪文練らないとだけどしんどい。辛い。「ぐすん……えっと……その……ほんと気を付けます。はい。それと、配信中にも関わらずこのような本来であれば裏でやらねばならない音声を垂れ流してしまい本当に申し訳ございません。今後はこのような自体を二度と引き起こさないよう、原因の究明、対策を徹底して参ります。マネージャーからの叱責をミュートし忘れた件に関しましては予想外の出来事へ動揺したせいであろうと自己分析が済んでおり、今後は冷静な対応を心がけて参ります。この度は本当に申し訳ございませんでした。」 あぁ、謝罪のテンションミスった。YURAとしての私じゃなくて前世の私として謝罪しちゃったけどもういいや、疲れた。——うわぁ……まじ説教の反動でYURAちゃんがビジネスモードに……——なんだこいつ誰だよ……もはや別人じゃねぇか——俺今来たんだけどさ、今話してるのってYURAちゃんであってる?俺はもう正直自信がない。「あ、はいYURAでーす。こんゆらですね。是非是非ゆっくりしてってください。なんか……ほんとすいません。貴重なお時間使ってせっかく配信に遊びに来ていただいたのにこんなテンションで……。すいませんすぐ復帰するので。ふぅ……よし!こんゆらー!良ければゆっくりしてってね!こ、こんな感じでどうでしょうか。」 申し訳ないな。せっかく枠まで来てくれたのに。リスナーさんが会いに来た私は私じゃないのに。どうにかこうにか元の私に戻さないと。でも、私どうやってたっけ。私、どんなだったっけ。もう、わかんないや。——もう俺見ててつれぇよ…… ごめんなさい。本当にごめんなさい。配信者なのにこんな様を配信で垂れ流しちゃって……今すぐ戻らないと。でも戻るべき自分が分からないんじゃ……「ちょっと待って気持ちをリセットするためにニコニコ見てくる。」——ん?何見るん?「バーロー」 やっぱりこういう時はアレですよね、劇場版バーローのまともじゃないやつ。ア
Huling Na-update: 2026-09-30
Chapter: #155【お仕事頑張ったから私のことを褒めたまえ/YURA】「さぁて、張り切ってお仕事していきましょうかね。それでは皆さんこんゆらです〜!」——あれは……なに?——ね、何をどうしたらあぁいう形になるのかが……——YURAちゃんが身近なUMAなことは知ってたけどあそこまでとは……「えーっと……案件?あとそこ一文で矛盾するのやめようね。」——とりあえず柿崎冥ちゃんのキャラクターイラストというかその他諸々というかを担当することになった経緯的なのを知りたいっす——言語化助かる——そうそう!そう言いたかったのよ俺ら「日本語不自由で草。プロレスもそこそこに真面目に説明をするとですね?皆さんご存知の由良ちゃん垢あるじゃないですかぁ。」——当然のように名義分けしてるアカウントの存在を配信で言わないでくださいよ。いや、まぁ知ってたけども——公然の秘密ってさ、別に公で触れていいよって意味じゃねぇんだわ。建前上は一応秘密なんだわぁ。——ファン的にも触れない方がいいのかなと思って触れないようにしてたのにアクセルベタ踏みで突っ込まないでもろて。あわや大事故だわ。「面倒くさくって……で、そこにウンベナントさんからのご依頼がきたのがあの件のきっかけ……ではなくてですね。実は今回デビューした柿崎冥ちゃんなんですけど、彼女が元々私のイラストを好きでいてくれてたんです。そこの繋がりで私のところまでウンベナントさんから依頼がきたわけです。」——な……るほど?——そこまではまだ俺らも想像できる範疇なんよ、だから問題はそこから。なーんで全部担当しちゃえ!ってなっちゃったの?——それでなんでフルコーディネートしようってなるん?「今から話すから待ちたまえよ君たち。そういう事情があったので冥ちゃんから事前に連絡もらってたので、ウッキウキだったんですよね。そのやり取りの中でですね、私は他にもご依頼があれば諸々用意できるのでそちらのお仕事もご入用であればお待ちしてますね!って言ったんです。いやまぁ、こんなの社交辞令じゃないですか。私だって本気で諸々全部が飛んでくるなんて思ってませんよ。」——いやまぁ……それはそうか。——社交辞令ねぇ……——で、例の事が起こってる以上その結論はもうそういうことだよね。「結論から言うと物の見事にこうこうこういう物の制作予定してるのですが、どのくらいなら
Huling Na-update: 2026-09-30
Chapter: #85注意:作者は久しぶりの本作新話執筆により前話までの内容をほとんど覚えていません。そのためかなり設定周りがガバガバだと思います。ですが、それっぽいところに収束できるようにどうにかこうにか頑張るので広い心で受け止めていただけると幸いです。 それでは本編スタートです!!◇◇「あぁーもう一度言ってくれるか?どうやら私は聞き間違いをしてしまったようだ。まさか我が国の仮想敵国である帝国を乗っ取るだと?意味がわからない。まさかそんな意味不明なことを言ったわけがないだろ?なぁそうだと言ってくれ。」「聞き返したところで一言一句変わりません。変わらないのです!現実は変わらないのでもう一度言います。奴は帝国を乗っ取ろうと考えています。奴は帝国がいる以上自身に平穏は訪れないと考えており、かと言って国を潰せばその余波で平穏が脅かされてしまう。力関係の問題もありますからね。故に奴は裏から操ってやろうと考えたのです。正直この時点で私にはわかりかねるのですが、まだ続きます。今は帝国に潜伏しており、いつ本格的に動き出すかは分かりません。数年後になるのか、はたまた明日なのか。今は帝国内で揉めた時用の切り札として個人的に入手していた情報を使用しているようですね。たまに帰ってきて私と情報交換しているのですが、そのタイミングで件の情報を伝えられまして……。そして、今の状況に至るわけです。正直私もよくわかってません。無理です。」「一言一句変わらないな。意味不明で残酷な現実をありがとう。」「ありがたきお言葉。」「あ゛ぁん?ゴホンッ……会議を進めようか。」
Huling Na-update: 2026-10-07
Chapter: #84「ふむ、どうしたものかな。ひとまず集まってもらったが今この場で話しても建設的な議論はできそうにない。故に2日後に改めて会議を開く。帝国との戦争を前提に各部署で対応を協議してきて欲しい。期限は短いが急を要するのだ。頼むぞ。」「「「「御意」」」」「ミハエル、後ほど執務室で詳しい説明を頼む。」「承知致しました。」「では、会議を終了する。解散!」◇◇「で、あの情報はどこから湧いてきたのだ。まさか本当に個人的にミシェル=リングストが集めていた情報とは言うまい。そなたが奴に依頼して情報を集めさせていたのであろう?頼むからそう言ってくれ!これ以上余は胃を痛めとうないのだ。」「奴は……帝国を乗っ取ろうと考えています。奴は帝国がいる以上自身に平穏は訪れないと考えました。かと言って国を潰せばその余波で平穏が脅かされてしまう。故に奴は裏から操ってやろうと考えたのです。今は帝国に潜伏しておりますが、いつ本格的に動き出すかは……。帝国内で揉めた時用の切り札として個人的に入手していた情報を使用しているようですね。たまに帰ってきて私と情報交換しているのですが、そのタイミングで件の情報を伝えられまして……。そして、今の状況に至るわけです。正直私もよくわかってません。無理です。対応しきれません!助けてください父上!」
Huling Na-update: 2026-08-19
Chapter: #83「うむ、全員集まっているな?よし、それでは会議を始めていこう。火急の用件に故早速本題に入るが……よいな?」「「「御意っ!」」」「ではミシェル=リングスト、説明を頼むぞ。」「はっ!承知致しました。"パチンッ"では、まずはお手元の資料をご覧下さい。」「な、急に目の前に紙が現れたぞ!」「なんなのだこれは!」「空間魔法の類か?いや、あの伝説の魔法をあの少年が!?ありえぬ!」「静粛に。」「で、ですが!」「余の言葉が聞こえなかったのか?」「申し訳ございませんでした。」「ミシェルよ、続きを頼む。」「では、単刀直入に申し上げます。十日後に東の国境。マアズ砦付近にて、帝国が軍事演習を行います。そしてそれは我が国への示威行為が目的かと。そうなると開戦も時間の問題です。どうか早急な対応を。」「で、あるか……。」「由々しき事態ですな。この情報が真実であれば、ですがね?」「それでは私はお邪魔でしょうしこの辺で失礼致します。集めた情報は全て書面にまとめてありますので、あとのことは我が国の叡智あらせられます陛下、そしてその臣下たる皆様方にお任せいたします。私は一学生に過ぎませんので。」(逃げたなあのバカ息子。)(逃げやがったなエルのやつ……。)「「はぁ……。」」
Huling Na-update: 2026-02-19
Chapter: #82「ねぇ〜僕帰っていい〜?」「もう始まるから!もうすぐ全員集まって会議始まるから!」 くっ……個人的にしえ調査して得た情報のせいでエル君をここに留める正当な理由がない!もうあと彼の善意に縋るしかない……けど、肝心のエル君がそういうので止まるタイプじゃない! だからといって我が国の諜報部が把握してない仮想敵国である帝国の軍事演習の規模と場所を知ってる人間が「帰りたい」って言ってるのを「はいそうですか」と帰せるわけないじゃないか!ん?「あぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」"グルンッ" あーやっぱりあいつテヘッて顔してる!まじかよあいつ故意犯かよ!確信犯:正義は我にあり!故意犯:へっへっへ!悪いことしてやんよ! 言葉狩りは怖いからね!ほら、ちゃんと正しく使ったでしょ?通っていい?|閑話休題《それはそれとして》僕の立場をあいつはわかっててちゃんとこの場に残って説明する気ではいるんだからありがたくはある。だけどなぁ……「それはそれとしてからかってやろう」とか思ってなければもっといいんだけどな。 いやいやいや、それは贅沢か。今はこの情報を手に入れられたことに感謝しよう。本来ならこの件が当日砦から何も知らない王城に伝令で伝えられていたかと思うと背筋が凍る思いだよ。本っ当に得難い人材だよ、彼は。うーわめっちゃこっち見てニヤニヤしてる! くそっ!そうだ僕は凄いんだ褒め讃えたまえ!って顔してやがる!「そうだ僕は凄いんだ褒め讃えたまえ!」 ほんとに思ってた。
Huling Na-update: 2026-02-18
Chapter: #81「バイ〇ンマンってのも知らないけど、この際どうでもいいからスルーするね。君さ、どこを目指してるわけ?いや、言わなくていい。言ってたもんねずっと引きこもりたいって。」「うん、僕の最終目標は引きこもりだ。できることならずーっと実家のベッドでぬくぬくしていたい。だけど、そうもいかないんですよ。非常に残念ながらね。ホントやめて欲しいもんですよ。白金貨百枚規模の軍事演習とか特にやめて欲しい。」 白金貨100枚=約10億円。つまり、総合火力演習一日分。マジでやめろし帝国。「ちょ、ちょっと待て。頼むから少し待ってくれ。それは僕の自室でする話じゃない。とりあえずうちの国の重鎮を集めて会議を開こう。頼むから!」「え〜僕会議嫌いだからヤダ。未来の王様の君ならいけるいける!で、その軍事演習だけなら叩き潰してもいいけどそれやると絶対もっと軍事に力入れ出すじゃん?あの国の傾向的に。ほんっとうに迷惑。王城は平常運転だったけど、うちの国ってアレ静観する感じなの?」「マジで頼むから僕一人に情報投げられても困る。僕の権限じゃ扱いきれないんだよ!無理だってば!」「たしか場所は国境付近のはずだけど。どこだっけなぁ……たしかマアズ砦?に向けた示威行為も兼ねてるとかなんとか。」「ほっとうにお願いします。」
Huling Na-update: 2026-02-17
Chapter: #80――へいミーシャ!「にゃあッ!……ってあれ?エル君いないや。ここにもいないし、ここにもいない。あっれーぇ?たしかにエル君の声が聞こえたはずなんだけど。」――なんだよにゃあって、猫か。「ほんとどっから君話してるの?いつもみたいに頭に響く感じじゃないしどっかから音出てるんだけど……探知にも引っかからないし。」「よっと!改めてお久〜!」「みゃあッ!!いい加減普通に入って来てよ!寿命縮むかと思ったわ。」「アハハハハっ!ウケるんですけど〜!」「なら表情筋もうちょい動かせよ!」「今回新たな試みとして遠隔で魔法発動させてガワ生成してそこ喋るってのをしてるんだけど、表情筋とかの細かいところはちょっと難しくてさ。他の工程を止めてやればできるけどそこまで重要じゃないし、今日はこれで許して欲しいな。これもう少し要求演算能力下がればいざという時に即興で影武者を立てられるでしょ?それもあって色々試してるとこ。」「それはすごい……んだけどね?|王城《ぼくんち》でやらないでね?やってることは凄いんだからさ!たまには手放しに褒めさせてよ!」「あ、そういうことならこんなのどう?エントリーナンバー1番!対魔力吸収結界自動発動用イヤリング型魔道具〜!」「は?」「エントリーナンバー2番!対物理攻撃相殺結界自動発動用イヤリング型魔道具〜!」「ひ?」「エントリーナンバー3番!危機感知魔法発動用ネックレス型魔道具〜!」「ふ?」「エントリーナンバー4番!通信魔法発動用指輪型魔道具〜!」「へ?」「ほ〜?って、バイ〇ンマンかってんだよ。」
Huling Na-update: 2026-02-16
Chapter: #54 落ち着きなさいアビゲイル=ルミナリア。イラつけばその分だけ魔力の制御が雑になってしまいますわ。「すぅ〜はぁ〜。よし!わたくしが殺るべきことはただ一つ。ひたすら攻撃ですわ!鱗が砕けるまで攻撃し続ければ砕けますもの!そしてその後は奴が死ぬまで攻撃ですわね!死ぬまで殴れば死にますし。これぞまさしく頭脳プレイ!やはりわたくしは天才ですわ!脳が冴え渡ってますもの。」 誰も信じてくれないだろうが一応彼女の名誉のために説明しておくと今の彼女は久々の強敵を前に少々?いやだいぶかなり興奮し過ぎていた。そのせいでもうアドレナリンがドッバドバである。それもあってだいぶ頭がゆるゆるになってはいるものの一応選んだ方法は脳筋ではあるものの最適解であった。 いや、もちろん本来であればこの場合撤退すべきではある。これはそれをせず戦う場合の話である。 最適解というより他に方法がないという方が正しい気もするが最適解は最適解である。全身鎧のせいで攻撃出来ない。ならば鎧を砕くしかないのである。 前言撤回をしよう。ただの脳筋である。「アハハハハハッ!当たりませんわねそんなヌルい攻撃!あなたそれでも龍なんですの?そーんな遅い攻撃しかできない上にわたくしの攻撃を躱せもしないだなんて、ただの龍の形をした頑丈な的ではありませんか。」 アビゲイルの煽りが止まらない。今日も今日とてキレッキレである。「あら、ご自慢の鱗にヒビが入ってしまいましたわよ?あらあら今頃焦っていますのね、もう遅いというのに。お可愛いこと。」
Huling Na-update: 2026-02-21
Chapter: #53 現在絶賛一人で全力疾走なうですわ!ん?アインはどうしたのかって?彼は勇敢な殿方でしたわ……彼は尊い犠牲になりましたの。わたくし、彼のことを今後一週間は忘れないことをここに誓いますわ。彼の分まで頑張って強くならなければですわね。「クッ、龍め!このぉ!アインの仇ぃ!」龍「グルッ?」|閑話休題《茶番はそこそこに》 彼のこと、ちょっと強くビンタしすぎましたわね。さすがのわたくしと言えどさすがに猛省ですわ。とはいえ生きてはいますしセーフですわね。まぁ当家のものは優秀ですし、きっと帰った頃にはピンピンしていますわよね。たぶんおそらく?めいび…… あ、見ーつけたぁ!「お久しぶりですクソ龍さん。そして、さようならぁ!」"ガキンッ!!"「やっぱり相も変わらずカチカチですわね!ほんとなんなんですの?魔力で防御してるから固いとかならわたくしも納得できますのよ?魔力切れさせても素の防御力でわたくしの攻撃を普通に耐えやがる龍種は本当になんなんですの?」 ほんと理不尽極まりない存在ですわ。生物ですわよね?一応生物ですわよね?何ナチュラルに魔力で強化した金属以上の硬度を誇ってくれちゃってますの?バカですの?バカですのね。ほんっとうにスペックが頭悪い。僕が考えた最強の生物!じゃねぇんですわよ。そのくせまだ上がいるとかどうなってますの?まじで。
Huling Na-update: 2026-02-20
Chapter: #52「よし、次は龍行きますわよ!」「は?何言ってるんですかアビゲイル様!?」「聞いてなかったんですの?今から龍を狩ると言っているのですわ。耳でも腐ってらっしゃるの?」「しっかり最初から聞こえてましたよ!残念ながらねぇ!聞こえてるから聞いたんですよ!信じられなくて!思わず耳を疑いたくなる内容だから!もっと行間を読んでくださいよアビゲイル様!それはそうとなんでそんな突然龍狩りだなんて。」「現状の狩りに飽きてきたからですけど……なにか問題でもありまして?」「(飽きてきたからなんか他の遊びしよっか〜!みたいなノリで龍狩りとか言うとか頭おかしいんじゃねぇの?)バッカじゃねぇの?」「ふむ、なにかわたくし聞き間違えてしまったみたいですわね。アイン、もう一度言ってくださる?」「ずびまぜんでじだ。」「あら、何に対する謝罪ですの?わたくしはもう一度言えと言っただけですのに。ほら、無駄な抵抗してないでさっさともう一回言ってくださいまし。わたくしも暇じゃないんですのよ?わたくしが言えと言ったのだからできますわよね?ねぇ、アイン?」「……バッカじゃねぇの?と言いました。」「そうですかそうですか。よーし、アイン!歯ァ食いしばってくださいませ?気ぃ抜いたら魂まで抜けちゃいますからね。」
Huling Na-update: 2026-02-19
Chapter: #51「右に三歩、殴る。前に一歩、殴る。後ろに一歩、コンマ数秒止まる、右に一歩、左に二歩、殴る。」 クソつまんねぇですわね、これ。対価に高級な重りという名のわたくしのお小遣いを捧げてますけれど……リターン小さすぎて燃えませんわね。ハイリスクローリターンとか誰がやりますの?あ、やってるのわたくししでした。 一応ガッツリデバフ食らったときの予習にはなりましたけどね。ここの魔物は結構真正面から殴ってくるタイプなので出会いませんけれど、身体機能にデバフかけて動きづらい状態に慣れる前に仕留めきるとかいう殺意高めの敵もいるらしいですし、対策はするに超したことはないんですけれどね。 なんせ……絵面が地味。 にしても凄いですわよね、その魔物。そこに来るのだからデバフ喰らっても速攻解除するか適応してその中で最大効率で身体を動かして敵を打倒するのなんて当たり前。だからその前に最短で蹴りをつける。普通デバフで動きを封じたあとに生け捕りにして巣に持ち帰るとかしがちじゃないですか。それをしないでちゃんと最短で仕留める。暗殺者みたいでかっこいいですわよね。 わたくしもなりたいですわね、暗殺者。暗殺者は誰の目に止まることもなく淡々と敵を狩る。わたくしもそんな風に悲劇が起こる前に淡々と狩りたいものですわね。英雄の名声は悲劇を防げなかった証拠ですもの。
Huling Na-update: 2026-02-18
Chapter: #50「だいたいコツを掴んできましたわ。さてと、そろそろ反撃開始と……いきましょうかぁ!」 にしても誰もわたくしのこと心配してらっしゃらないわね。それだけわたくしの強さを信頼しているということなのはわかっているのですが……なんか寂しいですわ。やはりわたくしも一人の乙女ということですわね。 白馬に乗った王子様とまでは高望みしませんわよ?でも、たまには「君の強さはよく知っている。それでも不安なんだ。君がかすり傷でも負ったら!こんなとき、ただ見ていることしかできない無力な我が身が憎いよ。私も男だからね、好いた女性のことを守りたいんだよ。」とか言われてみたいですわ。「……わたくしって妄想の中の王子様にもかすり傷しか負わないと思われてますのね。あなたの身に何かあったら!とかじゃないんですのね。虚しくなってきましたわ。」 まぁ、実際この重りに傷を付けられたら魔法の効率が下がって瞬殺してしまうんですけれどね。わたくしの付与の腕が未熟というのもあるんですけれど、ギッチギチに詰め込んだせいか魔法の構造が少々弱くなってしまっているんですのよね。 攻撃を喰らえば喰らうほど強くなるという……。そのうえ全身を被っている関係上重りの方が傷付きますし。あぁ、わたくしには過ぎた願いだったのでしょうか……。 世知辛いですわね。そもそも同世代と話す機会がないせいで友人が……この話はここらでやめておきますわ。負けが決まっている勝負なんてするだけ無駄ですもの。
Huling Na-update: 2026-02-17
Chapter: #49「これは!マジで!やっべぇですわぁ!逝く!逝っちゃいますわ!みゃーーー!!!」一般人視点再び!「えっとアビゲイル様は何やってるんです?」「荷重トレーニング……らしいぞ?一応……。」荷重トレーニング:筋肉に対して通常以上のより高い負荷をかけることができる。そのため、自重トレーニングに慣れた人がさらなるレベルアップを目指す場合に最適。また、効率の良いフォームの獲得にも効果的。トレーニング効果の実感という意味でも、荷重を取り除いた際に身体が軽く感じられ、スピードや跳躍力の向上を実感しやすいため効果的。みんなもやろうぜ筋トレ!まずは自重トレーニングから!無理は禁物!休息日も忘れずにな!作者との約束だぜ!|閑話休題《それはさておき》「違うそうじゃない!なんであの人あんなもん身体につけて竜の巣突っ込んでるんですか!さすがに死にますて!」「アハハハっ!アイン殿は心配性だなぁ。"スンッ"あれが死ぬように見えるのか?」「アハハハハハッ!久しぶりにヒヤッとさせられましたわ!やはり修練はこうでなければいかけませんわね!燃えてきましたわよぉ!」「見えませんね、はい。」「にしても凄いよなアビゲイル様は。ご自身で全力の付与を施してガチガチに硬く重くしてるらしい。その重さで攻撃力が上がってしまうからと、この為だけに独自で攻撃時に装備者から魔力を奪って相殺する魔法を開発したらしいぞ?」「いや、もうそれ呪いの装備じゃないですか!」「あの方はどこまでも規格外だ。だが……いや、だからこそ我々は強くあらねばならぬのだ。あの方が何と戦おうとしているのかを無学故知らぬ。知らぬが、あの方がその敵と戦う時にただ守られるだけの無力な存在いる訳にはいかぬのだ。隣に立てるようになるとまで自らを過大評価していないが、あの方がなんの憂いもなく戦えるように場を整えるのが我ら騎士団の役目と考えている。故に、アビゲイル様を頼むぞ。アイン。」「この命にかえても。まぁ、現状まだまだ程遠いんですけどね。アハハハッ。」
Huling Na-update: 2026-02-16
Chapter: 二十話 「あれ?私って何しに来たんだっけ……まぁいっか。気疲れしちゃったから帰ろ帰ろー。」『あ、おい!』「あ、お邪魔しました。他の神様の皆さんにもよろしくお伝えください。では、お元気で!」"ガチャッバタンッ"「ふぅ……なんか忘れてる気がするけどまぁ、いっか!」 にしても私は何のために教会なんて来たんだろ。別にわざわざ教会に来るほど熱心な信者って訳でもないのに。まぁ本当に大事な用件だったならそのうちちゃんと思い出せるでしょう!たぶんね!「いや、ほんとに大事な用事だったらどうしよう……まぁいっか!小細工はちゃんとしてあるとはいえ抜け出してることには変わりないしとりあえず家に帰るかな。いやまぁ少し寄り道するくらいの余裕はあるし……アソコ行っとこうかな。あの時はなんか色々言ってたの無視して出てきちゃったしね。」 さーて、なんて名前だったかな。でもまぁあの時もまっすぐここ向かってたどり着いたし同じようにしてればなんかいい感じに着けちゃったりするでしょ!そうだといいな!「うーん……やっぱり無理だったよね。そりゃそうだよね。だって……ねぇ?」 作者の誤字で強引に差し込まれた協会パートが再び再現されるなんてそんなのあるわけが無いよね。てかだいたい教会を協会と誤字るなんてそんなベタベタな。「私が行きたかったのはあくまで協会であって……ん?ここは……魔道真理協会?また誤字か。物書きやめちまえよ。」
Huling Na-update: 2026-09-22
Chapter: 十九話 ルミペロッ♡ やって来ました教会です!……いや、さすがに天丼はしないよ?さてと、私をなんだと思っているのかとかいらいろ言いたいことはあるけど無駄に尺を使う訳にもいかないからとりあえず続きへGO! 教会の扉を勢いよく開けてぇ……"バンッ!!!"「たーのもー!我流の使徒なのですが、腕試しに神様との試合をお願いしたくここまで参った次第です!」 ふっ……決まったね!これぞ王道道場破りゼリフ!「サミュエルじゃん!お久〜!」「失礼ですが、私にあなたのような知り合いはおりません。どうかお引き取りを。」「あ、ごめん変装魔術使ってたんだった。ルミペロッ!」"パチンッ" さすがの私も素の姿で街をぶらついたりはしない。そりゃそうでしょ?だってそんなことしたら護衛とか付けられちゃうし、領民はともかく他所から来た人に気を使わせちゃうからね。ひっじょーうに動きにくいから基本お忍びなのだ!なんかほんのりバレてる節があるけどそこら辺は気にしないことにしてる。現実逃避ではない。これは合理的判断に基づいた思考の転換なのである。 言い方変えたところで現実逃避だろって?しつこいな不敬罪にすんぞ。「し、し、し、使徒様ァァァァ!?」「うわぁ!?びっくりしたァ!!何さそんな急に大声出して……」 びっくりついでに一つ思い出した。そういや伝手あるわ神様に。親父がいるじゃねぇか!あ、もしかしてあの時のデコピン神罰って「お主の前世の父親がいるじゃろ父親が!忘れてやるな!あやつが泣くぞ!」的なやつです?邪神の討伐なんて大事をこんな小娘に押し付けてるくせにそんなこともしてくれないなんて狭量なじいさんなんだと少し失望してすんませんした!『ワシの寛容さにも限度ってもんがあるからな?つまりだ……ぶっ飛ばすぞ貴様。』
Huling Na-update: 2026-09-21
Chapter: 十八話 入るとこ間違えた やって来ました協会です!……あ、ここじゃないや。変換ミスまじだりぃ。「お邪魔しました〜!」「待って!待って!我らが魔道真理協会で登録してってよ!損はさせないから!」「私に何か?こう見えて結構多忙なんですけど。」 神様に喧嘩売ったり、神殺しの作戦練ったり、ペットの竜のお世話したり。あとついでに公爵令嬢したり。真理協会だなんて胡散臭い新興宗教みたいなところに誰が入るもんですか。宗教勧誘は他所でやりやがれください。こんな怪しげな宗教に頼らなきゃいけないほど私は切羽詰まっちゃいねぇんですよ。どーうせ幸せですか?とか聞くんでしょ?十分充実してますが?誰が非リア顔だぶち殺しますよ?「はぁ……はぁ……もう帰っていい?」「少しでいいんです!少しだけでも話を聞いて言ってくれませんか!」「あなたの望みはわかりました。ですが私は今忙しいのでね。それではまたどこかで。」「そんなぁ……」"バタンっ"◇◇「この出会いをきっかけとしてあのタイミングであんなことやそんなことになるだなんて……この時の私はちっとも想像していなかったのでした。」 ※ルミネはこの場の雰囲気で適当なことを言ってるだけなので再登場の保証は一切ございません。無責任にも期待させるような言動をしてしまい誠に申し訳ございませんでした。「いいじゃないですかこれくらい!軽口もダメだっていうんです?それにこんなところに入ったのがたまたまだなんて思えないじゃないですか。物語ならどこかでバッタリ再開して"あ、あの時のー!!"ってなるもんなの!私が作者なら協会の名前までわざわざ考えて作中に出したなら絶対再登場させますけどね!」※ルミネはこの場の雰囲気で(以下略)
Huling Na-update: 2026-09-20
Chapter: 十七話 ノープラン!! で、どうしようかな。|穹砕き《そらくだき》は一度前にやってるし構築、ストックまでをオートにすれば戦闘中も何とかなるかな。射出に関しても基本はオートエイムで適宜マニュアル・セミオートと切り替える感じで。私としてはこれを通常攻撃として使いたいんだよね。一旦これ喰らわせてーの、例の宴会芸魔術で同じ見た目のでかさ増ししつつ飛ばして思考リソースを削るってのが作戦の肝。 偽装全振りの宴会芸魔術作ってそれでどの程度神様を欺けるのかも試したいかな。バレないようにするには偽装にそれなりの魔力を使うといってもいちいち穹砕きするよりかはコスパはいいしね。それで騙されてくれるならありがたい。魔力消費的に連発できないから誤魔化してると思わせて偽物と看破した神様が弾幕無視して突っ込んできたところで穹砕きフルバーストとかの心理戦もできるし、それなら勝算生まれるよね。 ただそれじゃ根本的な問題を解決出来てないんだよね。手札が足りない。所詮は人間でしかない私に勝算が生まれるのはどこまでいっても初見だけ。だから手札は多ければ多いほどいいとかそういう次元じゃない。多くなければいけない。私は神様にとってのびっくり箱でなければいけない。トリックスターでなければいけない。搦め手に搦め手を重ねていかなければならない。 必要なのはやっぱりデバフかな。ただこれに関しては本当に行き当たりばったりにしかならないんだよね。なんせ私が魔法の領域に踏み込めたのは本当にたまたまだからさ。やれるのは制約と誓約で自分の魔力の底上げをしつつ神様へのデバフワンチャンお祈りくらい? 制約は発動者への格上とタイマンの強制。誓約は格上に膝を付かせて一矢報いられなければ死。効果はエネルギー量の差が大きければ大きいほど発動者へのプラス補正及び被発動者へのマイナス補正の増大。ちょい弱いかな。いやでもうっかり死ぬとかシャレにならんからこの程度が限界かな。それが嫌なら大人しく人の身で神の上に立てばいいんだもん。 あとは間に合うかだけど……結界術の応用だからね、これくらいはちょちょいのちょいよ。たぶんね。できるかなんて知らんよ。私そういうのやったことはないし。一旦これはできるものと仮定しよう。今考えたってしゃーないし。これから私が戦う相手がスペック的に格上なことを前提に考えると上回りうるのは手札と制御と速度なわけだけど。 要はどう相手に
Huling Na-update: 2026-09-19
Chapter: 十六話 天穹を砕く者「ファンタジーが足りない!(唐突 )」 いや、しかしだね。みんなも考えてみて欲しい。おい、お前は今誰に向かって話しているんだとかのマジレスはNGである。それはさておき私がこれまでやったのは基本地球の物理法則の範囲内でしかないのだよ。科学と言い換えてもいい。ここが異世界であるにも関わらずである。地球での、前世での、常識に私は縛られている。 本当にそれでいいのかと。いい訳がない!いい訳がないのだ!で、あるならば!私は!現状から早急に脱却せねばならない!この名にかけて!もちろんファンタジー要素がなかったと聞かれるとNOだろう。ただそれでもFANTASYが足りないのだ。足りないったら足りないのだ。異論は認めない。螺〇丸ごっこしたり魔力の物量でゴリ押したり属性コネコネして汚ねぇの作ったり空から物落としたりノリでブラックホールモドキを作っただけ。あ、転移も試したか。割とファンタジーしてるだろ?うるさい!異論は認めないって言ってんだろ! と・に・か・く!もっとベタにファンタジーなことをしたいのだよ私は!脳筋ブッパばかりは嫌なの!もったいないの!ま、魔法ってこんなこともできるの!?すごい!楽しい!って感じのことがしたいの!やってないわけではないけど描写内でしたいの!というわけで原点回帰をしていこうと思いまーす!はい拍手〜!まぁ、生まれてこの方そんな原点通ってないからよそんちの原点なんだけども。 「エントリーNo.1!ファイヤーボール(魔術バージョン)!」 説明しよう!ファイヤーボール(魔術バージョン)とは特に意味もなく色とりどりの光を放ち続ける一発ネタ用魔術である!ダンスパーティーの時にでも上に浮かばせておけば即席のミラーボール代わりに!これでいつでもどこでもパーリーターイム!……これって邪神(仮)に効くんかな。一応魔術ではあるけど。でもなぁ、このゲーミング魔術は色とりどりに光るだけだしなぁ。 私のイメージとしては錬金術は神様(仮)制作アプリだからマスター権限でどうとでもできちゃうけど私たち人間が魔術っていう海賊版アプリ作れば神様はこのアプリへの権限がないから対抗できるみたいな感じなんよ。私の想定が正しいのなら理論上効くはず。火力っていう別の問題はあるわけだけど、一応攻撃という扱いにはなる……はず。効いてくれるといいなぁ〜 いやまぁ、撃ってみないことにはわ
Huling Na-update: 2026-09-18
Chapter: 十五話 反省してます。本当です。嘘じゃないです。はい、怒られました。すこぶる怒られました。 「えぇそうでしょうそうでしょう?私、可哀想ですよね。」 「えぇ!?違うんですか!?」 そ、そ、そうですか。そうですよね。だって街を壊滅しうる危険生物を事前通達なしで連れてきた極悪人ですもんね。そりゃそうですよね。私は怒られて当然の人間です。隊長さんなんて死にに行くか覚悟まで決めてましたしね。文字通り命懸けの戦いです。まぁ、ただの私のペットだったんですけどwww 「へ?なんですか?」 笑ってる場合じゃないだろって?そうですね気をつけます。でも私にだってこの件に関しちゃ多少言い分があるんですよ。だってですよ?領主の娘として私なりにこの領のためになることをしようと思ったんです。竜は既に制圧済みでしたし、それなら殺してしまうよりは生かして長く領に貢献してもらう方がトータルの利益は大きくなるじゃないですか! え?急に竜が現れたら騒ぎになるに決まってるって? 「いや、だからそれについては既に謝罪は済ませたじゃないですか!」 まったく!私は!領地のためを思って!どうせ竜を殺すなら領のために馬車馬の如く働かせてから殺して素材に変えようと思っただけなんです!信じてください!もったいないじゃないですかこんな馬力の出る奴r……もとい従魔を殺すのは! そんなわけでこの竜に関しては私が責任をもって世話をするので安心してください!必ずみんなの役に立ててみせますね!生き物を飼うのはそう簡単な話じゃない?簡単ですよ。もしなにかあればこいつを素材にするだけなので。でもそんなことにはなりませんよ。こいつは賢い子ですからね。ね?竜くん? 大丈夫大丈夫、一度奴隷……じゃなくて|愛玩ドラゴン《ペット》にした以上はそんなすぐを殺さないよ。そもそも本当に殺るつもりならあの場で殺ってたしね。 「あぁぁぁぁぁぁ!!」 よく考えたら街に空から侵入とかドラゴンじゃなくても警戒されるじゃん…… そりゃ怒られるよ。正体不明の飛翔物体は余裕で撃ち落とされるわ。前もそんなことで注意された記憶があるし。飛んでくるならちゃんとバレない高度を保つか隠密状態を維持しろって言われてたのなーんで私ってばど忘れしちゃってたかなぁ。 今更ながら反省の気持ちが湧き上がってきた。これは本当に私が悪い。真面目に書くかぁ……この反省文。独り言ばっかり捗
Huling Na-update: 2026-09-16