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3. 「異世界ほのぼの日記」81

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-03-23 10:47:03

-81 集合-

 魔学校長のマイヤは林田を許し、早速持ち帰った映像やマイヤの発言が証拠として使えるかを皆で確認しようと提案した。

光明「まずはこちらをご覧ください。」

 マイヤが義弘と思われる覆面男に催眠術を掛けられた場面だ、催眠術を掛けられマイヤが自らの手で書類を書き換えたあの場面。

マイヤ「ノームを含む私達アーク・エルフの一族は催眠術に強い特殊スキルを祖先からの遺伝で持っているのですが、まさかその長たる私が・・・。」

ドーラ「じいちゃん・・・、思い出したくないなら無理に思い出さなくていいよ。」

マイヤ「いや、良いんだ。捜査に・・・、いやノームの仕事に協力出来るなら喜んでやるよ。」

 映像内で書類を書き換えた後、マイヤがぐっすりと眠っているのが何よりの証拠だ。

 次に鏡台にあったもう一つのカメラで撮影した映像を再生した。

光明「これはマイヤさんが鏡台に仕掛けてあるもう一台の監視カメラの映像です、少し音が小さいので最初の映像から音声を抜粋してありますが勿論同時刻に同じ場所で撮影された物ですので問題は無いかと。」

 暑さが故に義弘が覆面を取った場面を再生した。

結愛「義弘が・・・、あれ
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  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」420

    -420 作業開・・・、いや終了?- 本来なら田畑を水田として利用する為には数カ月もの期間をかけて作業を行っていくのだが、ナイリの父であるソンが言うには「元々水田の端の方で空いていた場所を利用するだけなので場所を区切った上で苗を植える事さえ出来れば大丈夫だろう」との事だった。 一方で上級巨獣人(メンゾ)が鳳凰(フェン)から貰ったという稲はと言うと、「状況に順応する様に」と「微量」ながらフェンによって魔力が込められていたので知らぬ間に苗の状態へと変わっていた。ただほんの少しだが一般的な物と違って苗の周辺が光っている様にも見える、ソンはその光景を見て驚きを隠せなかった様だ。ソン(当時)「という事は本当に鳳凰様にお会いしたという事なのか?!」 実は2人の目の前にフェンが現れたという事を信じ切れていなかったというソン、「百聞は一見に如かず」と言う様に自分の目で確かめてもいないのでナイリ達にどれだけ「俺達は神様に会った」と言われた所で疑ってしまうのも無理は無い。ナイリ(当時)「父さん、何か知っているのか?!」 未だに表情が戻らない父親に対して「少しオーバーじゃないか」と思いながらも、ほんの少しだけだが「自分達が希少な経験をした」と実感し始めた息子とその友。ただ2人の目の前で上級鳥獣人(レイブン)が顔を歪めたまま固まっていたので意識を自分達の方へと向ける為、メンゾはそっと声をかける事に。メンゾ(当時)「おじさん、何か知っているなら教えてくれよ。」ソン(当時)「ああ・・・、私も数百年前に祖父から聞いた話なんだが「ダンラルタ王国の北東にある孤島に存在する小さな祠に伝説の鳳凰が祀られている」と言われていたそうなんだ。」 「ダンラルタ王国の北東にある孤島」ねぇ・・・、確か「ネルパオン強制収容所」があった様な。ソン(当時)「ただその話を元々知らなかったり信じていなかったりしていた住民が殆どで、今となっては重罪を犯した者を収容する為の強制収容所がドドンと建ってしまっているから一応は数年毎に捜索や調査が行われたものの、未だに祠の存在すら「不明」とされていたんだ。 ただ爺さんがその時こうも言っていた、「鳳凰様の持つ光輝く稲を賜り大切に育て上げると農家やその友人等に幸福が訪れるらしい」と。まさか本物を拝む事が出来るとは・・・、長生きはするもんだな・・・。」 そう言ってソ

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    -419 待っていた答え- 友の期待する台詞をなかなか吐き出そうとしないメンゾにナイリはもどかしさを覚えていた、傍らで見ていた俺が同様に感じていたのでよっぽどの事だと言える。正直早く言ってくれた方が話を進行させ易いんだが、「俺の気持ちなんて関係ないよな」という諦めが殆どを占めていた気がする。 一先ずメンゾが「もうちょっと」と言いながら考え込み始めてから15分が経過した・・・、ってそんなに経ってたの?!ちょっと、誰か台本を確認しなおしてくれる?!ナイリ(当時)「なぁ・・・、あれから結構経ったけどそろそろどうするか決まったか?」 ナイリは決して急かす事をせず、一貫して相手に合わせる聞き方をしていたが本当にそれが良かったかどうかが段々分からなくなっていた今日この頃。メンゾ(当時)「一瞬なんだけどさ、頭に浮かんだアイデアがあるんだよ。でもそれを言って良いのか分からないんだ。」ナイリ(当時)「ほう・・・、「頭に浮かんだアイデア」って?」 「どうせ期待通りの答えが来ることは無いんだろうな」と再び諦めながらも、少しドキドキしていたナイリ。もうお前の方から言ってしまえばどうなんだよ、その方がスッキリする事は無いか?メンゾ(当時)「お前が良かったらなんだけど・・・。」ナイリ(当時)「勿論良いよ!!」メンゾ(当時)「いや、俺まだ何も言って無いじゃんかよ。」 はやる気持ちをずっと抑えつけていたが故に我慢が利かなくなったからか、応答を先走ってしまった様な状況となってしまったが大丈夫なのだろうか。ナイリ(当時)「悪かったって、それでどうしたいんだ?」メンゾ(当時)「折角頂いた稲穂だから勿論絶やしたくはない、そこでなんだが良かったら俺に稲作を教えてくれないか?勿論田んぼは何とかするから。」ナイリ(当時)「な、なるほどね・・・。」 期待した通りの返答が来なかったからか、あからさまにしょんぼりするナイリ。ほら、ハッキリと言わなかったからこうなったんだろ?ここまで来たらどれだけ後悔しても結果は変わらんぞ、この世の中「覆水盆に返らず」って言うからな。メンゾ(当時)「元々お前はどう考えていたんだよ、参考までに聞かせてくれないか?」 あれれ?これは流れが変わってきたんじゃないか?ナイリ(当時)「俺の意見か・・・?いや実はお前が良かったらなんだけど、うちの田んぼで一緒に

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」418

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  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」416

    -416 何となく、ねぇ・・・?- 元々地獄耳であるネクロマンサーの結愛は必要かどうかが一切分からない加護を受け取りながら相変わらず山積みになっている仕事と打ち合わせを進める為に『瞬間移動』で会社へと戻って行った、ただそれを見送った鳳凰は突然の『瞬間移動』にその場で立ち尽くしていたが「まぁ何でもありの世界だから良いかな」と改まった様に養鶏場の経営者の方へと振り返った。鳳凰「悪いな、つい仲間意識が芽生えてしまって楽しくなっちまったんだ。別にお前らの事を忘れていた訳じゃ無いから許してくれな。」 神だからって決して驕ることは無く、周囲の者を気遣う気持ちを大切にしている女神。 そう言えば・・・、何か与えようとしていたのでは?鳳凰「そうだそうだ、一宿一飯のお礼を渡そうと思っていたんだよ。ちょっと待ってくれ。」メンゾ(当時)「何を仰いますやら、お気遣いなさらないで下さい。」 とは言いつつも、内心「鳳凰様からの贈り物って何なんだろう」とワクワクしていた上級巨獣人(タイタン)。ナイリ(当時)「なぁメンゾ・・・、「早く頂戴」ってお前の顔に書いてあるぞ?」 存在すら伝説となっていたあの「鳳凰」からの贈り物なんて、、相当価値のある物に違いないと踏んだメンゾは「相当なお宝ならすぐに売ってお金にしてしまおう」と考えかけていた(この罰当たりな奴め)。メンゾ(当時)「そんな訳ねぇよ、俺がそんな図々しい人間に見えるか?」 「見える見えない」の問題では無い、と言うより元々君は人間では無いだろう(そっちじゃ無いって)? そんなメンゾ達をよそに神は懐から片手大の小さな袋を取り出してもう片方の手を突っ込んで探し物をし始めた、それから数分もの間静寂が辺りを包んでいたが何か長くね?ナイリ(当時)「鳳凰様・・・、恐れ入りますがどうかされましたか?」 時間が経つにつれて段々焦っていく鳳凰、見た感じそんなに物が入りそうな袋には見え無いが中はどうなっているんだ?鳳凰「な・・・、何でもねぇよ。もうちょっとで出てくるはずなんだ・・・、多分この辺りだと思うんだけどな・・・。」 袋の中にはどんな空間が広がっていると言うんだろうか、まさかこれが『アイテムボックス』の起源だったりするのか?鳳凰「邪魔すんなって、でないと見つかる物も見つからないだろうがよ。」 分かったよ、何も言わないから心置き

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」415

    -415 神の加護- この世界においてこれまで色々な経験を積んでそれなりに名声をあげて来た巨大財閥代表取締役社長夫妻は「ステータス画面」にあった「鳳凰の加護」の文字に目の前が真っ暗になりそうになっていた、自分達が異世界にいる事を改めて実感したが正直言ってこの世界でもそうそうない稀な出来事だ。結愛(当時)「なぁ光明、俺達本当にこれを受け取ってもいいのかな。後で「この分を何かで返せ」とか言われかねないかな。」光明(当時)「十分にあり得る話だが、今は鳳凰様の御言葉を聞く事が最優先じゃないか?」 初めて授かった「神の加護」に改めて感謝する為に2人は鳳凰に向かって跪いた、ただどの様な効果があるのかは不明であるがちゃんと聞かなくても良いのだろうか。結愛(当時)「効果がどのような物であってもご加護を頂けるだけで有難い事なんだぞ。」光明(当時)「そうだぞ、あんたは受けた事あんのか?貴重な経験をしているんだぞ?」 そりゃあ元の世界(地球・日本)にずっと住む俺はずっと経験する事は無いだろうよ、それが故にどの様な物なのかが気になるってもんなんだ。結愛(当時)「全く・・・、しゃあねぇなあ・・・。鳳凰様、恐れ入りますが頂戴いたしましたご加護にどの様な効果があるのかをお教え願えませんでしょうか。」 改まった様子で目の前にいる存在を「神」として崇めだした結愛は先程とは打って変ったかのように丁寧な口調で話しかけた、ただその事は鳳凰に良い印象を与えなかった様だ。鳳凰「待てよ、どうしてそう堅苦しくなるんだよ。さっきみたいにしてくれよ。」 あの・・・、お言葉ですが流石に存在すら「伝説」と言われていた神様に対して先程の様な態度は誰だって取れませんって。鳳凰「おいおい、俺が直々にフランクに行こうって頼んでいるのにか?」 これが世に聞く「気が引ける」って奴ですよ、何となく抵抗しちゃうと言いますか・・・。鳳凰「そう言えばあんたも元に戻っちまってんじゃねぇか、どうしたってんだよ。」 いや・・・、念の為ここは結愛に合わせておこうかと思いましてね。駄目なら元に戻しますがいかが致しましょう。鳳凰「気持ち悪いから戻ってくれよ、勿論結愛もだぞ?」 本来ならかなりやり手とも言える「あの結愛」が自分に対し頭を下げて跪いているんだから「悪くない」と言うのが普通だと思うかもしれないが、やはりそこ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」188

    -188 大丈夫?- 改めて食材リストを睨みつける渚はあまりにも高額だった為に再び震えていた、これだと今日の経費を全部使うどころか数日分の売り上げを返上しても払える訳が無い。渚「あんたね、うちは見ての通り屋台の拉麺屋だよ。こんな大金払える訳が無いじゃ無いか、いくら後で返金があるって分かっていても買い出しになんて怖くて行けないよ。」 確かに渚が言っている事は正論ではあるが転生者達は元から1京円の資産を与えられているはずなので問題無いがやはりいち経営者としてしっかりとした話し合いをすべきだと簡単に引く訳に行かない様だ、きっと王城からの信用を得て売り上げのアップを見込んでいるのだろう。デカ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」167

    -167 楽しんだ深夜から朝食まで- 散々ビールを楽しんだ後、好美達は1晩の間じっくりと恋人達の時間を楽しんだ。流石にここに介入しては色々と問題があると思われるので俺は知らないフリをする事にした、我ながら懸命な判断と言えるだろう。 翌朝、好美達の客室に内線によるモーニングコールがあった。一般的な視点で考えるとするならすぐに内線を切って起き上がるのだがこの旅館はモーニングコールの時に朝ごはんの希望を尋ねられる事になっていた。好美「ハァ・・・、ハァ・・・、おはよう・・・、ございます・・・。もう・・・、こんな・・・、時間・・・、なんですか・・・?」ベルディ(内線)「お・・・、おはようござい

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」145

    -145 別腹を通り越して- 目の前で特大の丼物を2杯食べた恋人を見て流石に次は無いだろうと思い始めていた守の目にとんでもない光景が飛び込んで来た、またお品書きを見始めたのだ。守「好美・・・、そろそろデザートか?別腹ってやつだよな・・・。」 ただ好美はずっと沈黙していた、守の言葉は全くもって耳に入っていなかった様だ。5分程の間、無言でお品書きを見ていた。よっぽどこの食事の〆について真剣になって考えているらしい、守は致し方なかったのでずっと見守る事にした。と言っても他に理由があったからなのだが。守「この・・・。」好美「ねぇ、これ良くない?」 彼氏の言葉を遮りながらお品書きを指差して

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   7. 「異世界ほのぼの日記3」144

    -144 牛丼屋と言えば?- 好美の言葉に普段以上の棘を感じながら大好きな味に舌鼓を打っていた守達のテーブルに店員がお盆を持ってやって来た、好美が空けた牛丼の器を下げに来たのだろうかと思っていたのだが両手に持つお盆にはまさかの新たな丼が乗っていた。勿論(と言っても良いのかは分からないが)、守には注文した記憶は無い。店員「お待たせ致しました、「炙り鶏もも肉の親子丼・特大」になります。」守「いや、俺た・・・。」 守が店員に断りを入れようとした次の瞬間、本人にとって人生で最もアンビリーバブルな光景の1つが飛び込んできた。そう、好美が今までに無い位真っ直ぐに手を高らかに挙げていたのだ。好美

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