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第350話

Autor: フカモリ
会場には、嵐のようなフラッシュの音が絶え間なく鳴り響いていた。

その端麗な容姿と圧倒的な気品は、会場の視線を一瞬で奪った。

光雅の名は、東都市の財界にも広く轟いていた。その仕事ぶりは迅速果断にして冷徹。浜野市では誰もが彼に道を譲り、その機嫌を損ねまいと腐心しているという。

若くして傑出した才を放ち、決断力も実行力も桁外れ。西脇家の先代が早々に全権を委ね、隠居を決めたほどの器だ。それでいて、これほどの男がいまだ独身を貫いている。

浮いた噂一つなく、唯一聞こえてくるのは、妹との仲睦まじい様子ばかり。

大股でステージへ向かう彼に、割れんばかりの拍手が送られる。その熱狂ぶりは、市の有力者を迎えた時ですら及ばない。

客席の後方では、若い女性たちが目を輝かせ、「浜野市にあんな超ハイスペックな独身がいたなんて」と興奮気味に囁き合っていた。

壇上の中央に立った光雅は、熱烈な視線を浴びながらも口元に余裕の笑みを浮かべた。片手を背後に回し、もう一方の手でマイクを引き寄せると、落ち着いた声で口を開く。

「ご来賓の皆様、ならびに業界の各界を代表する皆様。本日はお集まりいただき、心より感謝申し上
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Comentarios (4)
goodnovel comment avatar
zi zi
真琴おかえり! でも由美がまだいる事にがっかり 何もざまあが無いなんて… がっかりだよ信行!
goodnovel comment avatar
mami
西脇家なら貴博様と何の障害もなく お付き合い可能だよね。 貴博様との進展も期待!! まだまだお話し続きそう。
goodnovel comment avatar
ウサコッツ
あ~真琴が登場した 二年後でも由美がいた 何の罰も受けず 信行には呆れてる もい
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