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第316話

Author: 雲間探
智希は一瞬言葉に詰まった。「財産分与なしでの離婚?本気ですか?」

智昭は非常に寛大で、彼女に渡す予定の財産は、一生贅沢に生きても使い切れないほどの額だった。

それを捨てるなんて、正直彼には理解できなかった。

玲奈は言った。「本気です。ただし、条件が一つあります」

元々、彼の財産なんて欲しいと思ったことはなかった。彼がくれたものだって、いらないならいらないで、惜しいとは思わない。

ただ……

以前、藤田おばあさんが転倒して入院した時、智昭はお見舞いに来てくれた彼女への感謝として、400億円と、彼女の祖母が住むマンション区画内の別荘を三棟、プレゼントしていた。

その三棟の別荘は、たとえ後から智昭に贈られたものだとしても、離婚時の財産分与リストに含まれていた。

だから、登記名義が自分になっていても、離婚が成立するまでは法的には自分のものにならない。

財産放棄を選べば、それらは手に入らない。

そしてそれらを自分が手にしなければ、離婚後、智昭がそのまま大森家か遠山家に譲ってしまう可能性は高い。

遠山家の性格からして、それを手にしたらすぐに引っ越してきて、彼女の祖母に嫌がらせを
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Comments (10)
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yoshi horarara
皆さんの反応どうり クズ旦那おかしいです もしかしてサイコパス...️ おぞましいく恐ろしい こんな奴関わったら駄目~
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nocccoo
智昭、玲奈が汚い手を使って結婚に持ち込んだって思ってないな。 うちの玲奈が小賢しくなったって言ってるんだから。
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おすがさま
玲奈、もうちょっと冷静になろう。 もし、離婚が成立したら青木家も、玲奈自身も潰されるよ。でも、やっと智昭の本音が垣間見えたね。 本当にイヤな奴!
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