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第291話

مؤلف: 炭酸が抜けたコーラ
桐生グループの副社長が修正案を山ほど抱えて押しかけてきても、部屋へ入る前に碧が応接室でぴたりと行く手を塞いだ。

碧の口は機関銃のようによく回り、エリートを気取る桐生の男たちでさえ、反論できぬまま顔を青ざめさせるほどだった。

そのおかげで、心愛はようやく息をつくことができた。

彼女は持てる集中力のすべてを、黄ばんだ古い手描き原稿へと注ぎ込む。これらの作品を、名雲最高峰の発表会の舞台で蘇らせる――その思いだけが、彼女を支えていた。

それから半月後の、ある昼休み。

心愛が休憩スペースで食事を取っていると、ロビーに設置された大型テレビがふと視界に入った。

画面の中では、名雲市で最も栄えているエリアが華々しく飾り立てられ、盛大なテープカットの様子が映し出されている。

アナウンサーの清廉で無機質な声が響いた。

「桐生グループが三年の歳月をかけて建設した大型ショッピングモール『スカイガーデン』が、本日正式にオープンしました。この場所は、かつて旧市街地再開発の重点区域であり――」

心愛の箸が、ぴたりと止まった。

画面に映るのは、陽光を浴びて眩く輝くガラスカーテンウォールの巨大な建物
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