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第1479話

Auteur: 桜夏
それは、雲の上の存在から発せられる、無形の圧力だった。博は、この二人がただ者ではないと察した。特に、立っている方の男は。

雅人は一言も発しないが、まるで生殺与奪の権を握る王のように、指を一本動かすだけで人の命を奪えそうな雰囲気を纏っている。

蓮司のような気性の荒い社長でさえ、相手を前にすれば立ち上がって、恭しく頭を下げるしかない。その姿は、まるで爪を剥がれた猛獣のようだ。

それだけでも、あの男の地位がいかに高いかが窺える。

一方、ソファにだらしなく腰掛けている方は、穏やかな表情の裏に冷徹な計算を隠しているタイプで、これもまた、食えない男だ。

博は朴念仁だが、本当に馬鹿なわけではない。場の空気を読むことくらいはできる。

それに、先ほどの病室内の会話から、博はすでに事の次第をおおよそ察していた。

先ほど来た、二人の女性が関係しているのだろう。

あの曲者は、蓮司が彼女たちを騙して呼び寄せたと言っていた。そして今、二人はそのことで対峙しに来たのだ。

博は、この件に医師や看護師がどう関係しているのかは分からなかったが、一つだけはっきりしていることがあった――

蓮司の顔には、確
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
ムナ
蓮司は雅人の行動を陰険だって思ってるみたいだけど、雅人はあくまで事実の確認と保護者(おじいちゃんとおじさん)への報告をするって言ってるだけで、透子に会う隙を作るためだけに、人を雇って何の罪も無いおばあちゃんにケガをさせた蓮司とは違うんだよなぁ……。
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