三階の屋根裏はすっかり様変わりしていた。ドアの前に立った真奈は一瞬我が目を疑った。ここは昨夜見た場所とは違っていた。目の前にあるのは古びたドアだったが、昨夜見たものとは異なり、錠前も違っていた。真奈はドアに近づいた。昨夜自分がハンマーでこのドアを叩き壊したことを、鮮明に覚えていた。痕跡一つ残っていないなんてありえるか?その光景を目にした立花も思わず眉をひそめた。佐藤茂の手腕は知っていたがたった一晩でここを完全に修復し痕跡を消し去るとは思わなかった。「ありえない……」真奈は呆然と目の前の光景を見つめた。彼女は錠前を開けようとしたが、背後から立花がその手を押さえる。「夢だと言っただろう?信じないからこうなったんだ。ここで何を狂った真似をしてる?」立花が眉をひそめると、真奈は彼を見て言った。「気は確かよ。あれは夢じゃない」真奈の目には今までにない真剣さがあった。その眼差しを見て、立花もそれ以上傷つける言葉を吐けなかった。彼は真奈の手を放し、視線を逸らして言った。「中を見たいにしてもこの家の主に聞くべきだろう。勝手に他人の屋根裏を開けるなんて失礼すぎると思わないか?」立花の言葉で真奈は我に返った。この家の主は佐藤茂だ。佐藤茂ならこの家の全てを知っているはずだ。屋根裏に何が隠されているかも必ず知っている。そう思うと真奈はよろめきながら階下へ駆け出した。真奈が何度も足を踏み外しそうになるのを見て、立花は手を差し伸べようとしたが、その手は空中で止まった。結局立花は無理やり手を引っ込めた。強情で、言うことを聞かない女だ!わざわざ自分で自分を苦しめてるじゃないか!自業自得だ!心の中でそう毒づきながらも、立花はすぐに真奈を追って階下へ降りていた。二階の廊下で、真奈は佐藤茂の部屋の前にたどり着いた。彼女の手は高く上げられたが、昨日と同じように、やはり空中で止まってしまった。まるで目に見えない糸で手を引かれ、動きを封じられているかのようだった。「瀬川さん」背後から、青山の穏やかな声が真奈の耳に届いた。真奈は尋ねる。「青山、佐藤さんは目を覚ましたの?」青山は首を横に振った。その答えを聞いた真奈の瞳は、一瞬で光を失った。三階から降りてきた立花は、この光景を目に
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