さて、仕事はどっぺる君に丸投げ……もとい依頼したからいいとして、神社巡りをするにおいて解決しなくちゃいけない重要事項がある。 お金よ。私だけなら御神木をに甘い言葉を囁いて誘惑し、樹液をチューチュー吸わせてもらえば無料で楽しめる。 でも使い魔たち、特にベリーは屋台の祭り飯を心いくまで食べるはず。当然、小学生レベルのお小遣いを渡したとて足りるわけもない。かといって私の財布も温もりを忘れていく久しい……。「良司さんに頼るか」 ぼそっとこぼれ出た言葉にシラーがまたも侮蔑の表情を見せた。「パパ活するんですか? また?」「人聞きの悪いこと言わないで。ただ同年代に奢ってもらうってだけよ」『同年代だけど良司は白緑より何個も下でしょ? 歳下にタカるなんて恥ずかしくないの?』 ほとんどベリーのための行為なのになんたるもの言いかしら。でもこいつの機嫌を損ねては寒空に下着一枚で放り出されるかもしれない。仕方ないからグッと堪えて回答する。「ひとっつも恥ずかしくないわ。今は歳なんて関係なく割勘や奢り奢られが普通の時代よ。もう昭和や平成じゃないんだから」『昭和や平成でも白緑が奢ってるとこ見たことないけどね~』「ああ情けない」 やかましいベリーとシラーは無視して良司さんへ連絡するためポケットからスマホを取り出す。 安全性は疑わしいけれど、すべての昨日が無料のマラインと書かれた緑色のアイコンをタップする。 片手でパパっと入力した『一緒に初詣へ行きませんか?』を見てしばし……削除ね。たぶん良司さんは『一年の始めは良司さんに会いたいです』とか言った方が釣れると思うのよ。「もうちょっと色気を出した方がいいじゃんないですか? 良司は男姿の白緑に興奮するわけですし、ア●ルが疼いて仕方ないとか書くべきですよ」「は? 俺と良司さんはそんな関係じゃないぞ」 偉そうな態度で蔑んてきたくせにスマホを覗き込み下品な提案をするシラーに、つい、男口調で応えてしまった……ていうか仕事に行かないんだ、このタイミングで俺に戻ろう。『でも良司は狙ってる思うんだよね、白緑のア●ル。だいたいさ、男盛りの真っ只中の中年からお金を巻き上げようってんだから色気は必須だよ?』 今度はベリーがシラーと似たようなことを言う。 なんだこいつら。変な文面を送って人格を疑われるのは俺だ
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