All Chapters of 蒼人と空、君と過ごしたあの季節: Chapter 61 - Chapter 70

90 Chapters

チームメイトのいたずら

夕暮れの太陽が部室の窓をオレンジ色に染め、汗と芝の匂いが混じり合った空気が漂っていた。サッカー部の練習は終わり、部員たちが次々と着替えを終えて帰宅する中、蒼人と空だけが2年生の先輩、山田と佐々木に部室に残るよう指示された。14歳の華奢な身体にジャージが少し大きめに感じられ、2人は少し緊張しながらベンチに座った。練習中のサボりが原因だと察しつつも、チームメイトの視線に戸惑っていた。「ア:ソラ…なんかドキドキするね。先輩たち、今日ずっと俺ら見てた気がする…。」「ソ:アオ、俺も気になってた。サボったのがバレたのかも…でも、大丈夫だよ。一緒なら平気だ。」山田が笑顔で部室のドアを閉め、佐々木が軽い調子で近づいてきた。2年生の先輩たちは、蒼人と空の仲の良さをからかう意図で、軽いいたずらを企てていたようだ。部室の穏やかな雰囲気が、2人の緊張を和らげた。「山田:お前ら、練習サボってばかりだな。1年なのに生意気だと思ってたけど…仲いいのはいいことだろ? ちょっと遊んでやろうか。」「佐々木:だな。星野と山崎、いつもくっついてて可愛いな。部室でその仲の良さ、見せてみろよ。」蒼人と空は顔を見合わせ、恥ずかしさで頬が少し赤くなった。部室の窓から吹く夕風が2人の緊張をほぐし、互いの存在に安心感を覚えた。「ア:(ソラ…先輩、からかう気だね。ちょっと恥ずかしいけど、ソラがそばにいてくれる…)」「ソ:(アオ…先輩、楽しそうだけど…アオと一緒なら、なんとか耐えられるよ…)」山田が蒼人に近づき、肩を軽く叩いて笑った。蒼人はくすぐったそうに身を縮め、笑顔を浮かべた。「ア:山田先輩…やめてください、くすぐったいよ…! 恥ずかしいです…。」「山田:おお、星野、かわいい反応だな。もっと遊んでやろうか?」佐々木が空の背中に軽く手を置き、肩を軽く揉んだ。空は照れくさそうに笑いながら、少し身を捩った。「ソ:佐々木先輩…やめてください! くすぐったいし、恥ずかしいです…!」いたずらが続き、山田が蒼人の髪を軽くくしゃっと撫で、佐々
last updateLast Updated : 2025-08-03
Read more

別れと新たな愛の始まり

朝の教室は静かで、窓から差し込む柔らかな光が机を照らしていた。春の花びらが風に舞い、14歳の蒼人とお空は教室の隅に座り、最近の出来事を振り返っていた。華奢な身体に制服が少し大きめに感じられ、2人の表情には複雑な思いが浮かんでいた。サッカー部での忙しさやチームメイトとの関係が、2人の心に新たな気づきをもたらしていたのだ。「ア:ソラ…最近、学校や部活が忙しくて…ソラや律に、もっと愛情をそそぎたいって思うようになったよ。」「ソ:アオ、俺もだ。サッカー部、楽しかったけど…アオや律と過ごす時間が大事。部活より、2人との愛を優先したい。」昨夜、2人は夜遅くまで話し合い、部活での忙しさが空や律との時間を奪っていることに気づいた。始業式での「ちっちゃいものクラブ」としての結束も、チームメイトとの距離を感じさせ、2人の心は愛情へと傾いていった。教室の静寂が、2人の決意を後押しした。「ア:(ソラ…サッカー部辞めたら、ソラと律と一緒にいられる時間がもっと増えるよね。愛してる…)」「ソ:(アオ…部活を辞めて、アオと律に愛を注げるなら、それでいい。愛してるよ…)」2人は顧問の田中先生に辞意を伝え、午前中の授業後にサッカー部の部室へ向かった。部室のドアを開けると、新品のジャージの匂いと春の湿気が漂い、2人の胸に懐かしさがよぎった。山田と佐々木がすでにいたが、2人の真剣な表情に気づき、雰囲気が変わった。「ア:山田先輩、佐々木先輩…俺とソラ、今日でサッカー部を辞めます。ありがとうございました。」「ソ:はい、先輩たちに感謝してます。でも、アオや律と過ごす時間を大事にしたいんです。ごめんなさい…。」山田は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに笑顔で近づいた。佐々木も穏やかに肩を叩き、2人の決断を尊重した。「山田:お前ら、急に何だよ…でも、気持ちはわかる。仲いいのはいいことだ。辞めるなら仕方ないな。頑張れよ。」「佐々木:だな。星野と山崎、チームにいた方が良かったけど…お前らの幸せが大事だ。応援してるよ。」2人は先輩たちに頭を下げ、部室を出た。春の風がグラウンドを
last updateLast Updated : 2025-08-04
Read more

再会と初々しい心

5月に入り大型連休の初日の穏やかな朝、蒼人は電車に揺られながら祖母の家がある郊外へと向かっていた。車窓から見える春の緑が目に優しく、14歳の華奢な身体に制服を着替えた彼の心は、自由な時間と新たな出会いへの期待で満たされていた。サッカー部を辞めて以来、空や律と過ごす時間が増えたが、今回は一人で訪れる決意をしていた。窓ガラスに映る自分の顔を見つめながら、幼い頃の祖母との記憶がよみがえり、胸が温かくなった。「ア:(おばあちゃんに会えるのは楽しみだ…でも、一人ってなんか新鮮。心がドキドキするな…)」電車を降り、田園風景が広がる道を歩く。足元の草花が春の息吹を伝え、遠くで鳥のさえずりが聞こえた。祖母の家に近づくにつれ、懐かしい木造の家が見えてきた。玄関の古い木の香りが鼻をくすぐり、ドアを叩くと、予想外の笑顔が現れた。従兄弟の唯(ユイ)だった。12歳の小学6年生で、蒼人とほぼ同じ身長の華奢な少年。2年ぶりの再会に、蒼人の心は一瞬止まった。唯の顔は以前より鋭くなり、思春期特有の清潔感と美しさが際立ち、クラスでモテモテの美男子らしい雰囲気を放っていた。黒髪が風に揺れ、澄んだ瞳が蒼人を見つめた。「ア:唯…! 久しぶりだね…2年ぶりかな? かっこよくなってる…笑顔が眩しいよ。びっくりした。」「ユ:蒼人兄ちゃん! やっと会えた! うん、2年ぶりだよ。兄ちゃんも変わったね…なんか大人っぽくて、嬉しいな。」唯の明るい声に、蒼人は照れくさそうに笑った。祖母が奥から出てきて、「おお、蒼人、来てくれたのね!」と温かく迎え入れた。リビングには古いソファと花の香りが広がり、春の日差しがカーテンを透かして部屋を満たしていた。唯は蒼人の隣に自然と座り、幼い頃の思い出を語り始めた。「覚えてて? 昔、一緒に川で遊んだよね。あの時、兄ちゃんが僕を助けてくれた。」と笑う唯の声は、どこか懐かしさと新たな親しみを帯びていた。思春期の唯は、男の子への興味が芽生え始めていたが、それを隠しながらも蒼人への特別な気持ちを隠せなかった。「ア:(唯…小さい頃は一緒に遊んでたけど…今はかっこよくて、なんかドキッとする。愛らしいな…心がざわつく。)」「ユ:(蒼人兄ちゃん…久しぶりなのに、な
last updateLast Updated : 2025-08-05
Read more

湯船の禁断の情熱と従兄弟の初めて

夕食の温かい味噌汁と焼き魚の香りがリビングに漂う中、蒼人と唯は祖母に「お風呂、ありがとう」と礼を言った。祖母は「昔みたいに一緒に入りなさい」と笑顔で背中を押し、2人は浴室へと向かった。古い木造の家の浴室は狭く、湯気が立ち込める湯船が2人を包み込んだ。14歳の蒼人の華奢な身体と、12歳の唯の幼さ残る体が、湯気の中でぼんやりと浮かび上がった。2年ぶりの再会でぎこちなかった空気も、湯船の熱が溶かし、親族関係の境界を越える緊張と興奮が生まれていた。「ア:唯…久しぶりにお風呂一緒だね。ちょっと恥ずかしいけど…ドキドキするよ。」「ユ:うん、兄ちゃん。昔は普通だったけど…今は裸で一緒って、ドキドキして変な感じ。」蒼人が湯船にまず足を入れ、熱いお湯が足先を包む感触に小さく息を漏らした。唯がそっと後ろから入ってくると、湯気が2人の肌を滑り、裸の距離が一層近くなった。唯の白い肌が湯気で赤くなり、蒼人の目にはその無垢で少し成熟した姿が異様に魅力的だった。2人は並んで座り、膝が触れ合うたび、微かな震えと背徳感が走った。湯船の水面が揺れ、2人の鼓動が重なり合った。「ア:(唯…こんな近くに裸でいるなんて…恥ずかしいけど、ち〇こが硬くなってくる。ダメだ…)」「ユ:(兄ちゃん…裸で見るの、恥ずかしいけど…変な感じがするよ…)」蒼人がお湯をすくい、唯の肩にそっとかけた。温かい水滴が唯の鎖骨を滑り落ち、蒼人の指が軽く触れた瞬間、唯が小さく身を震わせ、吐息を漏らした。その反応に、蒼人の欲望が抑えきれなくなり、親族としての罪悪感を超える衝動が湧き上がった。湯気が2人の肌を包み、浴室の湿った空気が情熱を増幅させた。「ア:唯…肩、冷えてたみたいだね。お湯、かけてあげる。ちょっと恥ずかしいけど…もっと触りたい。」「ユ:ありがとう、兄ちゃん…お湯、気持ちいい。恥ずかしいけど、兄ちゃんに触られると…変な感じがする。」唯が目を閉じてお湯に浸かると、蒼人はその無防備な姿に欲望を抑えきれなかった。湯船の狭さからか、唯の膝が蒼人の太ももに密着し、2人の間に禁断の緊張が走った。蒼人はその接触にドキドキしながら、唯の純粋な笑顔に安心感
last updateLast Updated : 2025-08-06
Read more

ベットの深まる情熱

風呂から上がった蒼人と唯は、祖母が用意した古い和室のベッドに並んで横たわった。湯気の残る身体をタオルで拭き、薄いパジャマを着た2人は、春の夜の静けさに包まれていた。唯の頭から漂うシャンプーの甘い香りが蒼人の鼻をくすぐり、その柔らかな匂いに反応して、蒼人の身体が熱くなった。ベッドの狭さからか、唯の肩が蒼人の腕に軽く触れ、2人の間に微妙な緊張と期待が走った。窓から差し込む月光が、唯の無垢な横顔を照らし、蒼人の心を揺さぶった。「ア:(唯…シャンプーの香り、たまらない…匂いを嗅ぐだけで、ち〇こが硬くなってくる。抑えられない…)」「ユ:(兄ちゃん…一緒のベッドって、なんかドキドキする…身体が熱い…)」蒼人がそっと目を閉じようとした瞬間、唯が小さな声で口を開いた。恥ずかしそうに顔を伏せながら、唯は心の内を打ち明けた。「ユ:兄ちゃん…最近、学校で男の子を見るとち〇こが固くなるんだけど…それって変かな。」その言葉に、蒼人は一瞬身体をビクッとさせ、驚きで目を大きくした。親族としての責任感と欲望が交錯する中、蒼人は優しく答えることを選んだ。手を伸ばし、唯の肩にそっと触れながら、穏やかな声で応じた。「ア:唯…全然変じゃないよ。俺だって、唯の体を見ると勃っちゃうんだから。自然なことだよ。」その言葉と共に、蒼人の手は無意識に唯の腰に滑り、薄いパジャマ越しに唯のち〇こに軽く触れた。唯が「 あっっ」と小さな喘ぎを漏らし、身体を震わせた。その反応に、蒼人の欲望が抑えきれなくなり、ち〇こが硬くなるのを感じた。ベッドのシーツが2人の動きでわずかに揺れ、2人の心拍数もぐっと上がった。「ア:(唯…あんなこと言うなんて…もうち〇こ、限界だ。もっと触りたい…)」「ユ:(兄ちゃん…触られて、変な感じ…ち〇こ、硬くなって…気持ちいい…)」唯は喘ぎながら感じ始め、腰をクネクネと動かした。その無垢な仕草に、蒼人の興奮がさらに高まった。月光の下で、唯の白い肌がパジャマから覗き、蒼人は大胆な行動に出た。布団を勢いよく剥がし、唯が履いていたハーフパンツを脱がせた。パンイチになった唯の身体が露わになり、蒼人の目に
last updateLast Updated : 2025-08-07
Read more

ベッドの極端な情熱

前回の情熱的な時間から数十分が経ち、蒼人と唯は祖母の用意した和室のベッドに再び横たわっていた。射精で濡れたシーツが乾きかけ、月光がカーテンを透かし、部屋に淡い光を投げかけていた。2人はパジャマを脱ぎ捨て、裸で互いに寄り添い、唯のシャンプーの香りが蒼人の鼻をくすぐった。蒼人の心は再び高鳴り、唯の温かい肌に触れるたび、ち〇こが硬くなるのを感じていた。「ア:(唯…続きをもっとしたい…さっき出したのに、ち〇こがまた硬くなってきた…)」「ユ:(兄ちゃん…まだ物足りないよ…身体が熱い…)」蒼人は唯の身体に手を這わせ、太ももから腰へとゆっくりと撫でた。唯が「ん…兄ちゃん…」と小さな声を漏らし、前回の感覚を思い出したように身体をくねらせた。その反応に、蒼人の興奮が再び高まり、新たな挑戦を求めた。蒼人は唯の背後に回り、膝で腿を広げさせた。唯の臀部が露わになり、蒼人の視線がそのまだ未踏の入口に注がれた。蒼人は唾液を口に含み、指に絡ませて湿らせた。「ア:唯…前回より深いこと、試してみたい。少し痛いかもしれないけど…大丈夫?」 「ユ:兄ちゃん…何? 怖いけど…前回みたいに、信じるよ…。」蒼人の指が唯の入口に軽く押し当てられ、狭い肉壁が強く抵抗した。唾液をたっぷり塗り、ゆっくりと指を挿入した。唯が「 きゃあ…痛い…」と声を上げ、身体を硬直させた。蒼人は「我慢して、すぐ慣れるよ」と囁き、指を浅く出し入れしながら入口をほぐしていった。唯の息が荒くなり、痛みが徐々に快感に変わる兆しを見せた。蒼人はもう1本の指を加え、2本で入口を広げ始めた。唯の内部が温かく、締め付けが強烈で、蒼人のち〇こはすでに限界まで硬くなっていた。「ア:唯…狭いね。2本入ったよ。前より気持ちいい? 俺、ち〇こが我慢できない…。」「ユ:兄ちゃん…変な感じ…痛かったけど、気持ちいい…もっと…。」蒼人は唾液を追加で塗り、指をさらに深く動かしながら入口を十分に広げた。唯の喘ぎが部屋に響き、前回の愛撫を超える快感が2人を包んだ。指を引き抜き、硬くなったち〇こを手に持つと、唯の準備が整った入口にゆっくりと挿入した。狭い内部が蒼人のち〇こを強く締め
last updateLast Updated : 2025-08-08
Read more

朝の禁断の目覚め

朝の静かな光がカーテンの隙間から差し込み、祖母の家の一室に穏やかな雰囲気を運んでいた。ベッドの上では、蒼人と唯がパンイチの状態で眠りについていた。蒼人は薄い黒のボクサーブリーフを、唯は同じく黒のボクサーブリーフを履いており、2人の身体はシーツに半分包まれたままだった。前夜の情熱の名残がベッドのあちこちに残り、シーツにはわずかに白濁の跡が乾いたままだった。蒼人は先に目を覚まし、隣で眠る唯の寝顔をじっと見つめた。唯の穏やかな寝息が聞こえ、長いまつ毛が頬に触れ、口元にはわずかな笑みが浮かんでいた。蒼人はベッドに身を起こし、唯の寝顔を眺めながら、その身体全体を舐めるように見回した。月光の下での行為の記憶が蘇り、唯の首筋から胸、平坦な腹部、太ももへと視線が滑った。シャンプーの甘い香りがまだ髪から漂い、蒼人の心をくすぐった。その視線がふと唯の下半身に落ちると、黒いボクサーブリーフの前方に不自然なシミが広がっているのに気づいた。白っぽい染みが布地に滲み、夜の興奮が夢の中で続いていた証拠のように見えた。蒼人の心臓が一瞬速まり、欲望と好奇心が混じり合った。その時、唯が突然小さな声でつぶやいた。「兄ちゃん…もっと…」。その言葉は眠りの奥から漏れた寝言のようで、蒼人は一瞬息を呑んだ。目を閉じたままの唯の顔を見ると、寝息が規則正しく続き、明らかに意識がないことがわかった。蒼人は胸を撫で下ろし、「寝言か…」と呟きながらも、その言葉に秘められた欲望に心がざわついた。ベッドの上で静かに身を起こし、10分ほど経過したところで、唯を起こすことにした。「ユ:ん…兄ちゃん…?」 蒼人は優しく肩を揺らし、「唯、起きて。朝だよ」と声をかけた。唯が眠そうに目をこすりながら体を起こすと、蒼人は意を決して話題を切り出した。「ねえ、唯…パンツ、濡れてない?」 その言葉に、唯は「えっ?」と驚いた表情で自分の下半身を見下ろした。黒のボクサーブリーフを履いたままの唯の目に、白っぽいシミが広がっているのが飛び込んできた。暗い布地に映えるその染みは、前夜の行為や夢の中の反応が原因である可能性を物語っており、余計に目立っていた。唯の顔が一気に赤くなり、慌てて両手で股間を隠そうとした。
last updateLast Updated : 2025-08-09
Read more

プールの密やかな情熱

朝の光が祖母の家の瓦屋根を優しく照らし、庭に植えられた桜の木が風にそよぎ、淡い花びらが地面に散っていた。蒼人と唯は軽いステップで玄関を出発し、それぞれTシャツと短パンを身に着け、リュックを背負った。蒼人のリュックの中には、朝見つけた唯のシミのついた黒いボクサーブリーフが隠されており、その秘密が彼の心に微かな興奮と罪悪感を呼び起こしていた。唯は少し恥ずかしそうに下を向きながら歩き、時折蒼人の横顔をチラリと見つめた。2人は祖母に「プールに行くよ」と声をかけ、近所の静かな住宅街を抜けてプールへと向かった。道中、夏の陽気が徐々に強まり、コンクリートの道に陽光が反射してまぶしかった。路傍にはアスファルトを割って生えた雑草が揺れ、遠くでセミの初鳴きが聞こえ始めた。蒼人は唯の隣を歩きながら、時折その細い腕に軽く触れ、「暑いね、ちょっと休憩しようか」と提案した。近くの小さな公園にたどり着き、木陰のベンチに腰を下ろした。ベンチの鉄製のフレームは朝の涼しさでまだ冷たく、蒼人は唯の太ももにそっと手を置き、親族としての境界を越える衝動を抑えきれなかった。唯は少し身を縮こまらせつつも、蒼人の温かい手から目を逸らせなかった。「ア:(唯…プールでまた近づけるかな…触りたい気持ちが止まらない…)」「ユ:(兄ちゃん…手、温かい…また何かされるかも…ドキドキする…)」休憩を終え、2人は再び歩を進め、約15分後、近隣の公共プールに到着した。プールは古いコンクリート製の建物に囲まれ、入口には「ゴールデンウィーク特別営業」と書かれた看板が掲げられていた。チケット売り場で入場料を払い、更衣室へ向かうと、消毒液の匂いと湿った空気が鼻をくすぐった。更衣室のタイルは冷たく、壁には過去の大会の写真が飾られていた。蒼人は青いトランクス水着、唯は黒の競泳水着を選び、着替えながら互いの身体をちらりと見つめた。蒼人は唯の引き締まった脚と水着が強調する臀部のラインに目を奪われ、唯も蒼人の筋肉質な胸板と水着から覗く輪郭に心を乱された。プールサイドに出ると、朝の静けさが広がっていた。プールは25メートルのレーンが5本あり、澄んだ水面が太陽光を反射してキラキラと輝いていた。水質は透明度が高く、底に敷かれた青い
last updateLast Updated : 2025-08-10
Read more

プールサイドの秘密とシャワーの誘惑

プールでの水面下の愛撫と射精の余韻が残る中、蒼人と唯は更衣室へと足を踏み入れた。更衣室の空気は湿気を帯び、コンクリートの壁には水滴が滴り、タイルの床には濡れた足跡が残っていた。ロッカーの金属音が響き、遠くで他の客の笑い声が聞こえたが、2人のエリアは一時的に人影がなく、密かな空間が広がっていた。蒼人は青いトランクス水着、唯は黒の競泳水着のまま、タオルで身体を拭きながら互いの視線を交わした。蒼人の胸板には水滴が光り、唯の細い脚にはプールの塩素の匂いが漂っていた。「ア:(唯…まだ興奮が冷めない…もっとしたい…)」「ユ:(兄ちゃん…このあともまた何かされるかも…心がドキドキする…)」2人はお昼を取ることに決め、祖母が事前に握ってくれたおにぎりを取り出した。祖母は朝、「プールで遊ぶならこれを持っていきなさい」と海苔と梅の入ったおにぎりをラップに包んで渡しており、その優しさが2人の間に温かい空気を運んだ。プールサイドのベンチに腰を下ろし、蒼人と唯は並んでおにぎりを頬張った。海苔の香ばしい匂いと梅の酸味が口に広がり、プールでの疲れを癒した。近くでは子供たちが水鉄砲で遊び、水しぶきが2人の足元に飛んできたが、周囲の喧騒は2人の会話をかき消すには十分だった。食事をしながら、唯は突然小さな声で蒼人に問いかけた。「兄ちゃん…なんでそんなにエロいこと知ってるの?」。声は周囲の客に聞こえない程度に抑えられ、唯の頬は恥ずかしさで赤らんでいた。蒼人は一瞬ドキッとし、心臓が跳ね上がるのを感じたが、目を逸らさずに答えることを選んだ。照れくさそうに笑いながら、口を開いた。「唯、それはね…俺、実はBLなんだ。男の子が好きなんだよ。今も学校で付き合ってる人がいるし」。蒼人の声は静かで、プールの水音にかき消されそうだった。唯は目を丸くし、蒼人が何を言っているのかすぐには理解できなかった。BLという言葉に戸惑い、口をぽかんと開けたまま蒼人の顔を見た。蒼人はさらに言葉を続け、「学校でもやったことあるし、それこそ明後日、2人俺の家に泊まりに来るんだ。でも…まだ本命を選べないんだよね。どっちも好きなんだけど…」。その静かな口調とは裏腹に、蒼人のち〇こは水着の上からでも分か
last updateLast Updated : 2025-08-11
Read more

湯けむりの禁断の誘惑

プールから帰宅した蒼人と唯は、祖母の家の玄関で靴を脱ぎ、汗と塩素の匂いを帯びた服を脱ぎ捨てた。夕暮れの光が窓から差し込み、畳にオレンジ色の影を落としていた。プールでの水面下の愛撫やシャワールームでの口愛撫の記憶が2人の心に焼き付き、互いの視線には抑えきれない興奮が宿っていた。蒼人はTシャツを脱ぎ、筋肉質な上半身を露わにし、唯も短パンを脱いでリビングに腰を下ろした。祖母は近所のスーパーに行ってるらしく、家の静寂が2人だけの密やかな空間を演出していた。夕食の時間になり、2人はキッチンで簡単な食事を準備した。冷蔵庫から取り出した漬物と、炊きたてのご飯の湯気立つ香りが部屋に広がった。蒼人は卵焼きを焼き、油がパチパチと音を立てる中、唯は味噌汁の具を丁寧に切った。食卓に並んだのは、黄金色の卵焼き、熱々の味噌汁、シャキシャキの漬物、そして白いご飯。2人は対面で座り、箸を手に取った。唯が「兄ちゃん、今日のプール楽しかったね」と微笑むと、蒼人は「うん、唯と一緒だと特別だよ。もっと近づけた気がする」と答え、口元に意味深な笑みを浮かべた。食事を進めながら、蒼人の視線が唯の首筋や鎖骨に滑り、プールでの感触が甦った。唯もまた、蒼人の逞しい腕や太ももに目をやり、心が疼いた。「ア:(唯…ご飯食べながらでも、触りたくなっちゃう…なんなんだろうこの感情、抑えられないな…)」「ユ:(兄ちゃん…また何か考えてる? ドキドキしてくる…)」食事を終え、2人は皿を洗いながらお風呂の順番を相談した。蒼人が「唯、一緒に入らない? ばぁちゃんもいないし…」と誘うと、唯は一瞬目を逸らしたが「うん…いいよ、兄ちゃん」と頷いた。祖母の家のお風呂は古びた木製の浴槽とタイル張りの壁が特徴で、懐かしい木の香りと湿った空気が漂っていた。2人は裸になり、浴室の扉を閉めると、湯気の立ち込める密室が2人だけの世界となった。湯船に熱湯を張り、シャワーを浴びながら身体を洗い始めた。蒼人の筋肉質な背中が水滴で濡れ光り、唯の滑らかな肌が湯気で 赤く染まり、2人の裸体が湯船の反射でエロティックに映った。「ア:唯、背中流してあげようか? プールの塩素、残ってるかも…」「ユ:うん…お願い、兄ちゃ
last updateLast Updated : 2025-08-12
Read more
PREV
1
...
456789
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status