All Chapters of 魔物嫌いの魔食家令嬢: Chapter 41 - Chapter 50

55 Chapters

#40

「ねぇアイン、わたくしもう眠いんですけれど……。」 アインの勧誘から時は進むこと数刻。アビゲイルは眠気まなこで家路を進んでいた。「アビゲイル様、もう少し頑張ってください。あ、前に防壁が!」「ふわぁー何か言いましたかしら。わたくし、寝ぼけていてよく聞いていませんでしたわ。もう一度言ってくださる?」 ここまで読んだいただいてる読者の皆さんならばお分かりだろう。壁をぶち抜いたのだ。一瞬足りとも減速することなく。もうあと口から放射熱戦でも出せばもはやもう某怪獣である。ゴ……じゃなくて某怪獣との違いは水に沈むことくらいだろうか。「いや、なんでもないです。それより今はどこに向かっているのでしょうか。」「ん〜?わたくし、言っていませんでした?」「わ、わしはまだ何も言われておりませんが……。」「あぁそうでしたわね。もちろん行き先は当家の屋敷ですわ!」「お屋敷の場所を詳しくは存じ上げませんが、お屋敷の近くにあるという魔の森は反対です。」 進んでいなかったようだ。「……よ、予定通りですわ。(あら、うっかりぎゃくの門から出てしまったようですわね。わたくしらしからぬ凡ミスですわ。)」 彼女の為に弁明をすると本来の彼女は方向感覚に優れている方である。道に迷うこともほとんどない。彼女が行ったことない場所へ適当に放置しても無事に帰ってこれる程度には方向感覚に優れている。もはや弁明ではないが、野生の勘というやつだ。 「あの……。」「予定通り!ですわ!これ以上うだうだ言うなら一人で魔の森に一月ぶち込みますわよ?」「よ、予定通りでございますか……。魔の森に一人は死んでしまうのでご容赦いただきたく思います。」「よろしい。わかったならいいんですの。わたくしの心の広さに感謝するといいですわ!アイン、貴方にはわたくしが目にかけている騎士団で軽い慣らしをしてもらいますわよ。騎士団全員対貴方での模擬戦ですわ。ちゃーんとわたくしが死なないように見ていて差し上げますし死にはしませんわよ。そして一定時間無事に生き残ったらわたくしがご褒美をあげますから頑張ってくださいまし!」 勝てなくてもいい。なんなら攻撃が通じていなくてもいい。ただ生きてさえいれば。最後まで死なずに立っていた者こそが勝者なのだから。
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#41

 まぁ、えーっと誰でしたっけ。あ、そうそう!アインでしたわね!そのアインがわたくしの下で修行をするようになってから、それはもう色々ありましたわ!「あんなことやこんなことがありまして、なんということでしょう!初日では朝分のわたくし特製特訓メニューで燃え尽きていたアインが午後分の特製メニューの途中で野垂れ死ぬ程度まで成長したんですもの!わたくしの愛のある指導の賜物ですわね!」「アビゲ……イルs……まn……おかg……でs"カクッ"」 と、言うわけで死にかけているアイン本人の回想もとい走馬灯を覗いてみましょうですわ!◇◇「はぁ……なんでわしはアビゲイル様に付いてきてしまったのだ。」 いや、この特訓メニューの狙いとそれを鍛えることで得られる効果や目指す方向性の話はちゃんと懇切丁寧に教えてくれたし不満はそんなにないのだ。ただ、死ぬほどキツイ。大事なことだからもう一度言っておく。"死ぬほど"だ。まず、前提としてこの特訓は魔力による超回復を前提に組み立てられている。 この魔力が誰のものかというのが問題なのだ。そう、お察しの通りである。 アビゲイル様の人外じみた魔力量を用いた超回復。もう回復なんて次元じゃない。再生である。腕が吹っ飛びながらギリギリの勝利を掴んだと思った次の瞬間にはアビゲイル様が背後にいるのである。ホラーである。で、その恐怖体験にびっくりしている間に腕が生える。寿命縮むかと思った。 そんなヒョイヒョイ部位欠損を治すんじゃない。ナ〇ック星人かよ。いや、ナ〇ック星人ももっと尺使うわ。てかもっと消耗してるわ。なーにさぁ次行ってみようだ。わしがおかしいのか?いや、わしは常識人側のはずだ。間違いなくアレよりはましのはずなのだ。戦闘民族に囲まれた一般人がわしだ。※ 「腕が吹っ飛びながらギリギリの勝利を掴んだと思った次の瞬間には」ん?一般人は腕吹っ飛ばされながら戦えないのである。脳破壊されて立派なアビゲイルの狂信者になった奴の寝言である。 アビゲイル様の特訓メニューは実践がメインである。戦って戦って戦う。ただそれだけである。成長効率を極限まで高めた結果とのことだ。魔物を狩って食べて、上がった能力の慣らし運転がてら魔物を狩って食べる。この繰り返しである。まともに力をコントローラーできなければ死あるのみ。 アビゲイル様の年齢とご自身の特訓メニューを聞いてしまっ
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#42 アインの日記―1―

一日目 ウルフの群れと死闘をした。誇張抜きに死にかけた。戦い終わったので「やってやりました!」とアビゲイル様に報告すると人差し指をわしの奥に向けていたので何かと思って後ろに振り返ると通りすがりのドラゴンさんがいた。2度見した。いや、3度見くらいしたか。とりあえず必死に逃げた。気付いたら腕がなかった。もうダメだと思ったその時、アビゲイル様の顔が浮かんで視線を向けたら笑顔で手を振っていた。 わしは「あ、死んだな」と思った。火事場の馬鹿力で必死逃げてたら突然凄まじい殺気を感じでドラゴンが後ろに飛び跳ねた。真面目な話してたのに突然何言ってんだと思うかもしないけど、エビみたいだった。あ、なんか上位存在から念話が。えーっと……エビと同じ味するらしい某人類の敵なくらいやつのスタンプをネッ友から送られてきた?うーん、よくわかんないんですね。でも何故か鳥肌がたちます。二日目  もう何かを書く気力がない。ただ辛い。三日目疲れた寝る。◇◇n日目「なんか明日もアインが主役らしいですわよ?」「え?本当ですか!ちょっと待ってくださいつまりわしの修行パートということでは!?」「まぁ、そういうことになりますわね。アイン、頑張ってくださいませ!」「わし良いとこなしのフルボッコではないですか!」「精進あるのみですわよ!アイン!」「うぅ……およよ……」「「次回!アインの日記―2―!お楽しみに!」ですわ!」
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#43 アインの日記―2―

◼️日目 生死の境を彷徨い続けること数週間。もう何日経ったかもよく分からない。でも間違いなく前の自分より強くなった。少しはアビゲイル様に近付けたと思った。⬛︎日目 思い上がりだった。わしは今日初めて首のなくなった自分を地面から眺めた。人って意外と死なないんだなと何気なく思った。⬛︎日目 魔力を常に流すことで止血できることがわかった!あとは首を飛ばさていてもその状態を維持出来れば理論上ある程度失血死は防げる。⬛︎日目 首を飛ばされていても……無理。アビゲイル様に毒されすぎていた。見本と言って自分の首を切り飛ばした後に魔力操作を頭引き寄せて首にくっ付ける奴をわしは人間と呼びたくない。「ほら!簡単でしょ?」じゃない。⬛︎日目 認めたくないけど……出来かけた。さすがに魔力で頭を引き寄せることは出来なかったけど、魔力で身体を操って飛ばされた頭の所まで移動して頭をくっ付けられた。もう自分が不死者とかそういう類な気がしている。人とは……なんなのか。わしは凡そ人らしくない。自然の摂理に反した動きができるようになってしまった。⬛︎日目 アビゲイル様が応用と言って心臓を貫いた。わしはこうなりたくない。そう思った。わしのやった身体の操作の応用で無理やり心臓を動かし続けられるそうだ。⬛︎日目 できるようになってしまった。魔力さえあれば死ぬことのないわしたちは果たして人と呼べるのか。⬛︎日目 魔力さえあればわしは死なない。だから魔力の節約が大事だと言うことかと思ってたら違った。普通に死にかけた。でも生きてるから問題ない。過程なんて関係ない。ただ今生きて話せている。ならそれで充分。 死ぬほど苦しかろうが死にそうなだけで死んでない。わしは死んでいない。わしはまだ生きている。心臓は魔力で動かした。手も足も魔力で生やした。だから生きている。わしはまだ人間だ。人間らしく不完全で醜い生き物だ。どうせ醜いのなら精一杯足掻こう。わしは人だ。人であるなら同族を大切にして、敵から守るべきだ。 まだまだアビゲイル様には追いつけない。それでも……アビゲイル様、任せてください!貴方の後ろを任されたからには必ずこのわしが守り抜いてみせまする!それが人間、アインとしての生き様。 カッコつけてみたけどちょー痛いもうやだ。お姉さんたち優しくしてくれる。好き。ばぶばぶ!
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#44

「本編ですわ!」「へ?」「本編でしてよ!」「は?」「|The main story resumes today! 《今日から本編再開ですわ!》」※英語「いや、言い方の問題とかではなく。」「ぎゃおおぉぉぉおぉぉあおぉぉ!!!」「|Ποιο είναι το πρόβλημα; 《何が問題ですの?》」※ギリシャ語(英語→ギリシャ語の順で翻訳。)「何言ってるのかわかんないんで普通に話してください。」「で、何が問題でしたの?わたくしは三日ぶりの本編再開をお祝いしていただけだというのに!」「なんなんですか!本編再開だとか!三日ぶりだとか!本編ってなんの本編なんですか!お気に入りのシリーズ小説でもあるんですか?」「グルルルルッ!ギャオッ!」「この世界は――でしてよ?あら、言えませんわね。まぁいいですわ。ってギャーギャーうるさいですわね!発情期ですの!?人が話している時くらい静かにできませんの?」"ギロッ" 何やら世界単位での検閲が入ったようですわね。無視できないこともないですけれど……今はやめておきましょうか。まぁ無理するタイミングではありませんものね。それに反動の予想がつきませんし。「ぐrぁぁぁあぁぁああぁぁぁぁああぁぁあ!!!」 うるっさいですわね。恐怖に脅えて喚き散らすだなんてこれだから獣は……。「キュ、キュウッ……」「いや、なんで貴方まで縮こまってますの?えーっと……非常食。」 名前ど忘れしましたわね。いかんせん登場回数が少ないもので……。「その呼び方は流石にリーゲル様が可哀想です。ちゃんと名前を呼んであげてくださいよアビゲイル様……。」
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#45

「さ!行きますわよ?リーガル、アイン!」「この子の名前リーゲルですけどねぇぇぇぇぇ!!リーガル?リーガルとか正味、リーガルチェックでしか聞かなくないですかぁ!?」「ほら、そんなに無駄口を叩くのがお好きならそこに置いていって差し上げますわよ?」「無駄口叩いてなくても置いていくじゃないですかぁぁぁぁ!!」「うんうん、順調にキャラがたってきましたわね!いい傾向ですわよ!!よっ!叫びキャラ!」「誰の!せいだと!思ってるんです!?だいたいアビゲイル様はいつもいつも(あーだこーだ!)」「誰ですの?そんな不届き者は。」「あんたのことですよアビゲイル様ァァァァ!」「いやですわ。そんな、濡れ衣だなんて。大事な弟子にそんなこと言われたらうっかり手が滑って回復させる時に魔力注ぎすぎちゃいそうですわね。」「すいませんでしたァ!」※魔力を用いた他者の回復というのは非常に繊細な魔法である。一部のものは雑に使っている技術ではあるが、本来であれば相手が拒否反応を出さないように魔力の性質を調節した上で相手の魔力の許容量を見極めてその中で最大限の回復を施す必要があるのだ。 そもそも人体というのは非常に繊細な代物だ。そして魔力の干渉力は非常に高い。故に注ぎ込む魔力は術者の完全制御の下になければいけない。魔力の高すぎる干渉力は正常に働けば回復させるが、一度操作を誤り少しでも魔力がブレれば良くて人体のバグ(癌)、もちろん即死もありうる。 ちなみに、魔力容量を超えて魔力を注ぎ込めばチュドーンである。これは共鳴反応であると考えられているのだが、魔力容量とは共鳴反応の魔術的臨界点のことであるとされている。 共鳴によって増幅した魔力が暴走してミンチになるのだ。 ここで彼女の発言を思い出してもらいたい。あれは……「(意訳)お前ミンチにすんぞ?あ゙ぁん?」 こういうことなのである。
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#46

 アビゲイルという少女は理論派脳筋である。そう、ただの脳筋ではないのだ。状況を整理するし、理論をしっかり組み立てるタイプの脳筋だ。彼女の脳は常に最適解を選びとる。だが……脳筋である。 彼女の精密な魔力操作技術の話をしたことだ。この際彼女という人間について今一度説明しよう。 状況を把握し、シミュレーションをし、最適解を選びとり、行動する……のだが、彼女の言う最適解が物理攻撃なのだ。「ここをこの角度でこの位の力で殴ればいいのだな。」とか言っちゃうタイプの脳筋である。元々騎士の家系であり、その身体は騎士としての戦闘。つまり物理攻撃に適正があった。 とはいえ、彼女が魔法を使えないのかというとそうではない。それは彼女の卓越した魔力操作技術からも明らかだろう。 彼女は考えた。同じ攻撃をするなら走りながら撃った方が早い。そして早ければ強いと。だから彼女は大地を踏み締めその身を敵へと射出した。 彼女は考えた。同じ攻撃をするなら重い方が強い。だから彼女は自らの武器に魔法を纏わせることで質量を増やし、威力を上げた。 彼女の脳筋は理論に基づいたものだ。しかし、あくまで理論だ。机上の空論だ。 実際に敵に向けてかっ飛びながら魔法を撃つ後衛職はいないし、魔法で殴る前衛職もいない。それは何故か、必死じゃないからだ。いや、彼ら彼女らにとっては必死に努力しているのだろう。だが、足りないのだ。それだけでは。 アビゲイルは自らの死を確信していたから。いや、知ってしまったからと言うべきか。彼女は剣姫とまで言われたその技術への絶対の自信を捨て、魔法という新たな力を手に取った。 誰かは言った。アビゲイルは狂っていると。 彼女はたしかに狂っていた。 だか、それ故に彼女は……強く美しい。
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#47

「生きろ、わたくしは美しい……ですわぁ!」「ん?」「そう、わたくしは美しいんですわ!あぁなんてわたくしは罪深いんでしょう!」「え?」「そっすね、アビゲイル様はわしのこと何回殺しかけましたもんね。殺人未遂ってやつですよ。あぁでも殺意の有無とか関係あるんでしたっけ。」「ん?わかんないですわー!」「適当に答えるのやめてもらえます?」「いや、だって普通に考えたら殺意云々以前にあの回数なら普通に罪成立しますわよね?もしかしてアインさんってお馬鹿さんですの?」「ぐうの音も出ない。で、なんで突然あんなこと言ったんです?」「あんな……こと?」「わたくしは美しいって」「どうしたんですのアイン。ナルシズムに目覚めましたの?」"キョトン?"「なんだこいつバカほどムカつくな。顔が良いのがまたムカつく。可愛いなぁもう!クソ!死ぬ覚悟であんた相手に特攻してやろうか!あぁん?」「わたくし、無益な殺生は趣味じゃありませんのよ?そもそも、わたくしと貴方の実力差で先頭か成立するわけないじゃありませんか。それでも……やりますの?終わったらまた通常メニューの修練ありますけれど。」「いんや、やめときます。死ぬ気で戦った後に、しかも相手はアビゲイル様。そんなのまともに修練参加できるわけないんでね。」 そう?でも、いつでも来てくださいませ。わたくしが優しく揉んであげますわ!
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#48

「うーん、まんねりですわ。最近はリスクを取り切れていないんですわよね。格上という壁を超えてこそ更なる力を得られますのに……やはり強めの縛りプレイしかないのでしょうか。」 なんだか字面が変態さんみたいで嫌ですけれど、やるしかありませんわね。とりあえず裸縛りはしてますし……ほか何にやりましょう。あ、裸縛りと言っても服は着てますわよ?防具なしって意味ですの。 とはいえ……この縛りは格上相手じゃあんまり効果ないんですのよね。格上からまともに攻撃食らったら普通に重症なりますし。故に、防具なんて飾りでしてよ!いや、むしろただの重りですわ!重り!?ツ!? 「はっ!重り代わりに防具を着ればいいんですわ!逆転の発想というやつですわね。防具を着ないのが縛りになるという固定概念にわたくしも縛られていたとは……これでは強くなれないのも道理ですわ。」 人と同じ発送で同じことをして人より強くなれる訳がなかったのですわ。人と違うことに気付けて人と違う努力の仕方をした先にあるのが強さでしたわね。わたくし、失念していましたわ。そこになりふり構わなさを加えてやっと最強に至らんとする道のスタート地点に立てるってもんですわ。そこから先は運の領域。出会いしかり才能しかり。 今のわたくしは前回得た技術に胡座をかいてまだスタート地点にすら立てていませんでしたわね。 今度こそやってやりますの! 大切なものを全てから守るための力を…… 障害全てを打ち払う絶対的な力を…… わたくしアビゲイル=ルミナリアのこの手に!ですわ!
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#49

「これは!マジで!やっべぇですわぁ!逝く!逝っちゃいますわ!みゃーーー!!!」一般人視点再び!「えっとアビゲイル様は何やってるんです?」「荷重トレーニング……らしいぞ?一応……。」荷重トレーニング:筋肉に対して通常以上のより高い負荷をかけることができる。そのため、自重トレーニングに慣れた人がさらなるレベルアップを目指す場合に最適。また、効率の良いフォームの獲得にも効果的。トレーニング効果の実感という意味でも、荷重を取り除いた際に身体が軽く感じられ、スピードや跳躍力の向上を実感しやすいため効果的。みんなもやろうぜ筋トレ!まずは自重トレーニングから!無理は禁物!休息日も忘れずにな!作者との約束だぜ!|閑話休題《それはさておき》「違うそうじゃない!なんであの人あんなもん身体につけて竜の巣突っ込んでるんですか!さすがに死にますて!」「アハハハっ!アイン殿は心配性だなぁ。"スンッ"あれが死ぬように見えるのか?」「アハハハハハッ!久しぶりにヒヤッとさせられましたわ!やはり修練はこうでなければいかけませんわね!燃えてきましたわよぉ!」「見えませんね、はい。」「にしても凄いよなアビゲイル様は。ご自身で全力の付与を施してガチガチに硬く重くしてるらしい。その重さで攻撃力が上がってしまうからと、この為だけに独自で攻撃時に装備者から魔力を奪って相殺する魔法を開発したらしいぞ?」「いや、もうそれ呪いの装備じゃないですか!」「あの方はどこまでも規格外だ。だが……いや、だからこそ我々は強くあらねばならぬのだ。あの方が何と戦おうとしているのかを無学故知らぬ。知らぬが、あの方がその敵と戦う時にただ守られるだけの無力な存在いる訳にはいかぬのだ。隣に立てるようになるとまで自らを過大評価していないが、あの方がなんの憂いもなく戦えるように場を整えるのが我ら騎士団の役目と考えている。故に、アビゲイル様を頼むぞ。アイン。」「この命にかえても。まぁ、現状まだまだ程遠いんですけどね。アハハハッ。」
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