Semua Bab 魔物嫌いの魔食家令嬢: Bab 11 - Bab 19

19 Bab

#11 さっさと逃げますわよ!

 次の一撃で模擬戦を終わりにするとは言いましたけれど……どの技にするべきかしら。 わたくし、技名覚えるの苦手なんですの。我流という建前のもと適当に技名を言って乗り切っていましたけれど……ぜんっぜん良い技名が思いつきませんわ!そもそも狙いをどこにすべきかしら。メイド長に見られている以上変なことはできませんしどうしましょう。あぁどうしましょう。 男性のナニを切るのはやはりお下品でしょうか。となると首?うっかりスパッとやってしまいそうで怖いですわね。そもそも血を被ってはきっとメイド長に怒られますし大事をとって流血しないように…… 柄!柄で殴れば血は出ませんわよね!正面からやれば嘔吐物がかかってしまって流血の二の舞ですし高速で移動しながらすれ違いざまに背中に剣の柄を撃ち込めば……大丈夫そうですわね!やったことはないですけれどなんとかなりますわよ!なんてったって未来の剣姫ですもの! この間、0.7秒である。「それでは……行きますわよ!」◇◇ 合図とともにお嬢様が消え……背中から衝撃!?「我流 断罪。」「カハッ……俺の勝ちですお嬢様。」 ギリッギリではあったが剣を杖にして立っている俺の勝ちだろう。死ぬかと思ったがお嬢様の手加減のおかげで生き残った。主君のご令嬢であるアビゲイルお嬢様は本来俺たち騎士団が命を賭して護るべき存在。「ワタクシハタイサンイタシマスワ!!」 そのお嬢様に手加減をされた上でのこの満身創痍という状態。団長として不甲斐ない限りだ。我流断罪とは恐ろしき技であった。それでも俺は生きている。今は事実に感謝するとしよう。「お嬢様。遠征中の無礼な発言、大変申し訳ございませんでした!そしてこの護るべきお嬢様に手加減をされてしまったこの事実を恥、これまで以上に鍛錬を積んでいく所存です!」「団長、お嬢様もういないっす。」「へ?」 逃げるアビゲイル。そして、取り残された騎士団長ガウェイン。 アビゲイルは無事にメイド長から逃げ切ることができるのか。そして、更なる鍛錬を決意したガウェインはアビゲイルの境地に近付けるのか。そして、二人がもう一度戦う日はやってくるのか。 それは……神にもわからない。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-12
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#12 勉強なんてお断りですの!

 メイド長怖すぎですわ。無事乗り切ったことですし忘れることにしますわ。このままですとわたくし、メイド長と目が合った瞬間に動けなくなってしまいそうですもの。 貴族令嬢たるもの優雅であれだのとうるさいんですのよね。「武芸に傾倒するのは結構ですが、いい加減勉学にも励んでくださいまし!」とか何度も何度もしつけぇんですのよね。王立学園の卒業は貴族の義務とされていますけれど……ぶっちゃけめんどうですわ。バックれる方法とかあればいいんですけれど。はぁ……。「嫌ですわ!勉強なんて最低限でいいではありませんか!どうして窓のない部屋に閉じ込められてまで勉強を強制されなければいけないんですの!わたくしは腐っても辺境伯家の令嬢ですわよ?こんなのおかしいですわ!いい加減にしてくださいまし!」 ノブレス・オブリージュというのもありますし、貴族たるもの武芸だけでなく勉学においても研鑽を積むべきというのも理解はしているつもりですの。だが断r……お断りですわ!このわたくしの最も嫌いなことの一つは他人に指図されことですの!「おかしいのはお嬢様の方です!なんで歴史の勉強からそうまでして逃げるんですか!窓がないのもお嬢様のこれまでの行動の結果です!何度も何度もお嬢様が窓ガラスを突き破って逃げるからです!鉄格子を付けてもそれごと突き破りますし……いい加減にして欲しいのはこちらです!」 それで窓があるのが悪いという考えに至りましたのね。それはわたくしが悪いのかもしれませんわ。「歴史の勉強が大事なのはわかっていますわ。過去の事例の起きた年まで把握する必要はないと思うんですの!どういう条件の元でそれが起きてどのような影響を及ぼし、どういった方向で解決したのか……それさえ分かればいいではありませんか!過去から学び今に活かすというのはそういうことだとわたくしは思いますの!ていうかアレなんなんですの!似たような名前が多い上にどいつもこいつもクッソ長い名前を名乗りやがるのは後世を生きるわたくしたちに喧嘩でも売っているのかしら?」 なんなんですの!アメリアという名前の方なんて学び始めの今の段階で47人はいますわよ!アルバードという名前の方は106人?しかも同じ血族の方もいますし……。実は皆さん頭悪いんじゃありません?「はっきりと申し上げましょう。お嬢様の言う通りです。ですが、これはあくまで学園入学のため。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-13
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#13 未来人ですの

「この国の始まりは英雄王と呼ばれる初代国王陛下のロータス・ベルウッド様が現在の王都周辺に点在していた各民族の集落を統一したことです。初代様は国名をペンドラゴンとし、初代様ご自身はロータス・ベルウッド・ペンドラゴンと名乗りました。」 初代様の名前くらいなら覚えているんですけれど……。初代様の名前は畏れ多いからと貴族の名前に使われておりませんしね。ペンドラゴンは国名ですし、ベルウッドは王家の家名。いくら最後に勉強したのが死ぬ数年前とはいえ"ロータス"という単語はちゃんと頭に入っていますもの。 「お嬢様、心ここに在らずといったご様子ですが、ちゃんと聞いていますか?」 「もちろんですわ!それにそれくらいならわたくしも知っておりますし、よゆーのよっちゃんですわ。」 ま、まぁ?それが誰の名前かを今思い出したことは否定しませんけれど。 「初代様は数々の画期的な発明をしたことから近代魔道具の父とも呼ばれています。魔道冷蔵庫や魔道レンジ、魔道コンロといった魔道具も初代様の発明品です。その独特な名付けも有名です。」 レンジってなんなのかしら。どうして魔道加熱箱みたいな名前じゃないのか不思議ですわね。それに冷めた食べ物を温める時に便利ですけれど、何からこの道具の着想を得たのかしら。 「それ以外にも数々の逸話があるため我々と同じ人間ではないんじゃないかと言われています。今も初代様の出自についてはよくわかっていないのもあります。突飛なものだとこことは違う世界からやって来た異世界人だなんて説もあります。一番有力なのは預言者説ですね。」 はぁ……この初代様オタクは説明がくそ長ぇですわね。初代様の出自に関しては異世界だの預言者だの未来人だのバカバカしいですわ。古代人の生まれ変わりに決まっておりますのに。未来人だとその方が過去にいる時間軸の未来にはその方が存在しないという矛盾が生まれてしまうといいいますのに……。 ふわぁ……あまりの長さに眠たくなってきてしまいましたわ。 あれ?わたくしは……
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-14
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#14 完璧な計画ですわ!

 あ、これ多分深く考えちゃダメなやつですわね。タイムパラドックスとか緩やかに元の時間軸に合流して結局龍に負けて死ぬ未来変えられない可能性とかそんなことを考えてたらわたくしのアイデンティティ崩壊まで秒読みですしね。 わたくし、SAN値チェック失敗して発狂だなんてごめんですもの!きっと神的な上位存在が起こした矛盾をはらんだ超常現象的ですわね。可能性の話は一旦脇に置いて気分転換がえてら今後のことを考えましょうかね。わたくしはこのままいけば学園に通うことになりますわね。 回避できないこともないですけれど……土地と民を見捨てて攻めるならともかく守りながら戦うとなると戦闘員の数が少々心もとないんですのよね。広い土地を守るには数必要ですし、見せかけだけだとしても数がいれば民を安心させるのにも有用ですもの。やはり平民貴族問わず人材を育てて同時に引き抜きをするのが無難ですわね。 とはいえ今後のことを考えると勧誘の過程で他家と揉めるわけにもいけないのがまた厄介ですわね。穏便にとなると慎重に事を進めなければいけないのがストレスですわね。時間があまりないというのに……クッソめんどくせぇですわ!サクッと武力制圧したいところですけれど、そんな些事にリソースを割けるほど時間的に余裕がないのがネックですわね。「よし、柄ではないですけれど優等生キャラを演じて片っ端から恩を売りまくってやりますわ!」 学園入学時にはおそらく前回の全盛期には達しているでしょうし、武闘派貴族の学園での師匠ポジに収まりたいところですわね。脳筋共は基本馬鹿ですけれど恩にはしっかり報いてくれますし安心ですわね、馬鹿ですけれど。すっごい馬鹿ですけれど。 そういえばあの馬鹿共、意外とモテるらしいですわね。普段の緩いのに戦闘になると表情をキリッとさせてクレバーに戦うギャップがいいらしいですわ。わたくしも……モテたかったですわね。わたくしとあのおバカさん達は何が違うのかしら。 今回は優等生キャラを演じる予定ですし、前回一ミリも異性からモテなかったわたくしにも好意を向けてくれる殿方の一人や二人くらい……。絶対に婚約者を捕まえてあのノンデリ団長に全力でドヤ顔で煽り倒してなりますわ! 悔しがるノンデリの顔が目に浮かび……浮か……あのノンデリどんな顔だったかしら。困りましたわ!記憶にモヤがかかったように思い出せませんの。こんな
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-24
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#15 魔物の森の歩き方

「勉強クソだりぃですわ!というわけで今日は気分転換にブタ共をシバキにいきますの!」 誰に言ってんだこのエセお嬢様の皮を被ったガチお嬢様は……。それはそうと彼女がブタ呼んだ魔物の正式名称は魔豚人(オーク)。小鬼(ゴブリン)と同様に極めて原始的な種であり、それ故に進化や変異の幅が広い。小鬼と違い、通常種と上位種で見た目に変化がほとんどない。そのため冒険者になりたての者が誤って攻撃してしまい殺されるという事故がよく起きる。 「あんなもんただの二足歩行する豚ですものね。狩って食べるなら少しでもマシな方がいいですもの。」 そんなことを言いながら首を狩っては内臓を引きずり出して吊りしてを繰り返していく。表情を一切変えずに。やーいやーい!自称か弱い女の子ー!どこがじゃーい!「チッ……この刃が届かぬところからふざけたことを。いずれわたくしも貴方の首を貰いにそこまで言ってさしあげますからね。首を洗って待っていてくださいね。貴方を喰らえばどこまで強くなれるのかしらね。」 ッ!?ま、まぁ所詮は定命の者の戯言。しかも言ったのは定命の者の中でも脆弱な人種。そんなソナタらの刃が我らに届くことはない、ない……はず。多分大丈夫。 「あれは豚、あれは豚ですわ。」 わ、我は豚ではない!我神ぞ!偉いんだぞ!強いんだぞ!「いや、豚って言ったのはあんたの事じゃねぇよ。とりあえずこんなものかしら。ついでに竜でも狩っていこうかしらね。飛竜の幼体が街道の方まで飛んできてちょっかいを出していると聞きますし……。どうせ倒さなければいけないなら一人の時に倒してついでに味見までするとしましょうか。」 竜は縄張りを持つ種族だ。故に基本竜は単独で行動している。そんなプライドが高いが故に舐めプをしてくる竜はある一定以上の強さを持つものからすれば格好の獲物だ。バカで傲慢で目立ちたがり屋な性格故に無駄に吼えるし、魔力もダダ漏れで探すのも楽で相手の力量も見極められないから逃げもしない。 ほんとにこんなのが好きだとは貴族というのはおかしな連中だ。骨格標本にして売ると白金貨数枚はくだらないらしいけど……阿呆の骨なんて飾ってなんになるんだか。まぁ売れるなら売るけども。 えぇ〜っとですね。竜の狩り方講座の方を始めていきたいと思います!奴らは接敵と同時におらかかってこいや!と言わんばかりの咆哮で相手を威圧してきます
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-31
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#16 わたくしは不満ですの!

「うーん、これなら瞬殺できるんですけど戦闘訓練にはならないんですわよね。最初の咆哮さえ耐えてしまえばそこらの狼の方が戦いずらいとかどうなんですの?だって狼共は一応逃げますし、ただの的でしかない竜よりは多少……。」 あぁ〜解体クソ面倒ですわね。誰か解体要員でも連れて……いや、それは咆哮食らった後にまともに動ける人間がいないから断念したんでしたわね。なんでいつまでたっても耐性が付かないのかしら。正直このままじゃお話になりませんわ。当時は私、お兄様、お父様の三人でもギリギリでしたものね。そこからさらに私が龍との相打ちで一抜けすることになってしまいましたしね。 戦場で覇気に負けて足を止めるなど愚の骨頂ですもの。自分を殺してくださいと言っているようなものだというのに天下のルミナリア辺境伯騎士団の団員ともあろう者が揃いも揃ってこの様とは……。◇◇ ここでその覇気を浴びた被害者さんたちの声を聞いてみましょう!被害者A「なんなんですかあの覇気!およそ人が出して良いレベルを超えてますって!お嬢様の前でなければ失禁してました。安心してくださいね?自分は耐えきりましたので!」被害者B「竜の咆哮の方がまだマシ。以上!」ノンデリ被害者C「なんだあの化け物はよぉ!思わず足が止まって腰が抜けちまったじゃねぇか!にしてもあれがうちの大将になるたぁそれまで長生きしねぇとな。」 現場からは以上です。 ◇◇ わたくしは単騎で勝てなどとは言っていませんのに。その場に立つ資格を得なさい。彼らに求めたのはそれだけだというのに!目の届く範囲なら守りきれますけれど、これじゃ咆哮で足が止まって解体もまともに出来ないばかりかその後連れて歩くこともできませんものね。欲を言えば料理人も…… ダメですわね!何をそんな貴族の令嬢のような甘ったれたことを言っておりますの!貴族令嬢、それも上位貴族の辺境伯の令嬢なのを忘れている訳ではありませんわよ?それはそれ、これはこれですもの。まぁそれはさておき、一度気を引き締め直さねばなりませんわね!わたくしは我が国の剣、そのような甘えは許させませんわ!とはいえ現実問題として美味しく食べるための調理法の研究は必須ですわよね。 戦力の底上げのために一番手っ取り早いのが魔食ですし。となると美味しく食べれる状態にしてこっそり食事に混ぜて後に引けなくして……ふふふっ一蓮托
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-06
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閑話 吾輩結構強いのに(短めです)

 吾輩は竜。神代から続く由緒正しき純血竜の家系の四男坊だ。由緒は正しいのだが先々代から最上位竜を輩出できていないせいで駄竜だなんて言うやつもいる。だからこそ吾輩はひたすら貪欲に強さを求め獲物を狩り続ける。両親や兄弟たちは意地汚いだのみっともないだの純血竜としてのプライドはないのかだのと散々な言われようだ。 だが、本来竜は戦闘種族なのである。かつて多く存在した強者たちとの生存競争に勝ち、生き残ることで最強生物竜の立場を獲得してきた。にも関わらず最近の我が一族の体たらくはなんだ?立場に甘え、戦いを野蛮な行いだと蔑み、惰眠を貪る。 これではその力が衰え、最強生物としての血が劣化していくのは当然のことではないか。なぜそんな単純なことに誰もわかっていない!なぜ誰も試さない!過去の栄光を誇るのはいい。だが、結果だけを見て戦い続けた歴史を見て見ぬふりするのは違うであろうが。 ならこの吾輩が強さを求める竜たちの導となろう。その生涯をもって戦い続ける竜の真価を示そう。◇◇ 「ふんっ、人間のガキではないか。今日は気分がいい。この小さきものには慈悲をやろうではないか。さ、我の咆哮に脅え即刻立ち去るがいい!」 え?無視して突っ込んでくるじゃん!え?全然ビビってない?おえっ!なんか口に入ってきた気持ち悪!おえぇっ!なんだこの毒は!気持ち悪っ!おえぇぇぇっ!だが!おえっ!残念だったな吾輩の身体には耐性があるゆえ毒程度で吾輩は死なn……
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-07
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#17 モフりたいですわぁぁぁ!!

『あふんっ……』 クソ情けない駄竜の断末魔が聞こえた気がしましたがまぁ気の所為でしょう。もういい時間ですしわたくしもそろそろ帰りましょうかね。駄竜はどうでもいいんですけれど……やはり異世界ファンタジージャンルの小説たるものペット枠の一つや二つ、欲しくありませんこと?欲しいですわよね?欲しいですわよねぇ!(圧) 欲しい……です。  はい、ちゃーんと空気読めて偉いですわね!特別に1アビゲイルポイント差し上げますわ!まぁそんな茶番をさておきまして、モフモフを探していきたいと思います!なんでモフモフ限定なのかって?そんなのわたくしが吸いたいからに決まっているじゃありませんか!モフモフは正義!可愛いは正義!そしてそんなモフモフからしか得られない栄養素がいずれ発見されるのです! さてと、真面目な話をしましょうか。モフモフということは何を意味するかわかりますか?モフモフということは身体で受けきるタイプではないということです。わたくしの戦闘スタイルの関係上、共闘するならスピードタイプか遠距離タイプが望ましいんですの。となると先程の駄竜のように鱗のような硬いものが身体を覆っているタイプの魔物はあまり好ましくありませんの。人に置き換えると金属鎧のようなものですしね。 その点モフモフなら毛皮系の鎧、すなわち近距離なら回避盾や斥候、そして遠距離なら魔術師のような役割を担ってくれますの。これならわたくしのスタイルとも噛み合いますわ。やはりペットと言ってもわたくしと共に生きる以上ただの愛玩動物とはいきませんもの。相棒として共に戦ってもらわないといけない以上わたくしの戦闘スタイルと噛み合うことは必須。 ついでに言えばカラーリングも大切ですわね。上位の魔物は姿を変えられるとも聞きますし、もし人化できるようになった時には銀髪赤目がいいですもの!犬系でも狼系でも猫系でもいいですけれど、銀髪赤目!これだけは絶対に譲れませんわ!
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-08
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#18 イィィィィヤァァァァ!!!!

「モフモフ〜♪モフモフモッフモフ〜♪わたくし〜のあいぼ〜うはどっこにいる〜♪可愛い可愛いわたくし〜のモフモフさ〜ん♪わたくし〜はここよ〜出ておいで〜♪」【モッフモフ第6番『相棒』-第2楽章 作詞作曲 アビゲイル=ルミナリア 】より そんなこんなで森を散策すること二時間。一向に見つからないモフモフ。性懲りもなく突撃してくる|駄竜《バカ》共。なんなんこいつら!さっさとピーねよ!てかわたくしについてる血で同じバカ共の末路を理解できねぇのか?あぁん?おっと失礼致しました。つい美しくない言葉を使ってしまいましたけれど、普段はこんなんじゃありませわ!本当ですわよ!チッ……全部全部あの駄竜が悪いんですわ!モフモフA『何あの化け物!竜を何体仕留めればあそこまで濃い竜の匂いが付くのさ!逃げなきゃ殺られる!逃げなきゃ殺られる!』モフモフB『あ、やばい僕死んだ。お父さんお母さん、先立つ親不孝者な僕をお許しください。』モフモフC『……………………………………………………………………………………オジャマシマシタ。』 上位の魔物の血は魔物除けの結界に使うとも聞きますし、駄竜の血の影響でしょうか。やっぱりあのバカ共のせいでしたか。あとで根絶やしにしないとですわね。余計な予定を増やすだなんてあの駄竜共サイテーですわ! 「はうっ!あんなところに可愛らしいモフモフさんが!しかもそのモフモフが白銀の毛の狐さんとはわたくしスーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルついてますわね!これで勝つるですわ!」"プルプルプルプルッ"「さぁ〜おいで〜怖くないですわよ〜?」"プルプルプルプルッ"『修羅が……修羅がいるよォ……私美味しくないからぁー!私食べても美味しくないから殺さないで〜!』「ほーらわたくし特製の干し肉ですわよ?食べたいでしょう?」"プルプルプルプルッ"『あ、私は今日死ぬんだ。あの方優しいな、今から殺す相手に慈悲として最後の晩餐を用意してくださるなんて……アハハハハハッ!』「ほーらおいでー!」 "プルプルプルプルッ"『イィィィィィィィィヤァァァァァァァァ!!!!』
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-09-09
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