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第1界 ハジメカイ #11

 今見えているのは両親の姿。 何度も怒った両親に叩かれて来たため目の前のバビロンが彼らに見えたのだ。「何でもっと普通に出来ないの⁈いい子にしてなきゃダメでしょ⁈」「母さんの気持ちを考えろ!お前にも心はあるだろう⁈」 そして何度も叩かれる。 そのうち罵声を浴びせて来る者の姿が少しずつ変化していった。「私だって辛いんだから」 姉である美宇の姿に変わりマウントを取ってくる。「お前なんかもう友達じゃない」 次は瀬川の姿になって絶交を宣言。「ヒーローはもっと選ばれた人がなるんだよ」 そして愛里の姿にもなる。 今の快にとってはキツい一言を浴びせた。『やめろ、やめてくれ……』 どんどん追い詰められて行く快の精神。 そして遂にみんなが一斉に最悪の言葉を発した。「「お前はヒーローになれない」」 その言葉を聞いた途端、快の精神は崩れた気がした。『……そんな』 その時何を思ったのだろう。『…………ウソだ』 無理やり言い聞かせるように否定をする。『………………そんな事ある訳がない』 しかし言葉とは裏腹に声は段々と弱くなって行く。 記憶に映る景色、覚えているのは殆ど辛い記憶ばかりだ。 いい思い出なんて殆ど残っていない。 そんな事があって良いのだろうか。『……ふざけるな、こんな事あっちゃいけない』 自分だけずっと辛い目に遭い続けるなんてそんなの。『理不尽すぎる!!!』 つづく
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-11-13
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第1界 ハジメカイ #12

『アアァァァアアアァァ……ッ!!』 突如巨人が大きな雄叫びをあげて目覚めた。 噛まれている左足を軸に背中から飛び上がる。『ゼリャァァァッ!!』 そして捻挫して痛いはずの右足で全力の蹴りをバビロンの顔面に決めた。「グゴォッ……⁈」 捻挫の痛みなんて今はどうでもよかった。 アドレナリンが止め処なく放出されているから。『ざっけんな!俺はヒーローにならなきゃいけないんだ!!』 過去への怒りに燃えながら全身に力を込める。『散々辛い思いしてきたのにその分いい思いが出来ないなんて……』 魂を込めて叫ぶ。『割に合わねぇんだよ、バカヤロウ!!!』 そしてバビロンへと突っ込む。 今度は無策ではない。「ゴアァッ!!」 前足を振りかざしてくる攻撃を避けると。『ドゥラァァァッ!!』 人差し指と中指でバビロンの"左目"を突き刺した。「ギャアアアアアアアアアッ!!!!」『フンッ、フンッ!』 グリグリと抉るようにほじくる。 バビロンは想像を絶する痛みに暴れ回る。『フンッ!』 そして指を目から離した後、両手でバビロンの頭を押さえた。『ディイイリャッ!!』 思い切り左膝でバビロンの顎を攻撃した。 骨が砕ける感覚がよく伝わって来る。「ガゴハッ……」『フゥゥゥ……!』 そして巨人はバビロンの尻尾を掴みグルグル振り回す。『ゼリャァァァアアアアッーー!!!』 そのまま思い切り投げ飛ばした。「グゴアァァァッ……」 歌舞伎町の辺りに思い切り衝突し倒れる。  相当なダメージを食らってしまった。『オォォォォ……』 バビロンが倒れている隙に巨人はエネルギーを溜める。 両腕を広げて全身で"十字架"のような形を作る。『ハアアァァァァーーーッ!!!』 そのまま両手を突き出し放たれる十字の波動。 罪という概念を滅する"神の雷"。『ライトニング・レイ!!!』 蒼白の十字の雷が一直線に進みバビロンに衝突。 「グッ、ゲガガッ……」 そのまま大爆発を起こし消滅した。 しかし雷の威力が制御できずに強すぎたのか爆発はどんどん広がっている。『ーーッ』 そしてそのまま巨人自体も大爆発に呑まれた。 新宿の街を爆炎が包む。 巨人は一体どうなったのだろうか。「……っ!!」 近くで見ていた市民たちが絶句しながらその様子を見ていた。 そして爆炎が
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