Todos los capítulos de 異世界に転生したので裏社会から支配する: Capítulo 11

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閑話 エルフ捜索

 ☆★☆★☆★  「旦那様。冒険者が失敗したようです」 「ちっ。下民が。人一人攫う事も出来んのか」 街で一番大きな建物。 領主の屋敷にて、執事からの報告に苛立ちを隠せない20代後半の青年、領主のベルリン・ペテス辺境伯がいた。 「食堂で戦闘があったようで、エルフは逃走。目撃証言からスラム街に逃げ込んだものと思われます」 「面倒な所に」 スラム街と聞いて思わず顔を顰めるベルリン。 自領ながらもスラム街は扱いの面倒な場所だった。いくつもの闇組織や暗殺組織が幅を利かせており、領主の命令も平気で無視をする。 領主を父から受け継いだ後、一度鎮圧に動いた事があるが両者共にかなりの死傷者を出した。 一時的に組織の動きは静かになったものの、いつの間にか後釜が躍進してきて、以前より勢力が増してるくらいだ。 今では、放っておけばスラム内で縄張り争いをしている為、静観して一種の治外法権地域になっている。 「追っ手を放ちますか?」 「スラム街で事を起こすなら、それなりの組織に話を通さねばならない。くそっ。下民の分際で領主に逆らいおって!」 ベルリンは生粋の貴族至上主義。平民と貴族では種族すら違うと考えている。 平民は貴族の為に税を運んでくる虫のように考えて、普段からもしっかり差別している。 だからこそ、平民のせいで自分の思い通りにいかない現状に苛立ちが募っていた。 「いっその事闇組織に依頼を出しますか? 調べたところ様々な組織はありますが、お金さえ払えばなんでもする組織もあります」 「冒険者に頼んだ事ですら屈辱だというのに、つぎは闇組織だと!?」 「では、エルフは諦めるという事でよろしいですか?」 「くっ…!」 執事の言葉に苦悶の表情を浮かべるベルリン。 ベルリンは、貴族至上主義で平民を差別しているというのに、視察で商会に出向いていた帰りに見かけたエルフの冒険者に心を奪われてしまったのだ。 平民を差別してるくせに平民に懸想する。 話を聞いた先代から仕えている執事はほとほと呆れていた。 (全く。旦那様は言ってる事が滅茶苦茶すぎる。先代様がご存命の頃は大人しかったというのに。領主を継いだ途端傲慢になってしまって。普段から平民を差別しているのだから、諦めて放っておけばいいものを) 「くそっ! 爺! お前の言っていた組織に依頼を出せ! 金は出す
last updateÚltima actualización : 2025-12-09
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