「ちょっと待って。いつの間に彼氏ができてたの!?」 あの後、誰かに話したくて仕方がなく、麻仲に連絡してしまった。これまでは、自分の中で解決しようと耐えていたことも多かったのだが、今回ばかりはさすがに無理だと思った。 すると放課後、急だったにも関わらず、私のために彼女はわざわざ話を聞きに来てくれたのだ。 先日と同じく、ファストフード店に足を運び、彼女はシェイクを注文。私はとても食べる気分にならなかったため、オレンジジュースだけを購入して席へとついた。 私からすると、前回麻仲と会ったのは昨日のような感覚で、連日の呼び出しに申し訳さを感じながらも、すぐに日中にあった高羅の話し始めた。 私があまりにも止まらぬ勢い話していたため、疑問を投げかける隙すらなかったのだろう。一気に語り尽くし、私が息継ぎのために間を置いた瞬間、ようやく彼女が疑問を放つことができたようだった。 その疑問を聞いてようやく、彼氏ができたと報告するより前の世界に、やり直したことを思い出す。 家以外は、生前と変わらない日常のため、自分は死んで、やり直しをしている事実を忘れてしまっていた。 「いつの間にって……四日前だよ。私にとっては一ヶ月くらい前の感覚だけどさぁ……」 やり直しについて、麻仲は一切理解できないとわかっていながらも、思わず本音を漏らしてしまった。だが、これ以上私は何も言わないでおいた。私は一度死んでいる、なんてオカルトチックなことを言えば、引かれる未来は容易に想像できる。 麻仲は一瞬、よくわからないといった様子で首を傾げたが、私の目を見て、すぐに鞄からティッシュを取り出し、何も言わずに渡してくれた。 話を聞いてもらえた安心感からか、気がつくと目と鼻がじわりと熱くなり、麻仲の顔がぼやけて見えなくなっていた。 溜まっていた感情が、言葉と共に溢れ出してしまったのだろう。 我慢することもできず、瞬きをした瞬間、頬に幾筋もの悲しみの川が流れた。 そんな私たちの様子を気にすること
Terakhir Diperbarui : 2026-01-06 Baca selengkapnya