All Chapters of お命頂戴いたします~オーナーは異世界から来た3兄弟王子: Chapter 11 - Chapter 20

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Case.7 跡継ぎを巡る双子と血の真実

 うーん。ここでいいんだろうか?‘お命頂戴致します。’は。SNSで有名だが……。信用……するしか選択肢はないな。「「いらっしゃいませー」」イケメンだな。しかも特上の。うちに欲しいところだ。華道の実力があればな。「ご注文はお決まりでしょうか?決まりましたらお呼びください」「あ、えーとカフェラテを。ラテアートはドロップで」「承りました。しばらくお待ちください」―――2時間後尊・「用件をお聞きしても?」「あー、私は華道の家元をしている。それで、跡継ぎ問題だ。娘は双子でな。姉は前衛的な華道をする。妹は伝統的な華道を重んじる。双方対立しているわけで。派閥までできて私には手に負えん」尊・「えーと、どちらがふさわしいのかを客観的に私共の方で判断を下せばいいのですか?」「最終的にはお願いしたい」尊・「かしこまりました。それでは、また1週間後にここで」尊・「キャサリーン、今回もよろしくな。かなり面倒そうだ」  キ・「そぅお?お姉さんの方は前衛的でメディア露出も多いわヨ。MIYUって名前で」  悟・「華道なのに、ローマ字の名前かよ?微妙だな」キ・「そうなのよネ。まぁ、そこも前衛的って主張だけどねぇ?そうだ!フラワーアレンジメントってやつじゃないかしら?」尊・「客観的って俺ら華道に詳しくないじゃん」瀬・「尊様お任せください」瀬蓮が現れた。尊・「おぉ、瀬(せ)蓮(ばす)。ビックリした~」瀬・「この瀬蓮が判断を致します。不肖この瀬蓮、華道の心得が少しはあります故……」悟・「流石!助けになるぅ!」瀬・「悟様!恐れ入ります」 そして瀬蓮は再び壁の一部のように気配を消した。―――1週間後尊・「調査結果ですが……非常に残念なことが判明しました。お嬢様は二人とも貴方の血をひいていません。DNA鑑定もしているので確実です」「嘘だろ……?」尊・「本当です。跡継ぎは二人うちどちらかという話でしたが、今のところ妹さんの方を私どもは推します。理由は『華道』と言う伝統芸能だからです。お姉さんの方は前衛的と言えば聞こえがいいですが、『フラワーアレンジメント』ですね。これは私たち兄弟では判断が不安だったので、そこにいる男に判断を委ねました。彼は私どもの後見などをしています。信用のできる人間です」瀬・「ご紹介に預かりました瀬蓮と申します。ご主人より跡継ぎの判断
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Case.8 密着取材の女、即・出禁

 ここが噂のイケメンポイント‘お命頂戴致します。’ね。じっくりイケメンを見せてもらおうじゃないの!言っておくけど、私はギョーカイ長いから、ちょっとやそっとのイケメンじゃビビらないわよ?いざ、勝負!「「いらっしゃいませー」」何よ?SNSの噂よりもずっとイケメン。イケメン慣れしてる私でもちょっと引くレベルね。「ご注文はお決まりですか?」「えーと、カフェラテでラテアートはドロップで頼むわ」 これで裏の仕事を注文できるのよね?情報戦線を生き抜いてる私を舐めないでよ!「では、しばらくお待ちください」 そうね、裏の仕事だしお客様を皆さばいた後にはなしになるでしょうね。だからって2時間後ー?時間かかりすぎじゃない?尊・「お待たせしました。ご用件は?」 あら、単刀直入なのね。「私はこういう者です。ある雑誌でというか、フリーでライターの仕事をしてます。つきましては、ここの仕事を密着取材させてほしいのです」尊・「喫茶店の仕事を密着して何が面白いんですか?」「ふふっ、知ってます。‘お命頂戴致します。’ってこと」 あら、イケメン君の顔色が変わったわ。尊・「では、また1週間後にここに来てください」聡・「アレは明日とかも来そうだな、喫茶店の客として」尊・「裏の仕事に密着って……メーワクだよな」悟・「ライターさんって頭悪いの?」キ・「最近の情報の拡散ってすごいわネ。SNSでイケメン兄弟が経営する喫茶店ってのはよく見かけるけど……」聡尊悟・「「「よく見かけるんかい!」」」瀬・「そうですね。裏の仕事の時に密着取材をされるのは迷惑ですね。私、瀬蓮が裏から手をまわしましょうか?」瀬蓮が現れた。聡・「なんか物騒だからちょっと待って」尊・「俺らに関する記憶だけを消す方法ってないの?聡兄?」聡・「無茶言うなよ」―――1週間後尊・「貴女に関することですが、別に調査しませんでした。(興味なかったし)」「で?密着取材OK?」尊・「密着取材はNGです。喫茶店を経営している姿もあんまり出したくないですね。SNSで勘弁です」「そうですか。それは残念」尊・「それにあなたはここを取材した後に、命の対価を支払わなければならなくなりますが……そのようなものありますか?」「え?えーと……」尊・「ないでしょう?ここを密着取材した後に残ったデータ全部とか?ですけど、そ
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Case.9 道場を潰す息子と跡継ぎの行方

 ここが噂の場所か……。気は進まないが、背に腹は代えられない。よし、いざ参らん!「「いらっしゃいませー」」 元気な男兄弟か。痩せておるな。まぁ、俺が鍛えればそこそこ……。 ?? 壁際に男がいる。気配を消しているようだが?「ご注文がお決まりでしょうか?」「えーと、かふぇらてというのを一つ。そしてそれにらてあーとをどろっぷで」 呪文のようだ。イマドキの言葉はわからん。「では、しばらくおまちください」―――1時間後「けっこう待ったぞ?」尊・「今日はこれでもお客様は少ないほうなんですけどね。で、用件をお伺いしてもいいですか?」 俺は咳払いしてから話を始めた。 自分の道場の跡継ぎがいない。息子は遊び放題で道場を継ぐ気は全くないようでこのままだと、道場が潰れてしまう。と男は言う。尊・「わかりました。ではまた1週間後にここで」「あの?壁際にいる男性は?」尊・「あ、気づきましたか?流石ですね」 俺はちょっと喜んでしまった。不覚、この程度造作もないことなのに。尊・「うちの執事のような?居場所に困ってるんですよね?本人。それで、あんなことに……」「いいえ、気配を消すのが見事だったので」尊・「それを見つけた貴方も流石ですよ」尊・「さて、キャサリン!今回も頼むー」キ・「多分、遊びまわってるって息子の方から情報がガンガン漏れてくるでしょうネ」悟・「そういう予想つくんだ」キ・「だって、あの道場主は口堅そうだしぃ?」尊・「それ言ったらダメなやつだよ」―――1週間後尊・「残念なお知らせです。貴方の息子さん、道場の土地などを担保に金を借りて遊びまわっているようです」「どこに遊びまわる金があるのかは不思議に思っていたのだが……」キ・「結構、いろんなとこで吹聴してるわヨ。『うちの道場を担保に金を借りてる』って」「えーと、彼女(?)は?」尊・「ここの専属の情報屋です。非常に優秀です」「ここは優秀な人材ぞろいですな、羨ましい」尊・「今回の命の対価ですが、『道場』ということで」「は?今聞きました」尊・「今言いました。道場は正直借金まみれです。そこをここで引き取るんですから、いい話でしょう。跡継ぎについてですが、そこの壁にいる男・瀬蓮って言います。彼の部下から探しあてます。優秀な跡継ぎができる事でしょう。道場も再建されます」「「「では、“
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閑話 久我兄弟の日常~眼の色コンプレックス解消編

 尊は鏡をじーっと見ていた。(俺だけなんだよな、この眼の色。仲間外れ感が否めない)聡・「どうした?尊。鏡を見つめて?ナルシストか?」悟・「なになに?尊兄はナルシストなの?」(気が抜ける……)尊・「違う!眼の色についての考察をだなぁ!」瀬・「黒い眼の色は父上の眼の色ですな。尊様は武術も得意で父上に似ていらっしゃいますし」瀬蓮が現れた。尊・「……そうなのか」聡・「俺の薄茶の眼は母上の眼の色か?」瀬・「はい。母上は聡明で手先も器用な方でした」悟・「はいはーい!俺は?俺は?半分だよ?」瀬・「悟様はオッドアイですな。お二人の良いとこ取りでしょう。器用ですし。ラテアートもお上手ですよね。容姿は皆さま良いとこ取りのようで……」聡・「尊、俺大学の時カラコンでずっと通ってた。面倒だし。乾くし。裸眼がいいぞ」悟・「俺も片目にカラコン入れて学校に行ってるけど、面倒。忘れると辛いし」尊・「……そういうもんなのか」瀬・「坊ちゃん方、眼の色だけにこだわりすぎですぞ!その容姿は間違いなくお二人の良いとこ取り!聡様は手術もなんのそのの器用さ!悟様もラテアートがお上手な器用さ!間違えなく母上譲り!そして、尊様は武術が父上譲りで得意ですね。お三方皆さまいいとこ取りですよ。たかだか眼の色にこだわる事なんかないですよ!」聡尊悟・「「「瀬蓮に言われるとなんか照れるなぁ」」」こうして、俺の悩みは瀬蓮によって吹っ飛ばされた。
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Case.10 クズ夫への制裁と依頼人の逆転人生

 えーと、確かここがSNSで話題のイケメン兄弟が経営する喫茶店‘お命頂戴致します。’よね?なんで物騒なネーミングなんだろう?私の依頼には丁度いいかなぁ?「「いらっしゃいませー」」 さっすが、SNSで噂になるくらいだもんね。イケメン度がすごい。二人して後光さしてる?「ご注文はお決まりですか?」「あ、カフェラテを一つ。ラテアートはドロップをお願いします」「では、しばらくおまちください」 うーん眼福ー。と他のお客様も思ってるんだろうなぁ。めったにいないレベルのイケメンよねぇ。隠れた名店みたいな喫茶店に隠れた超イケメン!いい感じのシチュエーションだわー。 弟さんがラテアートとかを色々やるみたいね。小器用だわ。 お兄さんは接客担当かな?などと分析していると、2時間がたった。尊・「遅くなりまして。ご用件は?」「この男を不幸にしてください。手段は問いません」 私は男の写真を見せて、写真のこの男に時間を割かれたという事実を告げた。「一応この男と籍を入れていました。しかしながら、この男には婚姻の意味がわかっていたのでしょうか?生活を続けなければいけないという事を理解していたのでしょうか?私ならATMの手数料も嫌だから休日は現金引き出しをしません」聡尊悟・「「「わかるー」」」悟・「休日の手数料って地味に嫌だよねー」イケメン増えたけど?とにかく!続けよう!「しかしながらこの男は給料日の翌日が休日であろうとも全額引き出しているんです。全額ですよ?貯蓄は?と疑いますよね?」聡尊悟・「「「わかるー」」」「そして、生活費について言及すると、「好きでやってるんでしょ?」と宣う。つまり、家には一銭も入れていないのです。「俺の金を何で使うの?」らしいです」聡尊悟・「「「まじで?」」」「そんなこんなで離婚ですよ、私も無駄な時間と金を使いました。よって、この男を不幸にしてほしいのです。私が失ったものは時間とお金です。慰謝料も払わないんですよ?」聡尊悟・「「「まじで?」」」尊・「では、また1週間後にここで」尊・「キャサリン、どう思う?」キ・「そんな人間いるのねー。親は何考えてるんかしら?」尊・「そんなだけど、調査頼むわ」キ・「任せてちょうだい!」―――1週間後尊・「調査をしました。男はのうのうと独身を満喫していました。男を不幸にする方法ですが、社会
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閑話 瀬蓮の休日~休めない執事の巡回記

 どうしよう?休みをいただいてしまった。私には解雇宣告のようだ。 どうしたらいいんだろう?休む。うーむ。睡眠時間はコト足りている。何もすることがない。無趣味というわけではない。 そうだ!部下の様子を見て来よう。 まずは農場だなぁ。 ふむ。障がい者には一見見えないが、障がい者なのか?設備には、医師・看護師・各種療法士がついているな。しかもATMまで完備か。 うん、部下もなかなか手腕を挙げてきたようだな。アニマルセラピーなのか?酪農もてがけているようだ。そして自給自足のような感じで生活をし、余った分を売っているのか。ほー。 あの東大に入れた娘はどうなったのだろう? 正直、かなりのスパルタだったように思うが、よく耐えきった。あれは悟様よりもスパルタに指導させていただいた。期間が短かったからってのもあるが、仕事はきっちりとする主義ですからなぁ。 ほぉ、ESSサークルに所属しているとな。英会話を身に着け、卒業後を見据えたいい判断ですね。入学に浮かれてハメを外していなくてよかった。 さて道場はどうなったかな?部下を送り込んでいるが? 道場の借金は無くなってるし、所有権もこちらにある以上ドラ息子も手が出せまい。部下が跡継ぎとして大成するまで、道場主は変わらずに依頼人のままだが、部下の具合はどうなのだろう?「瀬蓮さん、お久しぶりです」 流石だ。私の気配を感じ取るのは。「私の部下はどうですか?」「かなり筋がいいですね。なにか武道をしていたんですか?」「えー、色々としていまして。特定の流派というのがないんですよ」「もうすぐ師範代です。周りの者!こいつが異常なんだからな!そんなに簡単に段位が上がったりはしないんだからな!「ところで、瀬蓮さんお手合わせをお願いできますか?」 ――難しい。手加減が。師範でさえも私には及ばないだろうなぁ。「いいですよ」 両者、始め!――あぁ、師範は普通の武道だなぁ。私のは暗殺できちゃったりするんだよなぁ。さて困った。痛いのは嫌ですね。 一瞬で師範の背後にまわり、うなじに手刀をちょいっと。「一本!それまで!何をやってんです?」 私は部下に聞かれ困った。「うなじに手刀。今は師範が気絶してるけど、そのうち戻るでしょう」以下は部下との小声の会話だ「首の骨とか大丈夫ですよね?」「殺人をするわけではありませんから、
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Case.11 伯母の来訪と遺産の真実  

「「いらっしゃいませー」」瀬・「「尊様、悟様いけません!伯母様です。父上の姉君です。」「瀬蓮、久しぶりね。尊と悟は初めましてね」 父の姉?聡・「伯母様、お久しぶりです」「あら、聡?ちょっと見ないうちに随分男前になったのね。その眼はあの女の遺伝かしら?」 伯母様は母の事を嫌ってる?「この店を始めたのは、私と弟と瀬蓮の3人でよ?知らないの?」 伯母様に関しては全く知らない。今日初めて会ったし。「あら、悟の眼も片方はあの女の遺伝なのね。まともなのは尊だけじゃない」尊・「母を異常かのように仰るのはやめていただきたい」「異常なんて言ってないわよ?」 伯母様は挙げ足を取るかのように言い放つ。「この店をあなた方の両親と瀬蓮で切り盛りして、あなた方に継がせて――まあ、悪かったわ」 へっ?「私もこの店の創始者としてずっとついているべきだったわ」聡・「今の形態で満足ですから。これ以上関与しないでいただきたい。貴女の目当ては両親の遺産でしょうか?」「わかっているなら話が早いわ。半分、3分の1でも私には権利があると思うのよ」瀬蓮が言うには…瀬・「恐れながら、ご両親の遺言は弁護士立ち会いの元に書かれています。全てをこの子供たちのために。と書かれています」「瀬蓮がずいぶん大きい顔をするようになったわね。子供達の意向は?」聡尊悟・「「「両親の意向に沿います」」」「面白くないわね。また来るわよ。そのくらいいいでしょ?可愛い甥の顔を見に来るんだもの」尊・「つっかれたー。何なの?あのおばさん」聡・「れっきとした伯母だ」悟・「うちの両親の遺産目当てとはね」瀬・「管理はわたくしがしております故、しっかりとお守りいたします」聡尊悟・「「「頼みまーす」」」尊・「今日も働きますか!」悟・「俺は午前中は学校に行ってくる」聡尊・「「了解!」」「「いらっしゃいませー」」 明るい声が今日もこの喫茶店に響く。瀬蓮は思う。しばらくというよりもうあの女、坊ちゃん方にとっては伯母だけれども来てほしくない。関わらないで欲しい。今更遺産目当てなどの要求のために現れないで欲しい。
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Case12. 勘違いストーカー騒動とSNSの現実

 俺・尊(たける)は今日も開店準備をしていた。今日は悟も大学が休講でずっといるし、仕事が捗る。 ―――俺ら久我3兄弟が営む店は“お命頂戴致します。”というかなり物騒な名前の喫茶店。両親から引き継いだ。 俺らは長男聡(さとし)がごくまれに接客(客からレアキャラ扱いされてる)、次男の俺・尊(たける)が接客、三男の悟(さとる)がラテアートをしている。 この喫茶店の裏の顔はまぁ、何でも屋かなぁ?でも対価は頂く。なにしろ店名が‘お命頂戴致します。’だし。 そんなのもあって、うちの表も裏も経理とか雑務をしてくれているのは、瀬(せ)蓮(ばす)。執事?みたいな。完全に裏の仕事を手伝ってもらっているのは、キャサリン。おかまバー経営。敏腕情報屋。ただし、うちの専属なんだけど。 そんなメンバーで今日も開店します。 ここよね?私に相応しい場所。うふっ。SNSで大評判だもの。たっぷり拝ませてもらいましょ♪「「いらっしゃいませー!」」 やっぱり、眼福!写真の類はここではNGなのよね。残念。SNSの評判よりも男前が2人もいる!「ご注文はお決まりですか?」「えーっとぉ。カフェラテを一つ。ラテアートはドロップでお願いしまーすぅ」「かしこまりました。では、しばらくお待ちください」待ってる間も男前を見ていれば暇つぶしになっていいわぁ。尊・(うげっ、変な視線を感じる。ここはひとつ、悟の所に逃げ込もう!)―――2時間後尊・「お待たせしました。カフェオレです。で、用件は?」「えーっとぉ、最近エリカのまわりを付きまとってる人がいるんで、何とかしてほしいですぅ」尊・「わかりました。では、1週間後にまたここで」「え?1週間後?うーん……、わかりました!」尊・「キャサリンどう思う?」キ・「100%あの女の思い込みネ。人目にはつくわヨ、だってチューブトップにホットパンツだけど、合間からゼイ肉が出てるんだもの!ぶっ、ふふふ。尊クン、よく笑わずに応対出来たわね。私すら、プロポーションには気を使ってるのに!」尊悟・((キャサリンはゴツイからなぁ))瀬蓮が現れた。瀬・「尊様はこの瀬蓮が接客のプロとなるようにと教育をしました故……」悟・「尊兄マジすごいよ。俺は奥で笑い堪えてた。胸・ゼイ肉・尻・太ももで段ゼイ肉になってるんだぜ?脚は違うけど。頭なしでSNSに写真投稿されてたりすんじ
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Case13. 偽装殺人と“新しい私”プロジェクト

へぇ、流石SNSで評判のカフェね。隠れ家的だし。――――でも、私みたいのが来店は迷惑かな(笑)「「いらっしゃいませー」」うわっ、眩しい!超イケメン兄弟が現れた。――――私には縁がない人種だわ。拝みましょうか?「注文はお決まりですか?」 接客だもん。私に向ける笑顔だって、外面だけよね。「カフェラテをラテアートはドロップをお願いします」「では、しばらくお待ちください」 そっかぁ、仕事の合間に話はできないから、喫茶店業務が終わってからかな?それなら私はPCで仕事してましょう。きっと数時間かかるでしょうから。「ねぇねぇ、あのPC使ってる人。客よね?何を注文してるのかしら?テーブルに何もないじゃない?イケメン観察?」「あるー(笑)」 この手の侮辱は慣れた。もう子供の時からだ。あれ、物心ついた時からかな?「ブスが〇〇君にバレンタインチョコあげるんだって(笑)」とか「罰ゲームで告白しました」とか。ふぅ、ハッキリ言って相手にするのが面倒なのよね。どうでもいいでしょ?放っておいてくれればいいのに!―――2時間後尊・「お待たせしました。ご用件は?」「大丈夫ですよ。PCで仕事してましたから。用件ですね。『私』を殺して新しい『私』を作ってください」尊・「えー、ちょっと意味が……」「あ、わかりにくかったですか?今の自分が嫌いなんで、秘密裏に消してください。そして、私を生まれ変わらせてください」聡・「尊には難しいか……。まずは偽装殺人だな。そのあと、New坪内さんを作ればいいんだな?整形とかで」「そうです」尊・「聡兄、流石です。では、また1週間後にここに来てください」尊・「殺人は面倒だなぁ」瀬蓮が現れた。「この瀬蓮がなんとかいたしましょう」聡・「ほら、俺が死亡届書けるし(笑)」尊・「笑って言う事じゃねーよ。New坪内さん計画はどうする?」キ・「ハーイ!あたしが美容関係の指導するワ。化粧の仕方とかファッションとか?」瀬・「では、わたくし瀬蓮は教養の指導をしましょう。いくら美人でも教養のない人は魅力がありませんからな。あと、整体とかもできます。姿勢の矯正。本日見たところ、猫背のようでした」聡・「俺は、整形担当な」尊・「随分ビックプロジェクトだな?」悟・「プリティ・ウーマンみたいで楽しい♪」瀬・「ほう、悟様は若いのに往年の洋画までご存じなん
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閑話 久我兄弟の受難(Act.1~Act.4)

Act.1 久我家の未来と聡(さとし)の婚約者探し瀬・「聡様、いい加減に婚約者をお決めになってください」 ここのところ毎日瀬(せ)蓮(ばす)は俺・聡に言う。聡・「どうしたんだ?最近になって?」瀬・「この瀬蓮も孫の顔が見とうございます」 そうだよな。瀬蓮が親みたいなもんだよな。とすると、俺らの子が瀬蓮の孫か……。尊・「聡兄ー。観念して、見合いすれば?」聡・「尊(たける)は簡単に言うけどな?一生の問題だぞ?そして、明日のわが身だからな!」尊・「ゔっ……。聡兄の次は俺なのか……」悟・「そしたら、尊兄の次は俺?」瀬・「いいえ。悟(さとる)様にはまだ勉学に励んでいただきたいので、まだです」悟・「だってー。二人とも、頑張ってー。俺は甥でも姪でもいいよ?」 なぜ悟まで瀬蓮のように言うんだ?聡・「俺は好みがうるさいぞ」瀬・「心得ております」聡・「料理ができる事。まぁ、家事全般はできて当然だな。それから、俺らの仕事は表も裏も口出さない事。特に裏の仕事については家庭内以外で口に出さない事。そうだなぁ、口は出さないが表の方は特に経理をしてくれると助かる、瀬蓮が。今までは全部瀬蓮がやってたからな」瀬・「私の事まで考えて下さったとは。瀬蓮、嬉しゅうございます」尊・「容姿はお袋似?」聡・「尊、煩い!容姿は俺の隣でも遜色がない人間だな」瀬・「それは難しゅうございますね、坊ちゃま方は麗しくいらっしゃいますから。条件を全て満たす人物を探してみせます!」 自分で思うが、そんな人間いるのか?聡・「あ、性格は‘芯がしっかりしている’子で」瀬・「条件が増えましたな。瀬蓮、頑張ります故、期待をしていてください!」 この異世界だけでなく元の国でも力を入れて探して見せる!と私はひとりメラメラと燃えるのでした。Act.2 尊の婚約者探しと“最強の花嫁条件”尊・「聡兄が確定してからでいいじゃん!」瀬・「いいえ!尊様も早く婚約していただくことが瀬蓮の幸せです」尊・「瀬蓮の幸せねぇ……」尊・「俺の理想は、武術に優れている事だな。少なくとも瀬蓮の8割くらいは……」瀬・「それは――全種類の格闘男子でも難しい注文ですな」尊・「それでいて、兄貴と同様に隣にいて遜色ない女性」瀬・「注文が増えました。難しいですなぁ。格闘技をしている美女の中でも特に優れていないといけない
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