感謝の言葉と共に、彼女の声は少しだけ震えていた。その姿は、ユウの心に、この上ない愛おしさを感じさせた。 ユウは、ミユの純粋な喜びの表情をじっと見つめていた。その瞳の奥に宿る自分への信頼と愛着に触れ、胸の奥が熱く疼く。彼の心に芽生えた、彼女を自分だけのものにしたいという強い独占欲と、守り抜きたいという深い愛情が紛れもない本物であることを確信した。そして、ミユもまた、同じ純度で自分を求めているのだと。「ミユのことは……その、何でも知りたいからな……」 ユウは少し照れを隠すように視線を揺らしながらも、すぐに覚悟を決めたように真剣な眼差しを彼女へと向けた。その言葉は、彼女がこれまで歩んできた過去の全てを慈しんで受け入れ、これからの未来を誰よりも近くで共にしたいという、偽りのない誓いだった。 ミユはユウの真っ直ぐな言葉を全身で受け止めると、花が開くような満面の笑みを浮かべた。その溢れ出す喜びを隠すこともせず、彼女はユウの想いをなぞるように言葉を返した。「んふふ♪ それ、わたしも思ってるよ……何でも知りたぁーい♪ 同じ想いだったんだー! やったぁっ♪」 ミユは弾むような声と共に、地面を力強く蹴って小さな喜びのジャンプをした。まだ湿り気を帯びた栗色の髪が空気を含んでふわりと跳ね、彼女が動くたびに、甘い香りと微かな水の飛沫がキラキラと光の中で舞う。 その無邪気な仕草、弾けるような笑顔、そして自分に向けられた全幅の信頼。それら全てが、ユウの心を抗いようのない温かな幸福感で満たしていった。 ユウはそんなミユを嬉しそうに見つめ、この幸せな時間を現実のものとするため、行動に移った。彼は腰のポーチに手を当て、アイテムボックスから先ほど試しに出したテントを、再び取り出した。「じゃあ、この良い場所に、さっそく仮の家を建ててみようか」 ユウがアイテムをイメージした瞬間、彼の足元にコンパクトに畳まれたテントが、音もなく出現した。彼はそれを広げ、地面に置いた。「見ててくれ」 ユウがテントの骨組みを少し持ち上げ、魔法の力を込めるイメージをすると、テントは空気を取り込んだように膨らみ、ガタガタと音を立てることもなく、瞬く間に完全な形状になった。二人で過ごすには十分な広さを持つ、立派なキャンプ用テントだ。 ミユは、その一瞬の出来事に、目をこれ以上ないほど丸く見開いた。口元は「わ
Last Updated : 2026-03-17 Read more