บททั้งหมดของ 転生したら首が揺れる系ヒロインだったので、首を揺らすのを止めたら溺愛が待っていた!: บทที่ 11 - บทที่ 20

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第十一話:元凶はあの女!? 転生事故の真相

結局その後、並本雪花は“職場の風紀を乱した”という理由で契約を切られたらしい。 ……まぁ、当然の結果だろう。でも彼女のおかげで、鬱憤が溜まっていた営業部の女子たちが私たち経理フロアにやって来て、まるで憂さ晴らしのように文句を言っていった。結果的に『昨日の敵は今日の友』状態。彼女が去った後の職場は、見違えるように平和になった。ちなみに、営業部の一部のバカ男子と部長はこう言っていた。 「雪ちゃんは、嫌われ役を演じて女子たちを仲良くさせたんだよ」 ……どんな聖母設定よ。どこをどう見ても、ただのクラッシャー女でしょ。 (クラッシャー女って、どんだけよ)彼女が辞めた後も、後味の悪さは残った。そして、こんな伝説までできた。 「ずっと首が揺れてる女って、女の敵よね!」 ──そのとき、私は初めて“首が揺れてる女”というワードを知った。後に部長に連れて行かれたスナックでも、ホステスさんが同じことを言っていた。 「首が揺れてないとモテないんだって」 ……いや、どんな理屈!?想像すると、頭に浮かぶのはお土産屋の“赤べこ”しかない。でも、思い返せば──前世で死ぬ間際、婚約者の背後から顔を出した彼女の首は……確かに揺れていた。そして今、ソフィアになった私の首も揺れている。 「でも、なんで彼女は私だけ攻撃対象にしたの?」思わず、女神に問い詰めた。 「あなたの婚約者、ホテルから出てきたのは浮気したからじゃないのよ」 「え?」 「むしろ、彼女のことなんて相手にしてなかったの」 思わず目を丸くした。 「どういうことでしょう?」女神の話によると、彼はしつこく送られてきたメッセージをすべて無視していたらしい。あの日も、彼女から“渡良瀬さんが他の男とホテルに入っていくのを見た”と連絡があり、確かめに行ったら嘘
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-04-25
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第十二話:泣く女神、走るソフィアとバカ王子 ~生理的に無理!~

この女神、どうしてこうも緊張感がないのかしら。私はいぶかしげに彼女を見ながら尋ねた。 「なんで、そこまでしてくれるの?」女神は少し寂しそうに微笑んだ。 「本来あなたは、婚約者と結婚して幸せになるはずだったのです。 それを──元ソフィアである彼女のせいで……」そこで突然、女神が涙をこぼした。 「えぇっ!? 泣きたいのはこっちなんですけど!!」思わずツッコミを入れる私。 「だってぇ……! あんな女に好き勝手されるなんて耐えられないのです!あなたにはこの世界で幸せになってほしいのです!」その真剣な訴えに、私は頬をかきながら小さく笑った。 「……ありがとう。女神様の気持ち、受け取らせていただくわ」 「大丈夫! あなたなら、絶対に幸せな未来を掴めますからっ!」 ……その元気だけは、本物みたいね。 ──そして学園に到着。女子たちからは遠巻きに見られ、ヒソヒソ話が飛び交う。まさに、針のむしろ状態だ。彼女、よくこんな環境で平気だったわね。ある意味、鋼メンタルよ。 「あら。今日は他の殿方をはべらせていらっしゃらないのですね」 その声に振り返ると、悪役令嬢・レミリア様が立っていた。気の強そうな吊り目、美しい真紅の髪にルビーの瞳。 そう──漫画版『キミセカ』で真のヒロインとして描かれていた存在。その完璧な美貌に、思わず見惚れてしまった。 「あら、あなた。今日は首が揺れていませんのね」 ……おおっ!? 気付いてくださった!!そう、あの後、女神にお願いして“首が揺れない”ようにしてもらったのだ。首が揺れるのは赤べこだけで十分。しかも、あれで世界を見ると酔うのよね。 (うん! 揺れてない! 私、勝った!!)──そんな私の努力に気付いてくれ
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-04-26
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第十三話:私、食べても美味しくないです!

逃げ出した私は、裏庭のベンチに腰を下ろして、乱れた呼吸を整えていた。 (あの女、どこまで男好きなのよ……!) クリフォード王子から逃げている間にも、知らない男子生徒に何人も声を掛けられて、ようやく、この場所に逃げ込めた。 息が落ち着いてきた──そう思った、その瞬間。 『パキッ』 枝が折れる音。 思わず視線を向けると、そこに立っていたのは── 胸元まで伸びた艶やかな黒髪の、美しい男だった。 切れ長の奥二重。吸い込まれそうな漆黒の瞳。 その瞳が、じっと私を見つめながら近づいてくる。 (だ……誰?) 怯え気味に睨み返す私に、彼は低く、甘い声で言った。 「貴様、何を企んでいる?」 「な、何の話ですか?」 「貴様の話だが?」 睨む視線が鋭い。 でも、ここで負けたら駄目だ。 視線を外したら負けだとでも言うように、私も彼を真っ直ぐ見返した。 すると── 彼はニヤリと笑い、「なるほど、そう来るか」と呟いて、ぐいっと顔を近づけてきた。 (ちょっと! 至近距離のイケメン、無理!) 思わず顔を逸らす私に、彼はポツリと呟いた。 「まるで別人だな」 「そうなんです!」 思わず食いつくように、胸ぐらを掴んで叫んでしまった。 驚いたように目を見開いた彼は、すぐに意地悪そうな笑みを浮かべた。 「ほう……俺の胸ぐらを掴むとは、不埒な奴だな」 そう言うなり、私の顎を掴み、上を向かせる。 (こ、これが噂の顎クイ!?) 「まあ
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-04-27
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第十四話:顔圧が強いんです、お兄様!

「え?」「……やっぱり」驚く私と、なぜか納得しているレミリア様。「やはり、お前もそう感じたか」「はい。彼女が放つオーラも、纏う空気も変わっておりましたから……」え、何それ。オーラ? 空気?私、いつの間に“見える系”の何かになったの?当の本人を置き去りに、二人だけで話が進んでいく。(いやいやいや、ちょっと待って? 私、ここにいるんですけど!?)完全に蚊帳の外なんですけど!そして次の瞬間。二人して同時に、私の顔を見る。(なんで同時!? 息ピッタリすぎない!?)「とりあえず、何がどうなっているのか──本人から聞き出さないとな」「ですわね」……え、なに?なんでそんな刑事ドラマみたいな流れになってるの?(いや、私、犯人じゃないんですけど!?)息ぴったりな兄妹は顔を見合わせて頷くと、私の両腕をがっちりホールドした。「じゃあ、生徒会室でじっくりと聞かせてもらおうか?」「まぁ、お兄様! 奇遇ですわ! 私も同じことを考えておりましたの!」二人とも笑顔。——怖いほどの笑顔。(やめて!? そのシンクロ笑顔やめて!?)「ははははは」「おほほほほ」……笑顔が怖いんですけど!?(ていうか、なんでこんなに楽しそうなの……?)——けど。ほんの一瞬だけ、胸の奥がざわついた。(……なんで?)さっきから、あの人の視線だけが妙に引っかかる。——まるで、私を知っているみたいで。こうして私は、兄妹コンビに両腕をがっちり掴まれたまま、ずるずると引きずられるように生徒会室へ連行された。(チーン……)
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-04-28
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第十五話:顔圧が強いんです、お兄様!②

「なるほど……」「そういうことでしたのね」朝の授業も受けられず、私はレミリア様とその兄、ユリエル様から質問攻めにあっていた。そして昼休み。昼食までご一緒する羽目になり、お二人は優雅にお茶を飲みながら、ため息交じりに呟いた。「それにしても、ソフィア……いえ、元ソフィアはどこに行ってもアバズレですのね」レミリア様が扇で口元を隠しながら、苦々しく言う。「まぁ、あの女の性根がそう変わるとは思えん。当然の成り行きと言えば当然だな」ユリエル様は、まるで他人事のように呟く。……なぜかその“他人事”が、妙に引っかかった。(……なんでだろう)理由は分からない。けれど、どこか腑に落ちない。気付けばユリエル様は私の隣をキープしたまま、レミリア様は正面から優雅に見下ろしてくるという地獄の布陣になっていた。高級食材を使った昼食なのに、まったく味がしない。そんな私を、ユリエル様がじっと見つめていたかと思うと──「なぁ、ソフィア。貴様、クリフォード殿下が好きなのか?」突然の爆弾発言。思わず口にしていたお茶を吹き出しそうになり、ゴホゴホと咳き込み、慌てて布きんで口を押さえる。「お兄様っ! そんな急に聞かれたら、ソフィアさんが驚くのは当然でしょう!もう少し女性に気遣いなさってはどうですか!」レミリア様の正論が炸裂する。「レミリアに気遣いとか言われるのは心外だ!」「あら? わたくしの方こそ心外ですわ!そもそもソフィアさんは、魂が入れ替わって間もないのです。それを──」はい、始まりました。兄妹漫才。(……なんでもいいから、早く帰らせてくれないかな)心の中でそう呟きながら、私は静かに現実逃避を始めた。「で、貴様は結局のところ、クリフォード殿下を好きなのか? 嫌いなのか?」ズイッと近付いてくるユリエル様。
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-04-29
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第十六話:同じ顔なのに、まるで別人

ホッと息を吐いた、その瞬間──「元ソフィアでしたら、お兄様が近付いたら喜んで上目遣いで甘えましたのでしょうけど」閉じた扇の先端を口元に当て、「ほほほほ」と上品に笑うレミリア様。上品なのに、言っていることはなかなか辛辣だ。「しかし……まぁ、中身が違うだけで、ここまで変わるものなのだな」ユリエル様が、どこか含みのある声で呟いた。(……なんでそんな言い方するの?)ただの感想にしては、妙に引っかかる。「そんなに違いますか?」思わず尋ねると、兄妹は顔を見合わせ──「全然違う」「全然違いますわ!」まるで合唱のように言い切った。レミリア様が、扇をくるくると回しながら微笑む。「元ソフィア──あの女は、まるで魅了魔法を使っているのではと思うほど、常にピンク色の空気を発していましたわ。でも貴女は……そう、温かなクリーム色のような、優しい光をしておられますもの」「光魔法の色だな」ユリエル様が、当然のように言う。私がきょとんとして彼を見ると、彼はわずかに目を細めた。その視線が、一瞬だけ──やけに強くて。(……なに?)言葉にできない違和感が、胸の奥に引っかかった。「なんだ? “なぜそんな色が分かるのか”とでも聞きたそうな顔だな」「……はい」図星を突かれ、思わず素直に頷く。「ある程度の魔力があれば、みんな分かる」あっさりとした説明。けれど──(……本当に、それだけ?)さっきの視線が、どうしても気になってしまう。「へぇ……」小さく呟きながら、私はもう一度ユリエル様を見た。なぜか視線を逸らしたくなるのに、同時に目を離したくもなくて。(……なんでだろう)うまく言葉に
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-04-30
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第十七話:顔圧貴公子、まさかの婚約者(仮)

「で、これからどうするんだ?」「……どう、とは?」「は? お前、今の状況を分かっているのか?」思わずユリエル様と見つめ合う。「えへっ」と笑って誤魔化すと、彼は「はぁ~~~っ」と、魂が抜けそうなほど長い溜め息をついた。(え? なんでそんな長い溜め息を?)レミリア様に視線を向けると、面白いものでも見つけたような顔でこちらを見ている。やがて口元を扇で隠し、上品に咳払いをした。「あなた……このままですと、あのクソバカ王子と結婚。それがダメでも、クズ男ダーネルと結婚ですわよ?」その言葉に、ガックリとうなだれる。「……どっちも嫌です」涙ぐむ私に、レミリア様はパタンと扇を閉じた。「でしたら、我が家にいらしたら?」「へ?」「はぁ?」私とユリエル様は、見事にハモった。「まず、ソフィアさんには強い光魔法がある。男爵家から伯爵家に保護されていたとはいえ──我がアルシェイン家で保護することにしましょう。クソバカ王子との婚約は、私が婚約破棄した直後に“光魔法の聖女との婚姻は認められません”と教会を抱き込めば問題ありませんわ」レミリア様、サラッと怖いことをおっしゃる。「最悪の場合は──お兄様を婚約者(仮)にでもしておきましょう」「レミリア……“(仮)”ってなんだ。“(仮)”って」「あら、お兄様。“(仮)”では不満ですの? ふふふ……ソフィアさんったら、罪なお方」閉じた扇を口元に当て、小さく笑うレミリア様。(いやいやいや! そんなこと、一言も言ってませんからね!?)アワアワしている私を見て、ユリエル様が楽しそうにニヤリと笑う。「まぁ……(仮)でもなんでも、面白そうだな」その言い方が、やけに軽いのに──どこか引っかかった。(……なんで、この人こんなに簡単に受け入れるの?)
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-05-01
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第十八話:ロッテ……恐ろしい子

気が付くと、見知らぬ天井が見えた。えっと……私、魔法学園で──?ガンガンと痛む頭を押さえながら身を起こすと、聞き覚えのある声が響く。「お嬢様! 大丈夫ですか!」視線を向けると──「ロッテ……?」そこには、骨格のしっかりした体つきに黒髪黒目、そして顔いっぱいのそばかす。少し団子っ鼻だけど、どこか愛嬌のあるその顔を見て、ホッと息を吐いた。(なんだ……夢だったのね)そう思ったのも束の間。「それにしても、さすがお嬢様!まさか、“難攻不落”と呼ばれるアルシェイン家の若公爵様を落とすなんて!」ロッテは両手を頬に当てて、うっとりと目を輝かせる。私はあの兄妹の黒い笑顔を思い出し、心の底からゲッソリした。「私、初めて若公爵様にお会いしたのですが、あんなに見目麗しい方がこの世にいらっしゃるなんて……!」その顔はまるで、恋愛小説の最終章で“運命の再会”を迎えた乙女そのものだ。(いやいやいや! ロッテ、目を覚まして!あれは中身が悪魔か魔王よ!)心の中で叫びながら、引きつった笑みを浮かべる。──けど。(……夢じゃ、ないんだよね)さっきまでのやり取りが、妙に現実味を帯びて蘇る。「そういえばロッテ。どうしてここに?」私の言葉に、ロッテは瞳を潤ませて身を乗り出した。「何をおっしゃるのですか!私はソフィア様を美しく仕上げるのが生き甲斐なのですよ!突然、“聖女として開眼したからアルシェイン家で保護する”なんて言われて、『はい、そうですか』と引き下がれると思いますか!」前のめりで力説するロッテに、私は乾いた笑いを返す。するとロッテは頬を染め、胸の前でぎゅっと手を握った。「そんな私に、アルシェイン家の若公爵様が仰ったのです。『お前、面白いな。じゃあ着いて来い』と……!」あぁ、あれか。ユリエ
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-05-02
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第十九話:ベッドの上の攻防戦~悪霊退散編~

「ソフィアは?」「はい! たった今、目覚めたところです!」ロッテの声を聞き、ユリエル様が私へ視線を向けた。「中に入っても?」「もちろんです! ね! お嬢様!」ロッテ、そこは一度私に確認してよ……。頭を抱えつつ、ハート目のロッテを見て小さく溜め息をつく。(ダメだ、こりゃ……)ぽつりと呟くと、ユリエル様がくすりと笑った。「おや、俺の顔は見たくなかったかな?」その余裕のある仕草が、妙に癪に障る。(お願い、これ以上ロッテを骨抜きにしないでぇ!)心の中で叫ぶ私をよそに、ロッテが拳を握って叫んだ。「そんなわけありません! ユリエル様のお顔を見たら、お嬢様は絶対に元気になります!」いや、今は静かに状況整理したいだけなんだけど……。(ロッテ、それ以上この人を刺激しないで!)ギッと睨むと、ロッテがハッとした顔で手を叩いた。「嫌だわ、私ったら! お二人の密会の邪魔でしたわね! お茶、入れてきます!」そう言って、一目散に部屋を飛び出していく。「ロッテ、待って! 違うのぉぉぉ~!」叫びも虚しく、ドアがバタンと閉まった。「くっ、くっ、くっ……」必死に笑いを堪えるユリエル様を、私はジト目で睨む。「本当に……面白いな。あんたも、あの侍女も」そう言いながら、とうとう腹を抱えて笑い出した。「ちょっと! ロッテをからかうのはやめて!」「俺は何もしてないけど?」「あなたの顔面が、もう凶器なのよ!」「それは褒め言葉として受け取っていいのかな?」ゆっくりと距離を詰めてくるユリエル様。そのまま、私の髪を一束すくい上げ──軽く口づけを落とした。「なぁ、ソフィア。どうなんだ?」……近い。近い!
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-05-03
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第二十話:愛を封じた貴公子、呪いの真実

「レミリア様、お邪魔じゃないです!」「邪魔だ、レミリア! いいところで……!」そのままの体勢で、私たちは同時に叫んだ。レミリア様は優雅な足取りで中に入ると、ドアをバタンと閉めた。「ロッテ、お茶が足りませんわ。私の分もお願いできて?」「は……はい!」ドアの向こうから、ロッテの慌てた声が聞こえる。「さて、この面白い状況はなんですの?」レミリア様はそう言いながら椅子に腰掛けた。「見れば分かるだろう?」「……合意ですの?」「もちろ――」「合意じゃないです!」必死に遮ると、レミリア様は片眉を上げ、ゆっくりと扇を開いた。「あら。お兄様、いつから強姦が趣味になりましたの?」「……は?」「お兄様、私、“婚約者(仮)”と申し上げましたわよね?」「言ったな」「括弧をつけた意味、分かりませんの?」カッと目を見開くレミリア様に、ユリエル様がため息をつく。やがて静かに私の上から退き、ベッドの端に腰を下ろした。「全く……お兄様、あなたはいつからクソバカ王子と同じ部類に成り下がりましたの?」「随分な言い草だな」「あの状況を見たら、そう思わずにはいられませんわ!」パチン、と扇をたたむ音が響く。「ソフィアさんをからかうにしても、やり方が下品ですわ! アルシェイン家の名に泥を塗るおつもりですの?」「分かっているよ、レミリア」ユリエル様は肩をすくめ、苦笑した。「だいたい、そんなことをしても意味がありませんわ!」「は?」私が目を瞬かせると、レミリア様はため息をつきながら続けた。「お兄様、この美貌と色気でしょう? 今まで何度も襲われかけましたの。それで、強力な魅了魔法と媚薬で危うくなった時──自らの足を剣で刺して耐えたのですわ。その後、教会で手当てを受けた際、自らに“呪い”をかけましたの。──心から愛する女性に出会うまで、どんな魔法も媚薬も効かない身
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-05-04
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