Semua Bab フィギュアオタクで手に触れた物をなんでもすぐ壊す僕が異世界全民ロードサバイバルで人類の分断を修繕する: Bab 31 - Bab 35

35 Bab

第031話 新たな宝箱②

「うッ……! ぐへッ! ゲホッ!」 黄色のスライムのスライム水を飲んだ戦友は、激しく咳込んだが、黄色のスライムのスライム水の刺激で正気を取り戻した。「あ、あれ……? なんだ? どうしたんだ? 俺は何をしていたんだ……?」 状況の理解が追いつかず、混乱していたが、もう大丈夫そうだった。  僕も黄色のスライムのスライム水が上手く効果を発揮してくれて、ほっと胸を撫で下ろす。「そうか。黄色のスライムのスライム水は、こうした錯乱状態を治す効果があるんだ」 僕は今回の発見を嬉しく思う。「あ、ありがとう。助かったよ」 「あなた、凄いのね。そんな薬を持っているなんて」 「なあ、良かったら、俺たちの持っているアイテムと交換してくれないか?」 戦友たちが喜び、僕を褒めてくれることで、僕も嬉しくなる。  彼らはとても友好的だったので、僕も喜んで彼らとの取引に応じた。 取引を終え、彼らと別れた後、僕は改めて食虫植物のモンスターを観察する。「見た目は本当に普通の植物だね……」 しかし、僕が近づくとザワザワと蔓を動かし、花弁からボワンボワンと煙のように花粉を噴出した。「危ない危ない。この花粉の煙を吸うわけにはいかないぞ」 僕は急いで花粉の煙が届かない距離まで食虫植物のモンスターから離れる。  僕が距離を置くと、食虫植物のモンスターは大人しくなり、また元の植物の状態に戻った。「自分からは襲ってこないみたいだ。だったらこのまま近づかず、無視して通り過ぎてもいいんだけど……」 僕はそう思ったが、そうしない理由があった。「でも、食虫植物モンスターの足元に宝箱があるんだよな……」 しかもその宝箱は「黒鉄宝箱」「黄銅宝箱」「白銀宝箱」「黄金宝箱」「白金宝箱」「ダイヤ宝箱」と宝箱の等級がある中で、下から三番目の「白銀宝箱」だった。「今までに「黒鉄宝箱」しか開けたことがない。「黄銅宝箱」の中身も気になるけど、今、食虫植物のモンスターの足元にあるのは、さらにその上の「白銀宝箱」……。なんとかして開けてみたいな……」 僕はどうにかならないかと思案する。「そうえいば、さっきの戦友は、食虫植物のモンスターの花粉にやられたけど、黄色のスライムのスライム水で治すこ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-18
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第032話 新たな宝箱③

「やった! 成功だ!」 僕が尚も黄色のスライムのスライム水を散布すると、ついに食虫植物のモンスターは萎れるように倒れ、動かなくなった。「黄色のスライムのスライム水に、こんな効果があるなんて……」 僕は残り少なくなった黄色のスライムのスライム水を大切にしまいつつ、また黄色のスライムを見つけたら、スライム水を獲得しようと心に決めた。「それにすごいぞ。ついに「白銀宝箱」を獲得したぞ……」 僕は宝箱に駆け寄る。そして喜びと緊張に震えながら宝箱を開けた。 すると───。「……やった。ついにやったぞ……」 僕は歓喜に身体が震える。  白銀宝箱は開けた瞬間、中身が空っぽなのかと思ってしまう程、中に入っている物は少なかったが、唯一入っていたその小さなアイテムはとても貴重な物だった。「ま、魔力石だ……!」 僕は青緑色の光を淡く滲ませる魔力石を取り出し、太陽に透かすように掲げ、獲得できた喜びをあらわにする。「これで車のエネルギー問題も解決だ!」 ───と、僕は声を上げたが、今、新たに獲得した魔力石のエネルギーを合わせても、《天使》が示すゴールまでの距離を考えると、まだまだ魔力石は不足していた。「でも、こうやって「白銀宝箱」を開けられれば、また魔力石を獲得できるぞ」 僕はゴールに辿り着ける希望を見出し、喜びで全身が沸き立った。「近くに黄色のスライムがいないかな……」 そう言って周囲を見渡した僕は、近くにゴブリンがいて、そのゴブリンの近くに「黄銅宝箱」がある事に気が付く。「黄銅宝箱か……。白銀宝箱より等級は下だけど、でも黒鉄宝箱よりは等級が上の宝箱だし、開けてみたいな……」 しかし、その為には宝箱の周囲にいるゴブリンをなんとかしないといけない。  僕は、また草原という地形の特製を活かした罠を設置しようかと思ったが───。「そういえば───」 僕は、今しがた倒した食虫植物のモンスターのことを思い出す。「このモンスターの花粉って、ゴブリンに効かないかな……?」 僕は食虫植物のモンスターに駆け寄ると、花粉が飛び散らないように花びらを採取し、ガラクタの中から麻袋を取り出すと、慎重に袋詰めにした。「あれ? この食虫植物は実が
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-19
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第033話 さらなる宝箱の獲得

 結論から言うと、食虫植物の花粉はゴブリンに大いに効果を発揮した。「まさかこんなに効果があるなんて……」 ゴブリンたちは食虫植物の花粉を嗅ぐと、すぐに目を回し、酔っぱらったみたいにフラフラとよろめくと、ついにはその場にバタンと倒れ込んだ。  僕が倒れたゴブリンを覗き込むと、どのゴブリンも目をうっとりとさせ、だらしない笑みで顔を歪めつつ、口から涎を垂らして恍惚としていた。「こんな状態なら襲われることはなさそうだ」 僕は安心しつつも油断せず、慎重に「黄銅宝箱」を抱えると、急いでトラックに戻った。「戦友はかなり長い間、食虫植物の花粉にやられていたみたいだけど、ゴブリンはそこまで長い間、効果が続くわけじゃなさそうだね」 僕がその場で宝箱を開けず、持ち帰ったのは、何匹かのゴブリンは食虫植物の花粉の効果が切れ、正気を取り戻しつつあったからだ。「戦友ほど長い時間、効果は続かないけど、宝箱を奪い取る時間は十分に稼げる。この方法でゴブリンからも宝箱を易々と獲得できそうだ」 また一つ、宝箱の獲得方法を見出し、僕は喜びをあらわにする。「さて、それじゃあ「黄銅宝箱」の中身を確認しよう」 僕は期待に胸を膨らませて宝箱を開けた。「まずは、圧縮ビスケットにペットボトル入りの飲料水だ。角ウサギの肉やスライム水で食べ物と飲み物には困らなくなったけど、それでもやっぱり水と食料はありがたいね」 僕は圧縮ビスケットとペットボトル入りの飲料水を大切に仕舞い込む。「あ! 魔力石だ! そうか。黄銅宝箱の中にも魔力石が入っているのか」 僕は魔力石を摘まみ上げるが、この魔力石は、前回、白銀宝箱から獲得した魔力石に比べると少し小さく、輝きも鈍かった。「魔力石には大きさや輝きに差があるんだね。エネルギーの量も大きさや輝きに比例して違いがあるみたいだ」 僕は今回、獲得した魔力石をトラックにセットしてみるが、前回、白銀宝箱から獲得した魔力石ほどエネルギーの上昇は見られなかった。「それでも魔力石はとても貴重だ。これはありがたいな」 僕は魔力石も大切に仕舞いつつ、さらに宝箱の中身を確認する。「あ! これは!」 次に見つけたのは僕にとってとても嬉しいアイテムだった。「ドライバーセットだ!」 それは小型だが、数本のプラスドライバーとマイナスドライバーがセットになっ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-20
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第034話 ゴールを目指して①

 僕は拳銃を収めるホルダーを「改装」で作製した。  《天使》の《審判》で異世界に転移することが決まった際、訓練の一環で銃火器の射撃訓練を何度も行ったが、それでも殺傷能力の高い拳銃を手にすることに、緊張せずにはいられなかった。「そう言えば異世界に来る前、母が準備してくれた銃器は全部、失われてしまったな……」 僕は、母が僕に持たせる為、ミリタリーのボストンバックに詰めていた拳銃や手榴弾、さらにはロケットランチャーなどのことを思い出す。「もちろん現実世界からそうした「装備品」を異世界に持ち込めるとは思っていなかったけど、それと同じ「拳銃」が、今こうして異世界で手に入るなんて……」 僕はホルダーに吊るした拳銃を撫でる。  凶器にも成り得る拳銃は、剥き出しの刃物を持つような怖さもあったが、護身用として携帯するには、とても安心感を得られるアイテムだった。「特に戦闘が得意じゃない僕にとっては、相手を怯ませる「抑止力」になるかもしれない」 できれば人に対して銃を向けたくはなかったが、それでも取引などで相手が力づくで僕から物品を奪おうとした際、拳銃で自分の身や、貴重な物資を護れるかもしれないと僕は考えた。「でも、弾は三発。一発も無駄にできないね」 僕はその事を強く認識し、貴重な弾丸を無駄にしないように自分に言い聞かせる。「でも、また宝箱を開ければ、弾丸が手に入るかもしれない」 そうした希望も僕は抱いてもいた。  * * * 宝箱の中身を収納し終わった僕は、またトラックを走らせる。「ゴールを目指しつつ、黄色のスライムがいれば倒して黄色のスライム水を獲得したいな」 そう思って周囲を確認しつつ走行していた僕は、望みの黄色のスライムを発見した。「しかも黄色のスライムが三匹もいる。これは大量の黄色のスライム水を獲得するチャンスだぞ」 僕はトラックを停め、大急ぎで荷台からスライムを捕獲するドラム缶の罠を降ろすが───。「おらぁッ! くらえぇーッ!」 僕が準備を整える前に、怒声を上げて黄色のスライムに斬りかかる戦友が現れた。 それは軍毅だった。 軍毅は何処で手に入れたのか日本刀を装備していて、その刃を一閃すると黄色のスライム
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-21
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第035話 ゴールを目指して②

「なんだ、お前か。こんなところで何をしているんだ?」 軍毅が僕に気付き、声を掛ける。「傑くん……」 詩華は僕の姿を見て、一瞬だけ嬉しそうにしてくれたが、そうした表情は本当に一瞬だった。  彼女は僕が態度を翻した事に、裏切られたとショックを受けているのだ。「ぼ、僕もゴールを目指して車を走らせていたんだよ。そしたら黄色のスライムがいたから倒そうと思ったんだ」「はッ! 笑わせるぜッ! お前が黄色のスライムを倒す? 出来もしないことを言うなッ! 異世界のスライムは強いんだッ! 戦闘に特化したスキルを持つ者でないと、まともに戦えもしないんだッ!」 軍機は僕を嘲笑う。「確かに、僕は戦闘でスライムを倒せない。でも他の方法で倒すことができるんだ。何も戦うだけが正解じゃないんだ」 そう思ったが僕は口には出さなかった。  手の内を明かさないよう咄嗟の判断で隠したのだ。  僕は軍毅に笑われるまま、じっと耐えたが、悔しさで強く拳を握っていた。「おっと。それより宝箱だ。俺たちも黄色のスライムなんて、なんの稼ぎにもならないモンスターと、わざわざ戦闘なんてしたくなかったが、宝箱があれば別だ。こいつらが「黄銅宝箱」を守っていたから。だから戦っていたんだよ」 そう言いつつ、軍毅は宝箱を蹴り空ける。「お。やっぱり魔力石だ。黄銅宝箱には高い確率で入っているな」 軍毅は宝箱から魔力石を取り上げると、僕に見せつける。「どうだ。欲しいか? 欲しいだろう? 魔力石は車を走らせるのに必要だからな。だがお前にはやらない。お前とは取引しない。この魔力石は俺たちの物だ」 軍毅は執拗に僕に魔力石を見せびらかすが、僕も「黄銅宝箱」を獲得できる攻略法を見出しているので、そこまで欲しいとは思わなかった。  でも、その事を相手に悟られてはいけないと思い、少し悔しそうな風を装った。「他には水と食料……。と言っても、なんだ、また圧縮ビスケットか。いい加減に喰い飽きたぜ」 軍毅は次に取り出した圧縮ビスケットとペットボトル入りの飲料水を乱暴に扱う。  確かに宝箱から獲得できる水と食料は、こればかりだったが、それでもそうした水と食料さえ獲得できず、飢えと渇きに喘ぐ戦友が大勢いる。  そうした戦友の事を思え
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-22
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