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Lahat ng Kabanata ng 媚薬ライフから始まる恋: Kabanata 11 - Kabanata 20

37 Kabanata

11話

 目が覚めて隣を見るも、朱音がいない。「また飯でも作ってんのか?」 台所に行くと、甘酸っぱいかおりが広がっている。朱音は座ってオムライスを食べていた。向かいの席にもオムライスがある。きっと修也の分だろう。「おや、おはようございます」「はよ。体はもういいのか?」「はい、おかげさまで。オムライスを作ったので、どうぞ」「おう。ところで、この甘い匂いはなんだ?」「あぁ、これですか。媚薬を加熱してみました」「はぁ!?」 斜め上の回答に、素っ頓狂な声が出る。朱音は美味しそうにオムライスを食べるだけ。「なんでそんなことしたんだよ」「熱を加えれば媚薬成分がなくなるかと思いまして。オムライスを作る前に飲んでみましたが、今のところなんともありません」「マジか……」 朱音の行動力に、修也はドン引きする。あれだけ酷い目にあったというのに、自ら媚薬を飲む勇気には敬意を表するが、普通だったら考えられない行動だ。修也だってどうやって媚薬を回避するか考えていた。「ちなみに何本?」「2本です。即効性のことを考えると、媚薬成分はほぼ死んだと思いますが、もう少し様子を見て、問題なさそうだったら全て煮詰めてしまおうかと」「お前、すげぇな……。けど、助かるわ」「いえ。僕も、はやくここから出たいと思っていますから」「ま、だよな……。媚薬さえなけりゃ快適っちゃ快適だけど、遊べるモンがねーし」 修也はうんざりしてため息をつく。これでスマホをいじれたり、映画でも観れたらもう少し滞在してもいいが、ここには娯楽などない。強いて言うなら、朱音と話すかセックスするか。 ヤりたい盛りの修也でも、媚薬無しで彼を抱くのは難しいが。「今日は、加熱した媚薬を飲んだ際の変化を見たいので、飲まなくてもいいと思います」「ん、りょーかい」 この日はモクテルを作ったり、食事をしたりと、比較的平和に終わった。朱音に変化は見られず、明日から加熱した媚薬を飲むことになったが、出られる日が近くなったと思うと喜ばしい。 翌日、ふたりは大きな鍋にすべての媚薬を入れ、火にかける。「さぁて、媚薬を煮詰めてる間に、ごはんを作りますね。煮込みハンバーグなんてどうでしょう?」 わざわざ声を出してメニューを言う朱音に、彼の意図を察した修也はうなずく。「いいな。ポテトサラダとスープもあると嬉しい」「ふふ、いいで
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12話

 シーツや布団の交換を終わらせ、入浴も済ませると台所に戻った。朱音は茹で上がったじゃがいもや人参を潰していた。ポテトサラダを作っているのだろう。「お、ポテトサラダもう少しでできるのか?」「はい」「ゆで卵入ってないと食べないからな」 修也の発言に朱音は一瞬目を丸くし、小さく微笑む。「ふふ、ワガママですね。分かりました、今からゆで卵を作りますね」 朱音は先程までじゃがいもを茹でていた鍋を時間をかけて丁寧に洗うと、水とたまごを入れて火にかけ、向かいの席に座った。「助かりますよ、アキトくん。僕の考えを汲み取ってくれて」「あれくらいなら、誰でも察せるだろ」「それでも、感謝してます」「そーかよ。お前も風呂入ってきたらどうだ? ゆで卵だけは見ておくから」「では、お言葉に甘えて」 朱音は台所から出ていく。修也は途中、ゆで卵の鍋に水を足し、長時間茹でても火事にならないように心がけた。水の継ぎ足しは、朱音が風呂から戻るまで行われた。 1時間もすると朱音が戻ってきて、水を飲んで休憩してから調理を再開する。とにかく非効率に、1品ずつ料理を作る。テーブルには煮込みハンバーグ、コンソメスープ、ポテトサラダが並ぶ。 それらをゆっくり食べた後、思い出したかのように媚薬の鍋を止め、氷で冷やしてからグラスに移して乾杯して飲み干した。「これで戻れるといいのですが」「じゃないと困る。やり方はどうであれ、100本飲んだぞ」「そうですね。とりあえず、また一通り調べて、出口があるか見てみましょうか」「ん、だな」 ふたりでベッドルームに戻ると、白い霧に覆われていた。「なんだよこれ!?」「とにかく、台所に戻りましょう!」 台所に戻るも、白い霧はどこからともなく湧き、部屋を埋め尽くす。「う、なんだ、これ……」「急に、眠気が……」 抗えない眠気に襲われ、ふたりはそのまま床で眠ってしまった。 次に目が覚めると、どういうわけかバーの休憩室にいた。「お、アキトくんおはよ。大丈夫?」 骨折で休んでいたはずのマスターが、心配そうに修也の顔を覗き込んでくる。「あ、あれ……? なんで俺、ここに……」「美奈子さんから聞いたよ。急に倒れたから、休憩室に運んだって」 美奈子の名前を聞き、怒りがこみ上げる。あの女が飲ませたモクテルのせいで、ひどい目にあったのだ、文句でも言わない
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13話

 実家についてインターホンを押すと、母が出てきた。「あら、修也。こんな時間に帰って来るなんてどうしたの?」「んー、ちょっとな。なぁ、姉貴いる?」「お姉ちゃんなら、お部屋で仕事か読書じゃない?」「ん、分かった」 家に入ると、姉の亜理砂の部屋の前まで行き、ノックする。「母さん、じゃないね」「姉貴、俺だけど。入っていい?」「修也? 珍しいね。どうぞ」 許可を得て部屋に入る。窓以外は本棚で埋め尽くされた部屋は、相変わらず圧迫感がある。窓の下には低い棚を、窓の上には壁に打ち付けるタイプの本棚が設置されている。 それだけでも充分圧迫感があるというのに、図書館のように背中合わせにされた本棚まで置いてある。他にあるものと言えば、ベッドとパソコン用の小さなデスクくらい。 活字中毒の亜理砂らしい部屋ではあるが、ここまでくると病気のように思える。「相変わらずすげー部屋……」「要件は? わざわざ私の部屋の評価しに帰ってきたわけじゃないでしょ?」「あー、そうだった。なぁ、作家のこと聞きたいんだけど。なんつったっけ、エリュシオンみたいな名前の……。下の名前は朱音で……」「臙脂朱音?」「そうそれ!」「臙脂朱音がどうかしたの?」「あ、いやー……。女の子が好きって言っててさ。めっちゃおすすめしてくるんだよね。けどほら、俺読書嫌いじゃん? 姉貴から感想聞きたいと思ってさ」「へぇ……、そう……」 亜理砂は立ち上がると、迷うことなくとある本棚の前で立ち止まった。隣に行って亜理砂が見ている箇所を見ると、臙脂朱音の本が何冊も並んでいる。「ミステリー作家としては最高だけど、ある意味不遇な作家だと思う」「不遇?」「不遇というか、不運というか……。今までは、ずっとミステリーばかり書いていたの。けど、取材で顔出ししてからは、女性向けの小説も書かされるようになったみたい。読んでみて面白いんだけど、イマイチキレがないというか……」「へぇ、キレねぇ……」 活字を1行読んだだけで眠くなってしまう修也には分からない世界ではあるが、得意ではないものを書かされているというのはなんとなく理解できた。「顔出ししてから女向け書かされてるってことは、イケメンなのか?」「スマホで調べれば出るじゃない」「今、充電なくってさ」 修也がスマホを振りながら言うと、亜理砂はため息をつきながら
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14話

 充電がある程度回復すると、電源を入れて臙脂朱音のことを調べる。どうやら来週の火曜日、近くの書店でサイン会をやるらしい。「これだ!」 修也はスマホのスケジュールアプリを開き、サイン会の予定を書き込む。 あの非現実的な出来事が本当にあったことか、どうしても確かめたかった。そのために美奈子に会いたかったが、遠いどこかにいる。それなら一緒にいた朱音に会ったほうが話が早い。「ショッピングモールか……。てか、サイン会ってどんな感じなんだ?」 この日はサイン会や朱音について調べるのに時間を費やした。 そしてサイン会当日。積み上げられた新作を手にすると、長蛇の列に並んだ。列にいるのはほとんどが女性で、居心地が悪い。(はやく終われ……) 修也は列がゆっくり短くなっていくのを、イライラしながら見守った。元々気が短いというものあるが、行列に並ぶのは苦手だ。 遊び紙があるページに自分の連絡先を書いたメモを挟み、スマホをいじりながら自分の番を待つ。「次の方」 いよいよ修也の番になり、朱音の前に本を置く。朱音は修也の顔を見て一瞬驚くも、笑みを浮かべる。「男性ファンが少ないので、嬉しいです。サインはどこにしますか?」「あー、表紙開いたところにある、白いところに」「遊び紙にですね」 朱音が本を開くと、修也の連絡先が書かれたメモ用紙。朱音は紙を回収すると、サインを書く。「あ、遊び?」「この白いページのことです。はい、書けましたよ」 返された本を受け取ると、スタッフに誘導されて移動する。振り返って朱音を見ると、彼は笑顔で女性ファンと話しながらサインを書き、彼女と握手をする。他のファンとも同じように、会話をしながらサインを書いて握手をする。中には差し入れを手渡す女性もいた。 朱音が嬉しそうに女性と話す姿を見ると、胸が痛む。(なんだよ、この気持ち……。俺、男とか興味ねーのに、アイツのこと、気になる) 無意識に胸に手を添えていた自分に気づき、慌てて手をポケットにつっこむ。(いやいやいや! 体の相性がよかったから気になるだけでそれ以外興味ねーっつーか。ほら、男にだったら、いくら中出ししても問題ねーし) 言い訳をしてから我に返る。(俺はさっきから、誰に言い訳してるんだ?) 本屋と同じ階にあるカフェに入って本を開くと、サインの下に「よければお話しませんか? サ
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15話

「アキトくんと過ごしたのはほんの数日程度ですが、それでも君が、用もないのに読みもしない本をわざわざ買って、長蛇の列を並ぶような男ではないことくらい、分かります。君は、良くも悪くも素直ですから」「へ、どーせ俺は単純だよ」「おや、せっかくオブラートに包んだというのに、自ら溶かしてしまうとは」「馬鹿にしやがって」「馬鹿になどしていませんよ。話を続けます。君は本に自分の連絡先を書いた紙を挟んだ。僕に用があると思うのは、自然でしょう?」「あー、その、なんだ。用ってほどじゃねーけど、また、ヤりてーなって思ってよ」 本来の目的はあの日々が現実だったか確認するためだったが、先程までの会話で分かった。だったら、もうひとつの要件を伝えるまでだ。 朱音はクスクス笑う。その笑みを見て、馬鹿なことを言ってると思われたと思い、諦めようと考えた。「いいですよ」「マジで!?」 OKをもらえたことに驚き、思わず立ち上がる。「はい。ちょうど新しい担当に、BLを書いてみないかと言われていますので」「びー、える? なんだそれ」「ボーイズラブの略です。男性同士の色恋などを題材にしたジャンル、とでもいいましょうか」「要はホモ本ってことか」 修也は同性同士の恋愛をよく思っていなかった。それでも、朱音を抱ける口実ができるのなら、なんでもいい。 あの後女性を何人か抱いたが、妙に物足りなさを覚えていた。もう一度朱音を抱けば、何が足りないのか分かるような気がしている。「あはは、そういうことになりますかね。せっかくですし、場所を変えましょうか。ここは僕がごちそうしますよ」「いいのか?」「せっかく会いに来てくれたことですし、年下に身銭を切らせるわけにはいきませんから」 会計に向かう朱音の背中を、修也は固まって見ていた。「年下って……。マジか……」 亜理砂から、未成年で作家デビューする人がいると聞いたことがあった。朱音の幼い顔つきを見て、彼もそのクチで年下と思い込んでいたのだ。「なぁ、アンタいくつなんだ?」「28です。君達からすれば、おっさんですかね?」 可憐に笑う朱音を見て、言葉を失う。確かに修也をはじめとした大学生は、20代後半をおじさん・おばさん認定する悪い癖がある。だが、年齢を聞いても、朱音がおじさんとは思えなかった。「見えねーよ」「でしょうね。未だに年齢確認さ
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16話

「なぁ、金……!」「結構ですよ。取材も兼ねているので。お風呂、沸かしてきますね」 朱音は浴室に行ってしまった。「ガキ扱いされてるみたいで腹立つな……」 女遊びをするほど軽薄ではあるが、幼い頃から「お金のことだけはしっかりしなさい」と言い聞かせられてきたため、全部奢られるのは落ち着かない。「なぁ、やっぱ少し払う。落ち着かねーし」 戻ってきた朱音に言うと、彼はクスリと笑った。「アキトくんって、変なところしっかりしてますね」「おふくろから、金のことはしっかりしろって言われてるんだよ」「素敵なお母様ですね。ですが、本当に気にしないでください。経費で落ちるので」「こんなことに経費使っていいのかよ……」「言ったでしょう、取材だって。それにしても、意外でしたね。君は女性にしか興味がないと思っていました」「まぁ、そうだけどよ……。最近、女抱いてもつまんねーっつーか……」「君は罪作りですね。そうだ、バイトをしませんか?」「バイト?」 脈絡のない唐突な話題に、素っ頓狂な声が出る。「君は女性に慣れているようですので、様々なデートスポットなどを知っているのではありませんか?」「まぁ、そうだけど。なんで俺が女に慣れてるって分かるんだよ」「先程の会話で気づかない人はそうはいないと思いますよ。僕達が解放されたのは、約1週間前。その短い期間で女性を抱いたということは、普段から女性と遊んでいるのでしょう。言い方からして、彼女ではなさそうですしね」「お前、すげーな……。ただの変態だと思ってたわ」「あはは、君は素直ですね。それで、バイトの内容ですが、BLが書き終わるまで、僕のレンタル彼氏になってくれませんか?」「はぁ!?」 今日1デカい声が出ると、朱音はおかしそうに笑う。「なんで俺なんだよ? 確か、そういうサービスあったろ。そっち使え」「残念ながら、同性の利用は不可なのですよ。もし仮に利用できたとしても、デートして終わりです。けど、君となら寝ることも可能でしょう? それに、デートスポットも知っている。うってつけではありませんか」「やってくれそうな奴いねーの? セフレとか」「セフレなどいませんよ。君じゃないんですから」「そーかよ。他にいねーの? ゲイ仲間とかよ」「君は僕を誤解している。僕はゲイではありません」「じゃあ、なんでケツ使えんだよ?」「
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17話

 バイト代と仕送りがあるとはいえ、遊びたい盛りの大学生にはいくらあっても足りない。朱音の申し出は、魅力的だ。「分かった、引き受ける」「ありがとうございます」 風呂が沸くと、朱音は先に入る。「アイツ警戒心なさすぎだろ」 修也は呆れ返りながら、彼が置いていったカバンを見る。相手がシャワーを浴びている最中に金を盗むのは、よくある話だ。修也は被害に遭う前から、バイト先の先輩にそういうことがあることと対処法を教えてもらっていたので被害に遭ったことはないが、何人かの友人は合コンでお持ち帰りした相手にやられたと嘆いていた。 特に朱音のように金があることを口にした人は被害に遭いやすい。 そうならないよう、ホテル側は支払いが終わるまで自動ロックがかかるようにしているところが多いが、このホテルのように先払いだと、自由に出入りできてしまうことが多い。 試しにドアを開けに行くと、難なく開いた。「上がりましたよ」 バスローブ姿の朱音が、髪を拭きながら出てくる。その姿が妙に色っぽい。「俺も汗流してくるわ」「はい、行ってらっしゃい」 修也は財布からジップロックを出すと、財布を入れた。先輩は財布にジップロックかコンドームを入れて、それをかぶせて風呂場に持っていけとアドバイスしてくれていたのだ。「そんなことしなくても、大学生の財布なんて盗みませんよ」「クセなんだ、気にすんな」「そうでしたか」 軽く汗を流してから戻ると、朱音は本を読んでいた。「おや、はやいですね。そんなにシたかったのですか?」「ちげーよ。軽く汗流しただけだから、時間かかんねーの」 修也はざっと体を拭くと、腰にバスタオルを巻いてフェイスタオルで紙を拭きながらベッドに向かう。すぐに抱くつもりでいるため、バスローブを着るつもりなどない。 タオルを投げ捨てベッドにあがると、朱音に覆いかぶさる。「ふふ、ムード作りはしないんですね」「男相手に必要ねーだろ。女みたいなこと言うな」 悪態をつきながら朱音のバスローブを脱がせると、赤みがかった乳首がすでに固くなっていた。「このド変態。まだなんにもしてねーのに、乳首勃てやがって」「んうぅ……♡」 乳首に甘咬みをすると、朱音は悩ましげな声を上げる。(あークソ! なんで俺は媚薬飲んでねーのに、男相手に欲情してんだよ) 自分の変化にイラつきながら、朱音
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18話

 朱音の腹部に、彼自身の精液がかかっていた。両腕はシーツを握っているため、自分で慰めたりはしていないはずだ。「うっわ、引くわ。喉奥犯されて射精したのかよ? ドМだな」「え? あ……。こんなこと、初めてです……」「はっ、どーだか」 朱音の足元に移動すると、彼の足を大きく広げさせながら持ち上げる。無防備な縦割れアナルが、誘惑するようにヒクヒクしていた。(はぁ……。男のケツ穴なんか、きたねーだけだってのに……) 心の中で自分に言い聞かせるも、魅力的に見えて仕方がない。朱音の腹にぶちまけられた精液を指先ですくうと、彼のアナルに塗りたくる。「んうぅ♡ あ、ああっ♡」 試しに指を1本沈めてみると、朱音のアナルはすんなり飲み込んだ。「はぁ、エッロ……。お前、マジで男かよ?」「あ、んんっ♡ 男、ですよ……? ひゃうぅ!?」 指を進めていくとコリッとしたものに当たる。そこに触れると、朱音の体は大きく跳ね、甲高い声を上げた。「お、これが気持ちいいのか?」「あ、ああっ♡ それらめぇ♡ んぐ、ひっ、ああぁっ♡」 反応が面白くて、指を増やして強く押したり挟んだりしてみる。その度に朱音は激しく反応し、いつの間にか表情がとろけきっていた。「お前、マジでエロいな……。もう入れるぞ」「ま、待って……。少し休ま、あああっ!」「休ませるわけねーだろ。甘えんな」 修也は一気にペニスを押し込み、遠慮なく腰を打ち付ける。女性相手だったら様子見をしながら進めるが、相手は男だ。手加減してやる義理などない。「ひぎっ、ああああっ♡ は、激し、いぃ♡」「あ? 激しいのがいいんだろ? このド変態作家がよぉ!」 まるでオナホでも扱うかのように、容赦なく突いていく。ひどいアヘ顔を晒しながらよがる朱音に、加虐心が満たされていく。(あー、これだよこれ。女相手じゃ、ここまでできねーもんな) 自分より社会的地位がある男が、自分に犯されてドロドロになっていく様は、見ていて気持ちがいい。「気持ちいいか?」「ひゃい、んああっ♡ 気持ちーれしゅ♡ あ、ああっ♡」「よかったな、ド変態が。オラ、もっと締めろ!」「きゃうぅ♡」 柔らかな尻肉を叩けば、子犬のような声を出してアナルを締め付ける。それが愉快で仕方がない。試しにコリッとした部分を突き上げると、朱音は声にならない声を上げてのけぞった
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19話

 気づけば夜になり、外はネオンできらびやかに彩られていた。「はぁ、あぁ……♡ ふふ、若い子は、すごいですねぇ」「意識ぶっ飛んだかと思った」「かろうじて、起きてますよ。それにしても君、女の子相手にもああなのですか?」「ちげーよ。女だったらもっと丁寧に扱うっての」「そうですか。ならいいのですが。こんなに余裕のないセックスは、いつ以来でしょう……」 朱音は目を細め、過去を懐かしむように言う。当たり前ではあるが、彼も過去に複数の人間と関係があったようだ。「男相手か?」「あの部屋でも言ったでしょう。本物を相手にするのは、君が初めてだと。まぁ、男性の恋人がいたことはありましたが」「へぇ、やっぱホモなのか?」「違いますって。僕はパンセクシャルなだけです」「パン? ゲイセクシャルだの、バイセクシャルだのは聞いたことあるけど、なんだそれ」「相手の性別に関係なく、好きになった人が好き、とでもいいましょうか」「バイとどう違うんだ?」「バイセクシャルの方が愛するのは、男性か女性です。パンセクシャルは、好きになれば相手の性別も、性自認も気にしないんですよ」「よくわかんねーけど、誰でもいいってことか?」「語弊がありますが、そういう認識でいいですよ。なので、僕は過去に男性とも交際したことがあります。当時は、男性同士のセックスの方法など知らなかったので、プラトニックな関係でしたけどね」「へぇ……。よくわかんねー世界だ」「無理に理解する必要もないでしょう」 朱音はルームサービスのメニュー表を手にとって見ると、修也に手渡した。「おなかが空きました。僕はたぬきうどんで。君も好きなものを頼みなさい」 それだけ言うと、朱音は浴室に入っていった。修也はステーキとうどんを注文すると、仰向けに寝転んだ。(なんであんなに気持ちよかったんだよ……) 朱音とのセックスを思い返す。今まで多くの女性と関係を持ってきたが、あそこまで夢中になったのは、朱音が初めてだ。その事実に戸惑いを隠せない。 しばらくすると朱音が浴室から出てきた。入れ替わりで修也も身を清める。修也が浴室から出ると食事が届いており、ふたりで食べてから向かい合って座った。テーブルには1枚の紙。「あとで言った言わないでトラブルになるのは避けたいので、契約書を書こうと思いました」「へぇ、しっかりしてんのな。で、
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20話

 翌朝、ふたりはコンビニで朝食を買うついでに契約書を印刷すると、イートインスペースで食事をしながら契約書にサインをする。「これで契約完了ですね。1枚は君が持っていてください」「ん」 契約書を受け取ると、適当に折ってポケットにつっこむ。どうせ朱音が大事に持っているだろうから、適当でいいと思った。それに、重要書類を持つのはめんどくさい。「アキトくん、契約書は大事に扱うものですよ。僕との契約書はそれで構いませんが、ほかのお偉いさんや会社と契約する時は、丁重に扱ってくださいね。でないと、印象が悪くなりますから」「うっせー」「ふふ、反抗期ですか? けど、大事なことですよ?」「朝っぱらから説教なんざ聞いてられるか」「それは失礼。では、僕はそろそろ行きますね。それと、昨晩の分も」 朱音は封筒を修也の前に置くと、コンビニを後にした。「マジか、ラッキー」 封筒を開けてみると、中には5万円入っていた。「おいおい、デートなんかした覚えねーぞ。ま、いっか」 現金を財布に移し替えると、ゴミと一緒に封筒を捨ててコンビニから出る。「あれ、修也?」 声をかけられてそちらを見ると、リリカがいた。リリカがセフレのひとりで、風俗嬢を生業としている。惚れっぽい性格で、担当ホストと歩いている時に偶然修也を見つけ、担当ホストよりも顔がタイプだからと逆ナンしてきた女性だ。 修也は金をせびってこないから最高だと言い、頻繁に会おうとしてくる。正直鬱陶しく感じて、そろそろ縁を切りたいと思っていたところだ。「偶然じゃん! ね、これから暇? デート行こー! めっちゃ可愛い映えスポット見つけたんだよねー」「あー、わり。大学忙しいから無理」「えーいいじゃーん。そんな真面目くんじゃないっしょ。ね、あーしと遊ぼ」 腕に絡みつかれ、思わず振りほどく。力強く腕を振ったせいで、リリカはその場で倒れてしまう。「いった! ねー、ちょっとひどくない?」「うるせー! 忙しいって言ってんだろ。あと、お前といるの疲れた。他のセフレで充分だわ。じゃあな」 冷たく言い放ち、すたすたとその場を離れる。後ろから何か聞こえるが、聞こえないふりをして駅に向かった。 一度アパートに帰ってから、大学に行く。講義が終わってからスマホを見ると、朱音からラインが来ていた。『ここに行きたいのですが、いつ空いてますか?』
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