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Lahat ng Kabanata ng 媚薬ライフから始まる恋: Kabanata 21 - Kabanata 30

37 Kabanata

21話

 大学を終えて早めにバイト先のエリュシオンに行くと、マスターがパソコンに向かい合っていた。「おはよう、アキトくん。はやいね。忘れ物でもあった?」「いや、シフトできてるかと思って」「ちょうどできたところだよ。これでいい?」 マスターはオフィスチェアごと横にズレ、修也に画面が見やすいようにしてくれた。修也のシフトは3日のみ。女の子と遊ぶ日が欲しいから、基本的週に3日しか入らない。「はい、大丈夫です」「じゃ、これで印刷しちゃうね」 マスターが印刷している後ろで、朱音に空いている日をラインで伝える。すぐに既読がつき、返事が返ってくる。『水曜日でいいですか?』『了解』『6時半待ち合わせでどうでしょう? 夕飯は水族館でと考えています。リクエストがあればそちらにしますよ』『水族館で』『分かりました』 やり取りを終えると、スマホをモバイルバッテリーに繋いでバーテン服に着替える。 水族館デート当日、ふたりは現地で待ち合わせをしていた。どうやら朱音は先に来ていたらしく、ラッコの像の前で待っていた。修也に気づくと、微笑んで手招きをする。「随分早いな」 修也はスマホで時間を確認する。まだ待ち合わせの5分前だ。「チケットを買っておきたかったので。はい、どうぞ」 朱音はチケットと共に封筒を手渡してくる。「ん、ありがとな。んじゃ、行くか」 手を差し伸べると、朱音はきょとんとする。「女の子とデートするみたいにしてほしいんだろ? だから、手」「そういうことでしたか。ありがとうございます」 朱音は自分の手を修也の手に重ねる。朱音の手は華奢で、力加減を間違えたら潰れてしまいそうなほど心もとない。「手、小さいな」「よく言われます。アキトくんは、ここに来たことはありますか?」「あぁ、何回かな」「流石ですね。では、エスコートお願いします」「任せろ」 ふたりで入館すると、床の矢印に沿って見て回る。ほとんどの水槽が鮮やかにライトアップされ、幻想的な雰囲気だ。他のカップル達ははしゃぎながら見て回っている。 一方朱音は、水槽の前で立ち止まっては、「綺麗ですね」「来れてよかったです」など、ぽつりと一言言うだけ。修也としては、静かな朱音を連れて歩く方が気楽だ。 レストランに入ると、雑談しながら食事をする。話の内容も「女ウケいい話題を」と気にすることなく、気兼
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22話

 それからふたりは、何度かデートをし、体を重ねたりもした。契約で決めたわけではないが、暗黙の了解でキスをしたことはない。「君って、意外と紳士的ですよね」「なんだよ、急に」 カフェでデートをしていると、朱音がぽつりと呟いた。「初めて関係を持った時、乱暴だったでしょう? なので、ここまでよくしてもらえるとは思いませんでした。デートなどせず、ホテルで集合して解散して終わるばかりかと」「俺だってデートくらいできるっての。それに、ホテルばっか行ってちゃ、小説の参考とやらにはならねーだろ?」「そうですが、君にはそこを気にするメリットなどないはずです。契約書にも、違反だと書いてありません。それに、ホテルに行く回数も、思ったより少ないことに驚いています」「お前、こんなところで……。まー、なんつーか、女に困ってねーからな」 そっぽを向いてぶっきらぼうに言うが、朱音とのデートが楽しくて仕方なかった。契約開始してから、女性と遊んだのは2、3回程度で、朱音と会っている方が多いくらいだ。だが、悟られたくなくて、女性と遊んでいたと嘘をついてしまう。(俺はホモじゃねーんだ。コイツといて楽しいのは、近くにいないタイプってだけ) そう自分に言い聞かせながら、コーラを飲むとアラームがなる。「いっけね。そろそろバ先いかねーと」「お気をつけて」「あぁ、またな」 手を振って別れると、エリュシオンに向かう。バックヤードには、既に着替え終えた春香がいた。春香は26歳の女性バーテンダーで、エリュシオンでも常連から人気がある。修也の先輩でもある彼女は、空き時間にカクテルの作り方を教えてくれることがある。ちなみに彼女の源氏名はミキだ。「おはよ、アキトくん」「あ、ミキさん。おはようございます」 挨拶を返すと、春香はまじまじと修也の顔を見つめてくる。「な、なんすか」「いやぁ、最近のアキトくん、すごく楽しそうだなって。なんか、生き生きしてるよね」「はは、何言ってるんすか。いつもと変わりませんって」「そう? 前より楽しそうだから、恋人でもできたのかと思った」 恋人という言葉に朱音が脳裏によぎり、否定するように首を横に振った。「いやいや、ないない! 俺、彼女とか作らない派なんで! それはミキさんも知ってるじゃないっすか」「てっきり、相手でも見つかったのかと思ったのに。いい子見つ
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23話

「シマちゃん何飲む?」「そうだな、あまり強いものじゃなければ……」 親しそうなふたりに、胸が痛む。思えば、修也は彼のペンネームしか知らない。「シマちゃん」というのは、本名から来たあだ名なのだろう。それに、タメ口の朱音だって、見たことがなかった。(ソイツと契約すればよかっただろうが) そう思いながら、ふたりにメニュー表を差し出す。「この一覧のカクテルなら、アルコールは控えめで飲みやすいですよ。右側にいくにつれて、アルコール度数が高くなっていきます」 朱音はメニュー表を指さしながら説明する。エリュシオンでは、酔わせてお持ち帰りするのを防ぐために、カップルや初心者にアルコール度数順に並ぶメニュー表を用意し、説明するようにしている。もちろん、メニュー表にないカクテルも作れる。「これはありがたいですね」 朱音が度数の低いカクテルを指でなぞっている様子を見て、内心安堵する。男を見ると、つまらなそうにメニュー表を見る朱音を見ていた。(なんだよ、コイツ……) キッチンから食欲がそそるにおいがする。いつもならすぐに行って今日のまかないを確認するが、今はそれどころではない。ふたりを監視しながらグラスを磨いたり、他の客のカクテルを作ったりする。自分でもふたりを気にするのは馬鹿らしいと思うが、気になって仕方がない。(コイツ、朱音に触りすぎだろ……) 男はことあるごとに朱音の肩や背中を触っているように見えた。男同士なら相手の肩や背中に軽く触ったりすることはあるが、それにしても頻度が多いように見える。頭まで撫でるのだから、気が気じゃない。(なんで俺がこんなに気にするんだよ……) モヤモヤは強くなる一方で、いよいよ表情を作るのも難しくなってきた。「アキトくん、まかない食べてきな」「はい」 春香に言われ、キッチンでまかないを受け取り、バックヤードに持っていって食べる。監視カメラでふたりを見ながら食べるまかないは、ほとんど味がしなかった。 休憩を終えて戻ると、ふたりはまだいる。小声でほとんど聞こえないが、ふたりは会話を楽しんでいるようだ。(なんで俺がこんなにイライラしなきゃならねーんだよ) 再びイラつきはじめ、怒りを押さえながら雑用をする。しばらくしてふたりが帰ると安堵するのと同時に寂しく思う。 バイトが終わってスマホを見ると、朱音からラインが来ていた。
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24話

 エリュシオンで会ってから、修也は朱音を避け続けた。デートの誘いを受けても、大学や女遊びを理由に断ってばかりだ。朱音は『そうですか』や『またの機会に』と返信してくるだけで、修也を探ってくる様子はない。程よいはずのこの距離感がもどかしく思う。「はぁ、クソ……!」 最近の修也は、朱音と連絡をした後に荒れ気味だ。どうしてこんなにイライラするのか、その理由すら分からない。それが更にストレスを生み、イライラを増長させていく。 そんな矢先、友達と呑んで解散した後、修也はひとりで夜道を歩いていた。すると、ふたりの酔っぱらいに絡まれた朱音を見つける。「お前、男のくせにかわいー顔してんな」「やべぇ、今なら男相手でもヤれそうだわ。ちょっと付き合えよ」「お断りします」「んだとぉ!?」 酔っ払いのひとりが、朱音に腕を振り上げる。修也は咄嗟に朱音を抱き寄せ、酔っぱらいを蹴り飛ばした。「いってぇ!」「んだよ、てめぇ!」「黙れ、虫けらが! これ以上しつけーと、人呼ぶからな」 修也はスマホケースから、1枚の名刺を出した。それは常連のヤクザからもらった名刺で、面倒事に巻き込まれたらこれを出していいと言われている。「チッ、行くぞ……」 酔っ払い達は名刺を見ると舌打ちをしてどこかに行った。「あの、ありがとうございます……。その名刺は?」「あー、常連のヤクザからもらったお守りだ。それよりお前、なんでこんなところひとりで歩いてんだよ。この時間じゃさっきの酔っ払いみたいなのがうろうろしててあぶねーぞ」「取材で変わったラブホテルに行ってきた帰りなのですが、道に迷ってしまいまして」「ったく、しかたねーな。こっちに来い」 朱音の腕を強引に引き、ホテルに入る。「あの……! 今手持ちが……」「うるせぇ。黙ってついてこい」 フロントで鍵をもらって部屋に入ると、朱音を乱暴にベッドに押し倒した。「……っ! アキトくん、待ってくださ……」「黙れって言ってんだろ」 服を剥ぎ取ると、乳首に歯と爪を立てる。「ひぃっ!? い、痛い!」「あ? ドМなんだから気持ちいいだろうがよ」 下も無理やり脱がせると、うつ伏せにして尻肉をかき分ける。縦割れアナルはいつもよりきつく閉じてるように見えるが、関係ない。修也は下だけを脱ぐと、慣らしもローションも無しに怒張したペニスを押し込んだ。「ひ
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25話

「悪かったよ、色々と。会いたくないなら、もうこれで終わりでいいから」「……」 いくら待っても、朱音からの返事は返ってこない。当然だ。あれだけひどいことをしたのだから。「そうかよ」 自業自得だと分かっていても、つい朱音に当たってしまう。本当は引き止めてほしかった。服を着直してる間も、朱音は動かない。修也は財布から5千円札を出すと、テーブルの上においた。「ホテル代、ここに置いとくから」「……」 もう一度声をかけても、朱音は何も言わない。修也は舌打ちをしてホテルから出ていった。「あー、クソ! 気分わりぃ」 修也はよく行く居酒屋をはしごして、浴びるように酒を飲み続けた。いつもなら2軒目でだいぶ酔いが回るはずだが、今日はいくら呑んでも酔えない。それどころか、頭は冴えて、どうしても朱音のことを考えてしまう。「はぁ、ムカつく……」 これ以上飲む気になれず、コンビニで水を買い、がぶ飲みしながらアパートに帰った。 翌日、修也は頭痛で目が覚めた。完全に二日酔いだ。「クッソ頭いてぇ……」 スマホで時間を見ると、14時過ぎ。おまけに充電も10%しかない。「げ……」 修也はスマホを充電すると、買い置きしていたしじみの味噌汁を作り、オレンジジュースを飲んだ。 バーで働き始めた頃、オレンジジュースとチョコレートには、アルコールを分解する力があると教わった。二日酔いにしじみの味噌汁がいいと教えてくれたのも春香だった。 オレンジジュースと味噌汁を飲みながら、今日の講義は何があったか思い出す。だが、この状態で外に出ようなんて気力はなく、今日はこのまま休むことにした。 飲み終わって横になってスマホを見ると、朱音からラインが来ていた。『会いたいです』 ただ一言、それだけ。「どの面下げて会えばいいんだよ……」 昨晩ひどい抱き方をしてしまった。それも、ただの八つ当たりで。会いたい気持ちはある。だが、それと同じくらい、会いたくない気持ちも混在していた。「はぁ、だり……」 考えた末に、『そのうち』とだけ送り、他の女性に連絡を入れた。今はただ、気を紛らわせたかった。 それから修也は、大学にいる以外は女性と遊ぶかバイトをするかで、スケジュールを埋め尽くした。時々ラインを見るが、朱音から連絡はない。 ラインを見ては忘れるように女性を抱き、女性を抱いては朱音からライ
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26話

 朱音と連絡を取らなくなって1ヶ月が経とうとした頃、朱音が来店した。気まずさから窓際の席にでも案内しようと思ったが、修也は手が塞がっていたため、他のスタッフが彼を案内した。あろうことか、カウンター席に。 カクテルを運び終えて戻ると、朱音と目が合う。「お久しぶりです」 朱音はにこりほ微笑みかけ、声をかけてくる。いつかは話さないといけないと思ってはいたが、このタイミングで話したくはなかった。 だが、それは自分のエゴで、朱音のことを待たせていることも分かっている。「なんで来たんだよ……」「なかなか返事がもらえなかったので。どうしたんです? 君らしくもない」 まるで自分のことを分かりきったような言動に、少しイラッとする。それなりに関係は続いているが、不純な動機で続いているだけだ。それに、お互い本名を知らない。そんな状態で自分について知ったかぶりされたようで、気分が悪い。「どういう意味だ?」「君は良くも悪くも素直な人です。嫌なことは嫌とはっきり言うでしょう? それなのに、音沙汰がない。なにかあったのか心配になりまして」「余計なお世話だ」「そうですか」 冷たく突き放すように言うと、朱音は寂しそうに笑う。胸が痛んで目を逸らした。「はぁ、悪い。ここじゃアレだし、仕事終わってから話せるか? あと1時間で終わる」「分かりました。適当にホテルを取って待ってます。その前に、カシスソーダを1杯頂けますか?」「ん……」 修也は短く返事をすると、カシスソーダを作り、お通しと一緒に出した。 朱音は手帳に何か書きながら、カシスソーダをちびちび飲む。仕事をしていてまじまじと見るわけにはいかなかったが、おそらく仕事で必要なことでもメモしているのだろう。 朱音がいる間は妙に落ち着かなくて、できるだけキッチンの手伝いをしていた。 30分もすると、朱音は会計を済ませてバーを後にした。(いい加減、腹くくらねーとな……) 寂しげな朱音の背中を見ながらそう思うが、覚悟を決めきれない自分がいる。
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27話

 バイトを終えてバックヤードでスマホを見ると、女性からの連絡にまぎれて、朱音からのラインもあった。ラインを開いてみると、ホテルの名前と部屋番号のみが書かれていた。 修也は着替えを済ませてから挨拶をして出ると、コンビニに立ち寄ってチョコレートを購入した。 朱音と何度かデートをしてきたから、彼の食の好みはある程度分かる。朱音は飲食店に入ると、決まってチョコレートスイーツを注文するのだ。 できればちゃんとした店のチョコレートを贈りたいところだが、夜遅くまでやってるスイーツ店などない。 ホテルに入ってフロントに連れが先にいることと部屋番号を伝えてから、エレベーターに乗る。その間、朱音に何を言おうか考えたが、思いつくことなくエレベーターが止まってしまった。 ゆっくり歩いて無駄な時間稼ぎをしながら、部屋の前に行く。スマホと部屋番号のプレートを交互に見て確認すると、深呼吸してからドアをノックした。 ドアはすぐに開き、バスローブ姿の朱音が出迎えてくれた。「お待ちしておりました。さあ、どうぞ」「おう……」 室内に入ると、ソファに座る。あらかじめお湯を沸かしていたらしく、朱音は備え付けの珈琲を淹れて出してくれる。「ありがとな。それと、これ……」 修也はチョコ菓子がいくつも入ったビニール袋を、朱音に差し出す。彼はビニール袋を受け取ると、不思議そうに首を傾げる。「これは……」 「お詫びだよ。本当は、もう少しマシなの用意したかったけど、この時間じゃ、コンビニしかやってなくてよ……。この前は悪かったな。むしゃくしゃして、お前に当たっちまって」「いえ。君に助けてもらえなかったら、どうなっていたか分かりませんから」 あれだけひどいことをしてしまったというのに、笑って流そうとする朱音に胸が痛む。罵ってくれたほうがどれだけ気持ちが楽になることか。「なんで笑ってんだよ。俺、お前にあんなにひどいことしちまったのに」「気にしません。僕としては、なかなか会ってもらえなかったほうが気がかりです。僕、君が嫌がるようなことでもしてしまいましたか?」 朱音は寂しそうな上目遣いで、修也を見上げてくる。庇護欲が刺激されるその顔に、罪悪感が強まっていく。「そんなこと、ねぇよ。ただ、俺の気持ちの問題っていうか」 目を逸らし、頭をガシガシかきながらそれだけ言う。この期に及んで、まだ本音
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28話

「なぁ、久しぶりに抱いてもいいか? 今度は、優しくする」「えぇ、もちろんどうぞ。それを期待して、汗を流して待ってたんです」「なんだよ、それ……」 朱音のいじらしさに頬が緩みそうになり、彼の首筋に顔を埋めてごまかした。「お前が女だったらいいのに」「そればかりはどうしようもありません」「分かってる」 首筋を甘咬みすると、朱音は甘い声を零す。もっと聞きたくてバスローブをはだけさせて乳首を吸い上げると、朱音は体を小さく震わせた。「あ、んんっ♡ ふ、はぁ……♡」「お前、その辺の女よりよっぽど色っぽいよ」「それはどうも。んっ♡」 朱音の薄い胸を揉み上げるが、掴めるものなどほとんどない。無類の巨乳好きだったというのに、今はこの薄い胸がいい。 乳首を吸い上げ、もう片方を指先で転がせば、朱音は甘く切ない声を上げる。「んぅ、はぁ……♡ あぁっ♡」「あぁ、ヤバい……。しばらくヤれてねぇから、もう我慢できねぇよ……」 朱音の足を大きく開かせ、アナルに指を這わせる。今すぐにでも入れたいが、潤滑剤無しでは厳しいだろう。「ちょっと待ってろ」 アダルトボックスを見つけると、ローションを購入する。他にはローター、バイブ、クリップローター、アナルパール、手錠、口枷、目隠しのセットが売られていた。 修也はそれらをいくつか購入してからベッドに戻る。「アキトくん、それは……」「普通のセックスじゃ、満足できねーだろ?」 朱音の両手を頭上でひとまとめにして手錠で拘束すると、目隠しと口枷をつけた。こういったものを相手につけると、自分が一方的に好きにできるのか視覚でも分かって興奮する。「安心しろよ。今回はちゃんとほぐしてやるからよ」 ローションをアナルに垂らすと、アナルパールをゆっくり押し込んでいく。玉が出入りする度に、朱音のペニスがビクビク震えていやらしい。「んぅ、ふっ♡ んむぅ♡」 朱音のくぐもった声が腰に来る。今すぐ犯したい衝動を押さえながらアナルパールを抜き、今度はローションを垂らしたバイブを押し込む。「んっ♡ んんっ♡」 バイブを入れただけで朱音のペニスから我慢汁が溢れてくる。スイッチを入れると、朱音は大きくのけぞった。「んんぉっ♡ おおぉっ♡」「はぁ、マジでエロいな……。我慢するの大変なんだからな」 朱音の乳首をつまみながらバイブを動かす。バ
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29話

 数日後、ふたりは植物園でデートをしていた。静かな場所でデートしたいという朱音の要望で、修也が見つけた穴場スポットである植物園に来ることになったのだ。 この場所は客が少ない上に、広々としているから他の客と会うことも少ない。それに、種類は少ないとはいえ、カフェもある。疲れたらカフェで涼めばいい。「すごい……! 熱帯雨林を日本で見られるなんて……」 今ふたりが歩いているのは、熱帯雨林を再現したコーナー。大きな透明アクリル板でできた施設内は冬でも蒸し暑く、熱帯に生息する植物に適した環境を作っている。「でも、意外です。君が植物園に行くような人だなんて」「あ? あー……。ま、俺も滅多に来ないんだけどな。大学生も大変なんだよ。テンション高いダチと遊んだり、女共の相手したり。街歩けば、知り合いに会うことも結構あるし。だから、そういう時はいつもここ来てんだ。ここなら、知り合いと会うなんてこともねーしな」「そこまで充実してる大学生、そうはいないと思いますが……。でも、嬉しいです。そんな場所に連れてきてくれて」「お前は賑やかじゃねーからな。会ってもウザくない」「ふふ、そうですか」「この辺で休むか」 中間地点にある東屋を見つけると、ふたりで腰掛ける。朱音はそっと、修也の肩に寄りかかる。「おい……」「いいでしょう? どうせ人が来ないんですから。僕の目的は、男性同士の恋愛を体験すること。これくらい、付き合ってくださいよ」「仕方ねぇな。人が来るまでだぞ」「はい、分かってます」 朱音の返事を聞くと、修也は彼の肩に手を回す。「アキトくん……?」「こうしたほうが、恋人っぽいだろ?」「ふふ、そうですね」(こういうのも、いいな……) 穏やかな自然の中で、朱音とふたりきり。彼とふたりきりになるのはいつもホテルだ。たまには静かな時間も悪くない。(次、どこに連れてくか……) 朱音のぬくもりを感じながら、次のデートプランを考える。デートプランを考えるのは慣れてはいるが、正直面倒だ。女性ひとりひとりの好みが違うから、それらに合わせるのがめんどくさい。 だが、朱音とのデートプランを考えるのは楽しい。 全員ではないが、少しでも好みに合わないと、文句を言う女性にはうんざりしていた。それに比べ朱音は、どこに連れて行っても楽しんでくれる。 それに、男友達といて得られない安
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30話

 朱音と関係を修復して半月。未だに朱音に想いを伝えることができないでいる。心から朱音を愛してはいるが、長年同性愛差別をしていた故に、どうしても世間体を気にしてしまう。 朱音は人気小説家だ。今のところ何も無いが、修也とデートしているところや、ホテルに入っていくところをすっぱ抜かれたらと思うと、この関係を続けていいのかさえ悩む。 そんなこんなで朱音との関係も、女性達との関係も、未だにだらだら続いてしまっている。できれば女性達と縁を切りたいが、朱音に想いを伝えてフラれた後、ひとりになるのが怖くて切ることもできない。 惰性極まりない現状にうんざりするが、身動きが取れない。 今日は午後の講義がないため、セフレのひとりで同じ大学に通うミミと、カフェのテラス席で食事をしている。この後、興味のない恋愛映画を見て、ホテルに行って彼女を抱く予定だ。「わぁ、かわいー! おいしそー!」 ミミの馬鹿みたいに大きな声で現実に引き戻される。自分の前にはハンバーガーが、ミミの前にはホイップといちごがたっぷりのパンケーキが置かれている。「やっばーい、かわいすぎー! 来てよかった!」 ミミはパンケーキの写真を何枚も取ってから、SNSにアップする。それからようやくナイフとフォークを持った。「んんー、いちごおいしー。にしても、よかった」「よかったって、何がだ?」「しゅーくんが来てくれて」「なんだ、そんなことかよ」「なかなか遊んでくれないから寂しかった」「色々忙しくてさ」「そーなの? なんか、最近のしゅーくんは男の人とよくいるって噂で聞いたから、心配してたんだよ?」「心配ってなんのだよ?」「そっちに目覚めたのかなって」 ミミの発言に言葉に詰まる。まさに図星だ。だが、勘付かれるわけにはいかない。「はは、んなわけねーだろ。男同士なんて気持ちわりー。俺はバイトでアイツといるだけ。向こうだって、そんな気ねーって。それに、アイツはただの金づるだし」(あー……。やっぱ俺、アイツの隣に堂々といれねーや……) 嘘を並べながら自己嫌悪に陥る。いくら多様性の時代になったとはいえ、セクシャルマイノリティが全面的に受け入れられているわけではない。高校の頃、同級生がカミングアウトしてからいじめに発展し、転校していった。そんな前例を知っているから、なかなか踏み切れないでいる。 ガタンッ 
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