All Chapters of 心が女だったので、女の子に生まれ変わって幸せです!: Chapter 21 - Chapter 30

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第二十一話 五月二十七日(火) アユムさんと会って、幸せ!

「ユーちゃん、まだかい?」「ちょっと待って~。メイクが決まらないの~」 お父さんに急かされつつ、メイクで試行錯誤。「お母さんもだけど、女性の支度って時間かかるよねえ。向こうさん、待たせたら悪いよ?」「わかってるけど~。……どう、お母さん? おかしくない?」「うん。きれいよ。バッチリ!」 少し、時間オーバーしちゃったかな? 急いで行かないと! 今日は、アユムさんと会う日! どんな人なんだろう? 期待半分、不安半分……。 ◆ ◆ ◆ 互いに、ちょうどいいでしょうと提案したのが、駅ビルの喫茶店。初めて来たけど、落ち着いた感じのカフェ。 目印に、ジュニア向けファッション誌を机の上に置いてあります。「失礼します。マヌエルさん?」 不意に、イケメンさん……声で、女性だとわかるけど、そんな人に話しかけられました。お父さんらしき、おじさんと一緒です。「はい。もしかして、トマルナーさん?」「はい! こうして会うのは、はじめましてですね。お向かい、いいですか?」「どうぞ!」 着席して、それぞれ飲み物を注文するお二人。「はじめまして。アユム・トマルナーです」「父の、アルク・トマルナーです」 頭を下げて、自己紹介してきます。「はじめまして。ユーフラジー・マヌエルです」「父の、ジャン・マヌエルです」 こちらも、頭を下げて自己紹介。 なんだか急に、保護者同伴というのが、恥ずかしくなってくる。アユムさんも照れてる。ふふ。お互いに、お年頃ですね! とりあえず、女子中学生というのは、ほんとだったようで。私より、少しお姉さんだね。ちょっと、レィナちゃんに雰囲気が似てるかも。 その後は、子供同士、大人同士でトーク。「あの。アユムさんのお知り合いの、ユーフラジーさんって、どんな方なんでしょうか?」「教会で出会った、女の子の幽霊でね。ボクたちが、昇天させてあげたんだ」 そう言う顔は、どこか寂しげ。「幽霊ですかー。同じ名前のよしみで、一度会ってみたかったですね」 アップルティーを一口。「疑わないんだね?」「わたしも、転生してますし。アユムさんを疑うのも失礼ですし」「ボクも、転生者だからねえ。バーシ……ボクの彼女なんだけど、この子が大のオカルト好きでね……」 へー、彼女さん! アユムさんも、女の子と付き合ってるんだ! その後、互いの友人の
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十二話 五月二十八日(水) 猫ちゃん拾って、幸せ!?

「なあ、なんか猫の鳴き声しねえ?」 下校中、四人で分岐点に向かっていると、レィナちゃんが耳をピクつかせながら、そんな事を言います。 わたしも、耳を動かして音を探ると、たしかに弱々しく、仔猫らしき鳴き声が聞こえてくる。「あっちだ!」 レィナちゃんがダッシュするので、わたしたちもあとをついていきました。 すると、「優しい方、拾ってください」と書かれた、封のされたダンボールがひとつ。そこから、仔猫の鳴き声が。「うわ……。イマドキ、こういうことするやつ、いるんだな」 不快そうに、しっぽを膨らませ、眉をひそめるユシャンちゃん。「助けてあげないと」 ダンボールを開けると、二匹の、前世で言うアメショ柄の仔猫が、みぃみぃと姿を現します。「餌は、一応入ってるね。それにしても……」 エレンちゃんも、不愉快さを隠さない。「こういうとき、どうしたらいいのかな。先生に報告?」「そうだな。ちょっと、相談しようぜ」 こうして、学校に舞い戻るのでした。 ◆ ◆ ◆「猫は、置いておけないわねえ」 相談すると、先生も困った様子。うさぎ小屋、ニワトリ小屋はあるけど、そこに入れるわけにもいかないしと。「なんとかしてあげたいのは、やまやまなんだけど」 唸ってしまう先生。「うち、食べ物扱ってるから、ダメなんだよね~」 がっくり項垂れる。猫の毛って、ほんとあちこち飛ぶから、商品に入ったら大事になってしまう。「アタシも、カーリングの練習で、あまり構えそうにないしな~」 レィナちゃんも、難しい顔。「私、飼おうか?」 エレンちゃんが挙手する。「だったら、あたしも」 ユシャンちゃんも挙手。「大丈夫なの?」 先生、心配そう。「ダメって言われたら、そのときまた考えます」 エレンちゃんの言葉に、ユシャンちゃんも頷く。「じゃあ、ダンボールもう一個、持ってくるわね」 そう言って、席を外す先生。 分岐点でエレンちゃん、レィナちゃんと別れると、ダンボールを交互に抱えながら、ユシャンちゃんのおうちに向かうのでした。 ◆ ◆ ◆「ただいま。母さん、猫拾った」「こんにちは。お邪魔します」 そのまま、ユシャンちゃんのおうちにお邪魔。「おかえり。こともなげに言うね」「だってさ、捨てられてたら、ほっとけないじゃん」「ちょっと
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十三話 五月二十八日(水) 恋人と、またいちゃついて、とっても幸せ!

「そうなんだ。そっちはアメリって名前にしたんだね」 帰宅後、エレンちゃんと電話でおしゃべり。 あちらでは、猫ちゃんにアメリと名付けたようです。「うん。お父さんたちが帰ってきてないから、ケージとかまだだけどね」 エレンちゃんのご家族が、首を縦に振らなかったら、この子も、ユシャンちゃん預かりになるのかな。 それにしても、エレンちゃんの声を聞いていると、腰が砕けそうになる。「愛してるよ」なんて囁かれたら、立ち上がれなくなっちゃうかも。「ねえ、ユー」「なあに?」「愛してる」 ボンッ! 頭バクハツ! 腰、クラゲ状態!「な……なー……」 くすくすと、彼女の笑い声が聞こえる。ああ、電話口で、あのミステリアスな微笑み、してるんだろうな……。「ユー、かわいい。そういうとこ、ほんと大好きだよ」 ああ~……。もうダメ、立ち上がれそうにない。「ユーも言ってよ。愛してるって」 ひょー!? ひょおおおお!?「あ……あい……あいしてりゅ!」 噛んだ。恥ずかしい。恥ずか死で、また転生しそう。「かーわいーい! はー……ユーは、ほんとにかわいいなあ」 うにゃあ~。本気で、恥ずか死するぅ~!「ねえ。今度デートしようよ」 デート!「いいけど、どこで?」「私は、ユーと一緒なら、どこでも……と言いたいけど、あまりお金かかるとこは無理だね。ユーの住んでるあたりを、ウィンドゥショッピングなんてどうかな?」「うん! いいよ! この辺なら、案内できるし!」 嬉しくて、しっぽがピンと立つ。「じゃあ……今度の土曜日どう?」「うん、うん! じゃあ、その日に!」 名残惜しいけど、通話終了。電話代も、バカにならないもんね。 ……どうしよう。腰が砕けちゃって、ほんとに立てない。へるぷみー! ◆ ◆ ◆「わあ! エレンちゃん、黒似合ってるぅ~」「ユーのピンクも、いかにも女の子って感じでいいね」 う、嬉しい……! エレンちゃんに、女子力褒められちゃった。 何をしているかというと、玄関口でのご挨拶&服装センスの褒め合い。彼女が、うちまで来てくれたのです。 ピンクと黒は好相性! 気が合うね、わたしたち!「じゃー、行こ!」 しゅっぱーつ、ごー! ◆ ◆ ◆ うふふ。スカートの、スースーする感じ大好き! 女の子なんだって、じわっと実感が湧くんですもの! 夏は涼
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十四話 六月二日(日) レィナちゃんを応援して、幸せ!

 爽やかな日曜の朝、わたし、朝食のトーストをかじってて思いました! わたし、レィナちゃんを応援するって決めたのに、何もやってない! がーん! さすがにこれはどうかと、歯磨きし終わると、レィナちゃんに電話するのでした。「レィナちゃん! 最近ちょーしはどうですか!?」「調子はどうですかって、唐突だなあ。フツーだよ、フツー」「あ、ごめん。ちょっと焦りすぎちゃった。ユシャンちゃんとの仲!」 ふう。落ち着け、わたし。「えー? そっちもフツーだよー?」「仲は進展してないの!?」「あー、まー、フツー?」 フツー連呼ガールと化してしまったレィナちゃん。身勝手かもしれないけど、わたしは、二人の仲を進展させることに決めました!「レィナちゃん! そこは大胆アタックだよ!」「うお!? どうした急に」 いけない、大声出しちゃった。「ごめん、大声出して。でも、ユシャンちゃん振ったのはわたしかもだけど、その傷を癒せるのは、レィナちゃんしかいないんだよ!」 ザ・わがままガール。でも、ごめんなさい。わたしには、これぐらいしかできないの。「おおう……。なんか、圧が強いな」「あ……うん、ごめん」「いや、別に責めてねーけど」 流れる、微妙な間。「レィナちゃん、わたしにできることがあるなら、なんでもするから!」「おう……ほんと、圧強いな。いや、そう言われてもなあ……」「デートしようよ、デート! わたしも、昨日エレンちゃんとしたし!」 電話口から、「ええーっ!?」という、大声が流れてきたので、耳を離す。「マジか!」「マジで!」 「ほえ~……」という、呆れ声なのか、感心なのかわからない声が聞こえてくる。「進んでんなあ、ユーたち……」「だから、レィナちゃんも、この勢いで!」 また、「お、おう……」と尻込ませてしまいました。う~ん、つい力が入ってしまう。「レィナちゃん! デートプラン練ろう! ユシャンちゃんとの!」「マジで!?」「マジで!」 こうして、レィナちゃんとユシャンちゃんの、デート大作戦のプランを練るわたしたちでした。 ◆ ◆ ◆ ピンポンと呼び鈴が鳴る。出ると、レィナちゃんの姿。「よっ。じゃあ、行ってくっから」「応援してるよ!」 レィナちゃんが、さっそくユシャンちゃんのおうちに向かったので、つばの広い帽子を被る。サングラスが、こ
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十五話 六月四日(月) レィナちゃんと女子力特訓して、幸せ!

「ユー、ちょっと」 お昼休み。レィナちゃんに手招きされ、ちょこちょこと廊下についていきます。「なーに? 秘密の用事なんて、珍しいね?」「あー、あのさ。ユーんち、明日休みじゃん? で、おじさんおばさんにお菓子作り教えてもらえないかなーって……」 あらま。どうした風の吹き回しでしょう?「いいけど、なんで急に?」「ユシャンに、美味しい手作りクッキー、食べさせてやりたくてさ」 もじもじレィナちゃん。「おお! そーゆーことなら、お願いしてみるよ! 私も、お菓子作り、久々にしよっかなって思ってたし!」「恩に着る!」 仲良くハイタッチし、教室に戻るのでした。 ◆ ◆ ◆「よろしくお願いします」「はっはっは。そう固くならないで。今日作るのは、クッキーだね?」「はい!」 エプロンに三角巾姿のレィナちゃんと一緒に、お店の調理台を囲んでいます。「ユーちゃんは、私と作りましょうね」「はーい!」「じゃあ、始めようか」 材料と調理器具を用意し、お父さんの合図で、作業開始! 小麦粉やお砂糖を、計量していく。「レィナちゃん、そんなに固くならなくていいからね」「いや、やっぱりプロの監修って、キンチョーしますよ~」 お父さんにリラックスを勧められるも、肩の力が抜けないようで。「お、結構力あるねえ」「はい! ダテにカーリングやってないんで!」 お父さん、褒めながら上手に指導。「ユーちゃん、あまりよそ見しないの。お友達が気になるのは、わかるけど」「ごめんなさーい」 わたしも、生地づくりに集中しないと。 そして、型抜き。今回は、初心者向けということで、丸と四角の、オーソドックスなクッキー。「こんなシンプルなので、喜んでもらえるかな?」「おや。贈り物だったのかい。だったら、もうちょっと凝ったの教えてあげれば良かったねえ」「幸い生地はまだありますし、それで作ってみません?」 お父さんとお母さん、相談。「なにか、相手が喜ぶ形とか柄とかあるかな?」「あ、猫です! 猫がいいです!」「よし、じゃあ次はチョコペンで猫のクッキーを作ってみようね」 こうして、第一弾が冷めるのを待つ間、猫ちゃんクッキー作り。 わたしも、可愛いのつくるぞー! ◆ ◆ ◆「可愛い! ありがとうございます!」「なんのなんの。レィナちゃんが、頑張った成果だよ」 可
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十六話 六月六日(水) エレンちゃんと、例によってイチャイチャして、超幸せ!

「ねえ、ユー。今日、私のうちに遊びにこない?」 昼休み、四人で固まってると、エレンちゃんが不意にそんなことを切り出す。「え、でも……」 ちらりと、ユシャンちゃんを見る。「今更、あたしのこと、気にせんでいーぞー」 手を、ひらひら振る彼女。ほっ。「じゃあ、ユシャンはアタシと付き合ってくれよ! 今度買う服、選びたいんだ!」 向こうは向こうで、カップル同士デートするみたい。ユシャンちゃんを取られちゃったようで切ないけど、元々、わたしが選んだことだもんね。 ◆ ◆ ◆「ただいまー」「おじゃましまーす」 不思議よね。なんで他所様のお家って、違う匂いがするんだろう。不思議!「ジュース出すから、くつろいでて」「あ、うん」 カバンをソファの脇に置く。「あ、そうだ。アメリちゃんは?」「私の寝室。今連れてくるから」 オレンジジュースをソファ前のテーブルに置くと、そのまま別室に向かう彼女。 ややあって、可愛い毛玉ちゃんを抱っこしてきました。「わあ! 結構大きくなった?」「そうだね。すくすく育ってるよ」 にぃにぃ鳴いてるアメリちゃんを、抱っこさせてもらう。 温かい。ちっちゃな命が、ここにある。わたしも、いつかこの手に自分の赤ちゃんを抱いてみたかったけど。 こちょこちょ。うふ、くすぐったそうにしてる。可愛いなあ。「お世話、大変?」「それなりに。まだ、ケージから出して育てるのは危ないかな」「そっかー」 もふもふ。わたしなんて、アメリちゃんもマオちゃんも、たまにもふるだけだから気楽なもんだけど、育てるの、大変だよね。「あ、そうだ。渡そう渡そうと思ってて、タイミングがなくて」 アメリちゃんをソファに置き、紙包みを手渡す。「開けていい?」「うん」「……クッキー! 猫のもあるね。ありがとう!」 えへへ。そんなに喜んでもらえると、照れるな。「お皿に空けるから、一緒に食べよ」「ええ!? エレンちゃんのために作ったのに」「二人で食べたほうが、美味しいじゃない。ねっ?」 ミステリアスな微笑み。ああ、これには勝てないのデス。 かくして、クッキーとジュースを楽しむわたしたち。二人で、空いた手でアメリちゃんをもふもふ。「はい、あ~ん」 不意に、エレンちゃんが、クッキーを差し出してきました。これって……。「あ~んだよ、ユー」
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十七話 六月十日(日) アユムさんのお友達とも、仲良くなって幸せ!

「昨日のレィナ、すごかったね」「うんうん。でも、ある意味もっとすごかったのが、ユシャンちゃん! レィナ、がんばれー! って、喉裂けそうなぐらいの大声で」「うう、恥ずいな。だって、心の底から、応援したかったんだよ……」 今日は、みんなをアユムさんたちに会わせる日。 で、待ち合わせのカフェで、レィナちゃんの活躍を、みなで褒め称えていたのです。当人は、えっへんと自慢顔。「そりゃ、ユシャンの前でカッコ悪い真似、できないからな!」 二人の仲も深まってるようで、なにより。「そろそろかな」 腕時計を見ると、もうすぐ十一時。ちなみに、ちゃんと腕の内側に文字盤つけてるよー。うふふ、女の子!「あ、来たよ!」 アユムさんと、ほかに三人の同じぐらいの歳……一人だけ、高校生かも? って人達が入ってきたので、手を振ってアピール。「こんにちは。久しぶり。元気だった?」「はい!」 対面に腰掛けるアユムさんたち。「じゃ、まずは自己紹介しますね」 まず、わたしたちが、順に自己紹介していく。「みんな、同級生なんだね。ボクたちもだよ。ボクは、アユム・トマルナー」「バーシムレ・ストルバックです! 趣味はオカルト全般!」 黒髪ショートのお姉さんが自己紹介。「あたしは、クク・チェンバレン。趣味は……ええと、犬と戯れることかな」 ブロンドロングの、高校生ぐらいに見えるお姉さんが自己紹介。 ちょっと、趣味で言い淀んだような?「シャロン・レーベルトっす~。趣味は寝ること~」 シルバーブロンドで、ショートのお姉さんも、ゆるく、にへら~と、自己紹介。 趣味・寝ることって……。前世の、国民的アニメの主人公みたい。「ちなみに、ボクとバーシが付き合ってて……」「うちと姉さんも、ラブラブっす!」 アユムさんとバーシムレさん、シャロンさんとククさんが、それぞれ恋人繋ぎでアピール。 オープンな時代だけど、同性愛を堂々とアピールするんだなあ。じゃあ、わたしたちも遠慮なしだね!「ちなみに、バーシとは幼馴染でもあるんだ」 へー。あっちは、幼馴染同士でカップル成立したんだ。 ウェイターさんが注文を取りに来たので、アユムさんたちが、それぞれ飲み物を注文する。「ユーちゃんとエレンちゃん、レィナちゃんとユシャンちゃんもカップルかな?」 バーシムレさんに言い当てられ、ドキーン!「
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十八話 六月十一日(月) エレンちゃんと、イチャイチャラブラブで幸せ!

「また、大きくなった?」「うん。すくすく育ってるよ」 今日も、エレンちゃんに誘われて、お邪魔中。アメリちゃんも、すくすく育って、可愛い盛り! あ~……もふもふが止まらない~。「はい、あ~ん」「……あ~ん」 エレンちゃんが差し出すチョコ菓子を、ぱくっ。 相変わらず恥ずかしいけど、少し慣れてきたかな? 彼女は、相変わらず、ミステリアスな微笑みで、わたしを見ている。「ユー、可愛いなあ」「え~? エレンちゃんほどじゃないよ~」 可愛いと直球で言われて、締まらない顔で返す。「ね、ぎゅってしていい?」 ほえ!?「え、あう……。いいか悪いかで言えば、いいんだけど……」「じゃあ、アメリはちょっとこっちね」 アメリちゃんを脇に安置すると、ぎゅーっとハグされてしまいました! ひょえ~っ! なんでエレンちゃんって、こうダイタンなの!?「ユーもやって?」「あ、はい……。こう、かな」 女の子の体って、柔らかいな。女のわたしでもそう思うんだから、男の人なんか、女の子抱いたら、もうたまらないんだろうな。 わたしも、エレンちゃんと同じく、柔らかい体なわけで、女に生まれることができた喜びを、きゅっと噛みしめる。 どのぐらい、そうしていただろう。「ね、キスしよ。こないだより、もっとすごいやつ」 ミステリアスな笑みで、提案する彼女。 顔が近いから、エレンちゃんの、熱い吐息がかかる。 もちろんわたしは、顔が一気に顔がボンッと熱くなりました。「あう~……でも、アメリちゃんも見てるし……」「いいじゃない。娘に親のラブラブぶりを見せましょ」 はう~。どうしてそう、恥ずかしいこと平気で言えるの~?「YES? NO?」 真剣な表情で見つめられる。「……YES」「じゃ、目、つぶって」 言われた通りにすると、さっそく、唇に柔らかい感触が。 そして、エレンちゃんの舌が、つんつんと私の唇の間をつついてくる。 ひょ~っ! 恥ずか死ぬ! また転生しちゃう!! でも、愛するエレンちゃんの要求を、受け入れるのデス! 唇を開くと、エレンちゃんの舌がにゅるっと侵入してくる! 心臓、バクハツしそうだよぉ~っ! 舌にまさぐられるので、絡め合う。やばい、これはやばいですよ! 唾液と唾液が混ざり合い、もう、どっちがどっちのだか……。 すると、不意に唇が離される
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第二十九話 六月十二日(火) お祝いパーティーで幸せ!

「ユーちゃん、お母さん、早く行こう?」「急かさないで~」「そうですよ。女の支度は、時間がかかるんです」 お母さんといっしょにメイク中。お父さんはため息。 でも、メイクしてもバカにされないどころか、きれいって言ってもらえるの、嬉しいなあ。女に生まれて良かった!「おまたせ~」 お母さんと同時にフィニッシュ! なんか、この時点でお父さん疲れてるね。 お隣の呼び鈴を鳴らすと、ユシャンちゃんが出てきました。彼女も、いつになくおめかしモード。「こんばんは。入ってください」 というわけで、三人でおじゃましまーす!「やあやあ、今日はお祝いしてくださり、ありがとうございます」 おじさんも出迎えに来て、ご挨拶。「こちら、ケーキです」「いつも、祝い事のたびにすみませんねえ」「いえいえ、家業ですから」 なんて、お父さん同士でご挨拶。「こんばんは。お食事の用意、できましたよ」「ほいさ。じゃあ、こちらへどうぞ」 ダイニングに通される、わたしたち。 勧められて着席すると、リャンおじさんがケーキの箱を開ける。ラドネスブルグ名物、チョコレートをふんだんに使ったホールケーキ。「おお、これはいいものを」「ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると、職人冥利に尽きますよ」 どうも、大人同士の会話は堅苦しいね。「次はユーの番だなー」「そうそう! 誕生会、みんなも誘うね!」「プレゼント、なんにしよ」 考え込むユシャンちゃん。おめかしのおかげか、可愛いというよりきれい。「心がこもってれば、なんでもー」「じゃあ、ファッション誌にでもするかね」「ありがとー」 なんて会話をしてると、おじさんが、「ろうそく吹き消すよ」というので、みんなで見守る。 ふーっと息がかかると、蝋燭の火が消えたので、みんなで拍手。「いや~、また一つ歳をとったなあ」「いいことじゃないの」「あたしゃ、早く大人になりたいよ」 なんて、チャン家のみなさん。大人かー。二週目の人生では、幸せに全うできるといいな。せっかく女に生まれたんだし。 アユムさんも、前世で早くに亡くなったのが未練で、長生きが夢なんですって。 おっと、お祝いの席で思いを巡らせることじゃないね。 ケーキが切り分けられて、配られる。「それじゃ、いただきます」 おじさんの音頭取りで、ケーキに手を付ける。
last updateLast Updated : 2026-07-12
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第三十話 六月十三日(水) いちゃいちゃラブラブで、超幸せ!!

 今日も今日とて、エレンちゃんのおうちにお邪魔しています。「アメリちゃーん、もふもふ~」 はー、猫さんは癒やしだね!「そういえばさ、エレンちゃんは、いつもおうちで一人で寂しくないの?」「最近、ユーが遊びに来てくれるし、アメリもいるからね。最近は寂しくないよ」 と言いながら、アメリちゃんに頬ずり。「あ、ひらめいちゃった」「何?」「ユーに、頬ずりしていい?」 ひょおっ!?「だめじゃないけどー……けどー……」「いいんだね?」「ハイ……」 ミステリアスな笑顔で言われると、どうしても逆らえないのデス。逆らう理由もないし。「ユーのほっぺ、やわらか~い」 すりすり、すりすり。はう~、ハズカシイ! エレンちゃんのほっぺも、たいそう柔らかいです……。 はう~……。ぷにぷに天国。 猫も、親しい相手に首をすりすりしてくるけど、わたしたちにも、その習性が残ってるのかな? なんてことを、もやんと思ったり。 は~う~や~らかいよう~。「ね、前回の続きする?」 前回というと……ボンッ! ディープキス!「あは。ユー、ほっぺあっついね」「だって、だって~」 あうう~。もう、言葉で何も言えない~。「いい?」 ほっぺたをホールドされて、ミステリアスな微笑みを向けられる。「うん……」 目をつぶると、唇に柔らかいものが当たる。はう~! 舌でつついてくるので、口を開いて受け入れると、ぬるりと滑り込んでくる。 くちゅ、くちゅ……。 いやらしい音がする。すごくコーフンしちゃう!「んっ……んっ……!」 互いに、舌を絡め合う。息が苦しくなったのか、唇を一度離すエレンちゃん。もう、どっちのだかわからないよだれが、糸を引く。「はあっ……! はあ~っ……! もう一回いくね」「うん……」 第二ラウンド。くちゅっ、くちゅっ……。 気持ちいいよ、気持ちいいよお……っ! いつまでもこうしていたい。 アメリちゃんが、みゃあと鳴くけど、お構いなし。悪いママたちで、ごめんなさい。 いつまでキスしていたんだろう。夢は続かず、ピンポンという呼び鈴の音で我に返りました。「ごめん、行ってくる」 エレンちゃんがよだれを拭き、「どちら様ですか?」と尋ねると、宅配便とのこと。 のぞき窓で確認した後、ドアを開けて受け取る。「はあ、気の利かない運送会社
last updateLast Updated : 2026-07-12
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