■自宅 〈サガ〉『敵は食い止めた!』 〈アイン〉『お兄ちゃん! 回復は任せて一気に行ってぇぇ!』 〈ユージン〉『おう! オレに任せろぉっ!』 岩でできた巨人——ゴーレム——を相手に3人のキャラクターと同じく3匹の動物や妖精が俺——近藤ユウ——の目の前のモニターで戦っていた。 巨大なゴーレムの腕をこれまた巨大な盾で防いでいる金髪ロングの騎士の横を通り抜けた赤髪の戦士が派手な片手剣を振るう。 魔法を武器にエンチャントして戦う勇者のユージンが俺の操作しているキャラだ。 物理攻撃があまりきかないゴーレムだが、勇者であれば魔法を武器に付与することでダメージが通るようになる。 派手な斬撃エフェクトと共にダメージがポップアップしていった。 連撃と共に派手な音共に激しいエフェクトが出る光景は何度見ても気持ちいい。 ——Vitctory—— システムの表示がでたところで、俺はパソコンから離れて伸びをした。 壁の上の方にかかっている時計が目に入る。 23時を過ぎたところだ。 俺は慌ててパソコンに戻り、チャットメッセージを入れていく。〈ユージン〉『やっべ! 明日から新しい職場だから落ちなきゃ! じゃあ、また夜に!』 〈アイン〉『お兄ちゃん! お仕事頑張ってね♪』 〈サガ〉『じゃあ、今日はここで解散だな』 俺は我先にとログアウトをして、パソコンテーブルの傍にあるベッドへとダイブする。 一番ハマっているゲームである【Familia of Eden(通称:FoE)】はファミリアと呼ばれる【使い魔】と一緒に冒険するファンタジーRPGだ。 パーティもファミリーと呼び、一緒に過ごす仲間たちとまさに家族のようになれるゲームで俺は楽しんでいる。 もちろん、ゲーム内での結婚システムもあり、俺もいずれは相手を見つけたいと思っていた。 だって、結婚したらステータス補正が上がるんだぜ? 最強を目指す俺にとってそれは避けては通れない道である。「派遣先が見つかってよかったぜ」 ベッドに寝転びながら、俺は天井を見てぼやく。 前の派遣先が雇止めになって1か月、何とか次の派遣先が見つかったのでモヤシ生活ともおさらばだ。 何より次の派遣先は【FoE】のCMとかも作っている広告会社である。 面接を受けて、ゲームへの熱意を
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-25 อ่านเพิ่มเติม