Todos os capítulos de 10年の恋を捨てて、私は晴れ空へ歩き出す: Capítulo 11

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第11話

この3年、啓介はときおり私に会いに来ていた。いつも遠くから見守るだけで、たまに近づいてきても、穏やかに数言交わすだけだった。もう一度付き合ってほしいと口にすることもなかった。私は小さくうなずいた。「ありがとう」啓介はまっすぐに私を見て言った。「会社の主導権を取り戻し、今は株主の一人でもある。篠原は機密情報を漏らし、会社に損害を与えたことで訴えられた。業界でも信用を失って、もう以前のようには働けない」啓介は、自分の近況を静かに話した。私は「そう」と答えただけで、それ以上の感情は湧かなかった。どちらも、もう私には関係のないことだった。私の平静な様子に、啓介の目を一瞬、寂しさがよぎった。それでも、すぐに真剣な表情に戻った。「栞、あれからずいぶん時間がたった。もう過去を手放したことは分かってる。でも、俺はまだ諦められない。もう一度だけ、俺とやり直してくれないか?」久しぶりに聞く、復縁を望む言葉だった。その直後、横から明るく澄んだ声が聞こえた。「申し訳ありませんが、神谷さん。栞さんに先に想いを伝えたのは俺です。順番なら、俺が先でしょう」颯太が笑みを浮かべて歩み寄り、ごく自然に私の隣に立った。啓介を見る目には、余裕のある挑戦的な光が宿っていた。啓介も颯太を見返し、目を細めた。一歩も引く気はないらしい。「俺と栞は、10年を一緒に過ごした。俺たちが積み重ねてきたものは、君との関係とは比べものにならない」「思いの深さは、知り合ってからの年数で決まるものではありません。誰がいちばん栞さんを理解し、幸せにできるかでしょう」颯太も退かなかった。視線がぶつかり、二人のあいだに火花が散るような緊張が走った。周囲のクラスメイトも異変に気づき、興味深そうにこちらを見ながら、声をひそめて話し始めた。今にも言い争いを始めそうな二人を見て、私は困ったように首を振った。口元には、かすかな笑みが浮かんだ。二人を相手にせず、隣の友人からカメラを受け取った。「もうやめて。集合写真を撮る時間よ」そう言って人の輪の中央に入り、クラスメイトと肩を並べ、晴れやかな笑顔でレンズを見つめた。降り注ぐ陽光が、暖かく私を包んでいた。まなざしは明るく揺るぎなく、これから始まる日々への期待に満ちていた。啓介と颯太は、
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